INTERVIEW

SHURE×フレデリック

Text by Takanori Kuroda
Photo by Hayato Oishi(フレデリック)
Photo by Kazma Kobayashi(SE215)

     

発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く

4人組ロックバンド、フレデリックによるセカンド・アルバム『フレデリズム2』が2月20日にリリースされた。

前作『フレデリズム』からおよそ2年4ヶ月ぶりとなる本作は、古今東西のダンスミュージックに影響を受けたグルーヴ感溢れるリズムと、日本人の琴線に触れるどこか懐かしいメロディが融合した、これまでの路線を基軸としつつもさらにヴァラエティに富んだ内容。
モータウンのリズムやEDMの要素を取り入れつつも、一筋縄ではいかないアレンジによって「フレデリック流」ともいえる作品に仕上がっている。

フレデリック 2nd Full Album「フレデリズム2」全曲トレーラー

そこで今回は、バンドのフロントマンである三原健司(Vo.Gt)と康司(Ba.Cho)の兄弟に、SHURE 高遮音性イヤホン SEシリーズのエントリーモデル「SE215」で新作『フレデリズム2』を試聴してもらい、その聴き心地などを伺いながら、バンド結成の経緯やルーツとなる音楽、自身の楽曲の中でも思い入れのある1曲について、たっぷりと話してもらった。

SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く music190311_fredelic_6

Interview:フレデリック(三原健司/三原康司)

──まずはお二人の、音楽との出会いについて教えてください。

三原康司(以下、康司) うちは両親が音楽好きで、小さい頃から色んな楽曲を聴いて育ったんですけど、自分から進んで音楽を聴くようになったのは中学生の頃でした。中二くらいになると、自分の将来のこととか思い悩むようになって、「高校に入ったらどうなるんだろう」みたいな感じで落ち込んでいた時に、自分のことを慰めてくれたのが音楽だったんです。初めて触った楽器はベースで、そのままベーシストとして今に至るのですが、そのきっかけはクラムボンの“シカゴ”という曲でした。

三原健司(以下、健司) 僕ら双子で、小さい頃から野球でもサッカーでも、何をするにも一緒だったんですよ。中学でも一緒に陸上部に入ったんですけど、その頃から弟が音楽をやり始めて。何をするにも一緒だった弟が、なんか一人で楽しそうなことをやってるなあという感じで見ていましたね(笑)。しばらく音楽は聴く側に回っていたんですけど、康司が文化祭でベースを演奏している姿を見て、「そうか、音楽はやる楽しみもあんねや」と。それで興味を持ち、高校に入ってすぐ軽音楽部に入部しましたね。

──聴いていた音楽も、2人とも似ていたのですか?

健司 APOGEEやSUPER BUTTER DOG辺りですかね。それから、たま。個人的に、特に衝撃を受けたのが「たま」でした。小学生の頃はずっとJポップを聴いていたので、その耳で聴いた時にとにかくビックリしたんですよ。あまりにも異彩を放っているし、そもそも普通のバンド編成じゃなくて。「そうか、音楽ってこんなに自由なんや」と思いましたね。4人とも曲を書いて歌えるのもカッコいいと思ったし。初期のフレデリックはかなり影響を受けているかもしれない。

──フレデリックを結成する前から、2人でバンドはやっていたのですか?

健司 僕が入った軽音楽部に康司も所属して。僕が部長で康司が副部長になって、バンドもずっと一緒にやっていました。高校を卒業してからは、僕は音楽の専門学校へ行き、康司は芸大に行って、暫くは別々にバンドを組むなどしていたんですけど、「このままプロとして音楽をやっていくんだったら、やっぱり康司の書く曲が歌いたい」って強く思うようになって。それでまた彼を誘って結成したのがフレデリックでした。

SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く music190311_fredelic_2
SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く music190311_fredelic_1

──バンドではどのような活動をしてきましたか?

康司 結成後いきなりオーディションを受けて、そのままプロ契約とかはなくて。3年くらい経験を積みたいと思って色んなライブハウスに行き、どんな企画にも率先して参加するようにしていました。ただ、どのライブハウスへ行っても「フレデリックって、どういうアーティストを対バンにしたらいいか分からない」と言われました。だったら逆に、どんなジャンルでもやってやろうと思って(笑)。ハードコアバンドのイベントから、弾き語りシンガーソングライターのイベントまで、出られるものなら何でも出ていました。

そのおかげで、関西のライブハウスシーンを色々知ることが出来ました。港町の神戸はシーンも盛んで、踊ってばかりの国やキュウソネコカミ、女王蜂など一筋縄でいかない人たち、その一夜に全てをかけるツワモノ揃いの街だったので、2年くらいはただただそういう人たちと共演する日々でした。そこで鍛え上げられた音楽性を武器に、結成して4年目の1年間は、ひたすらオーディションを受けまくりました。時には上手く行きかけたり、あるいは箸にも棒にもかからなかったりを繰り返しているうちに、今の事務所に決まりました。

──自分たちの楽曲の中で、特に思い入れがあるのは?

健司 僕は“シンクロック”という曲ですね。元々僕らの楽曲にはラブソングが少ないんですけど、「音楽への愛」を歌った曲は結構あるんです。“リリリピート”とかもそうなんですけど。その中でもこの“シンクロック”は、バンドの信念としてすごく大事に取っておきたい楽曲というか。フレデリックの全てがここに詰まっていると言っても過言じゃない曲です。

康司 僕は今回の新作に収録されている“飄々とエモーション”ですね。この曲は、初めてのアリーナ公演のアンコールでやったんですけど、作曲者として「アリーナで鳴らす音楽」という意識を強く持って書いた曲でした。この曲があったからこそ、今回のアルバム制作でも自分の気持ちの向き合い方が、以前と比べて変化した気がします。そういう意味でも思い入れのある楽曲ですね。

SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く music190311_fredelic_5

──さて今回、お二人にはSHUREの高遮音性イヤホン、SE215を試してもらいました。まずはSHUREというメーカーに関するイメージを教えてもらえますか?

康司 音楽をやっている側なので、とにかくお世話になっているメーカーというイメージ(笑)いつでもどこにでもいてくれる存在というか。特にマイクですよね。SM57やSM58は、レコーディングでもスタンダードな楽器ですし。ライブハウスには必ずボーカル用でSM58がある。機材を色々知っていく上で、最初に通るメーカーというイメージもありますね。確か、うちのギターの(赤頭)隆児も持っていた気がする。

健司 SHUREのマイクは、楽器で使うことが多いです。スネアやギターアンプの音を録る時によく使っていると思います。

──では、SE215で『フレデリズム2』を聴いてみた印象は?

康司 例えばアルバムに収録されている“LIGHT”や“YELLOW”、“対価”という曲は、BPMも速くないし割と一つ一つの音もよく聴こえると思うんですけど、あえて“スキライズム”のような速い曲を聴いてみると、しっかり音の粒まで見えるというか。特に僕は休符の使い方もすごく気にしているんですけど、そういう細かいニュアンスもちゃんと再現してくれている。それでいて音も柔らかく、今日も外で聴いていたんですけど、包み込んでくれるような気持ち良さがありましたね。

SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く music190311_fredelic_4

──休符もしっかり再現できているのは、ドライバーの性能に加えて、遮音性の高さも関係しているのかも知れないですね。

康司 それはありますね。イヤパッドもすごくしっかりしているので、密閉度もバッチリです。

健司 僕はイヤホンを選ぶ時に、「遮音性の高さ」を気にするんですよ。ノイズキャンセリング機能を使わず、それでも遮音性の高いイヤホンで「自分と音楽だけの時間」にのめり込みたくなる。そういう意味で、『フレデリズム2』には本当にいろんな楽曲があるので、周りの雑音から遮断された空間で、楽曲に没入したくなるんですよね。そういう体験を、外に持ち出せるのがすごく嬉しいです。

あと、個人的には今回「歌のニュアンス」もすごく気をつけていて。休符の使い方などは実は、ジェイソン・ムラーズにも影響を僕は受けているんです。そういうニュアンスを大事にしながら作ったアルバムなので、そこがちゃんと再現されていたのは嬉しかったですね。

特に“シンセンス”はブレスの使い方、語尾にちょっと高い声を入れてみるとか、そういうのもしっかりと再現できていて。ボーカリスト冥利に尽きるなって思いました(笑)ちなみにこの曲は、ギターのカッティングから始まるんですけど、弦1本1本の粒立ちまではっきり見えるようなサウンドでした。

──SHUREのイヤホンはこのSE215から上のモデルは、リケーブルも出来るので、BluetoothワイヤレスやiOS/Android対応のユニバーサルケーブルなど用途によって使い分けられるのも嬉しいですよね。

康司 それは本当に便利ですね。出歩く時とかワイヤレスはいい。最近はワイヤレスのイヤホンで音楽を聴いている人が、街中にたくさんいる気がしていて。そうやって気軽に音楽を持ち出してくれるのは、作り手としてはすごくモチベーションが上がります。

今って、音楽もiPhoneのスピーカーから直接聴くこともあるじゃないですか。でも作り手からすると、すごく細かいところにもこだわり抜いて作っている。このSE215なら、そういう部分をより広い層に伝えてくれると思います。

SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く music190311_fredelic_3

フレデリック

フレデリックを紐解くフレデリズムなプレイリスト

三原健司さんと康司さんがセレクトしたフレデリックを紐解く“フレデリズムなプレイリスト”を公開!SHUREの高遮音性イヤホン、SE215でぜひ二人のルーツを辿ってみてください。

1.音楽を好きになったきっかけの楽曲
2.バンドを始めた当初好きだった楽曲
3.バンドを始めた当初、影響を受けていたアーティストの楽曲
4.バンドで共通して好きだったアーティストの楽曲
5/対バンしたアーティストの中で思い出に残っているアーティストの楽曲
6.一番思い出に残っているライブで演奏をした楽曲
7.フレデリックの中で一番思入れのある楽曲
8.新作アルバムの中でSHURE SE215で聴きたい楽曲

三原健司プレイリスト

三原康司プレイリスト

INFORMATION
SEイヤホンシリーズ

SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く SHURE_190314_0019-1200x800
SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く SHURE_190314_0020-1200x800

SE215 SPECIAL EDITION ワイヤレスイヤホン:Translucent Blue / SE215SPE-B-BT1-A

SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く SHURE_190314_0005-1200x1800
SHURE×フレデリック|発信しつづける独自の「フレデリズム」そのルーツを紐解く SHURE_190314_0008-1200x800

SE215 iOS/Android対応イヤホン:Translucent Black / SE215-K-UNI1-A

Text by Takanori Kuroda

Twitter

Photo by Hayato Oishi(フレデリック)

オフィシャルページ

Photo by Kazma Kobayashi(SE215)

TwitterInstagram

Qetic TOP