独自のスタイルを貫き、全国の若者たちから支持を集め続けているブランド・GALFYと驚安の殿堂 ドン・キホーテ(以下、ドンキ)のコラボシリーズの第4弾・公式テーマソング“GALFY4”がリリースされた。
これまでGALFYの公式ソングを担当してきたPizzaLoveが先日引退を発表。そのバトンは、K-POPグルー“XG”の元研修生リーダーとして注目を集め、現在はソロアーティストとして活躍するKAMIYAをはじめ、cyber milkちゃん、nyamura、嚩ᴴᴬᴷᵁ、MANONという、それぞれ独自のスタイルで活動する新世代の5人のアーティストへと引き継がれた(プロデュースはMasayoshi Iimori)。
リリースから数日後、KAMIYAはTOKIO TOKYOでイベント<きゅんです>に出演。そのステージでは嚩ᴴᴬᴷᵁとMANONも参加し“GALFY4”も披露され、会場を熱く湧かせた。
今回は“GALFY4”のトータルプロデュースを行ったSEMに同席してもらい、熱演を終えたばかりのKAMIYA、嚩ᴴᴬᴷᵁ、MANONの3人に“GALFY4”ついてたっぷりと語ってもらった。
“ナード”なギャルズ、ヘイトへのメンタルヘルス
──「GALFY4」KAMIYA、嚩ᴴᴬᴷᵁ、MANON インタビュー
──つい先ほどステージを終えたばかりですが、3人での“GALFY4”もプレイした今回のイベント<きゅんです>の感想を教えてください。
KAMIYA <きゅんです>はいつもはっちゃけられる場所というか、普段生きている中で「こういう感じで生きていて、わたし大丈夫かな?」と思う瞬間が多いんですけど、そういう気持ちをすべて忘れさせてくれる。だから今回のライブもみんなと好きな音楽を歌って、わたしの今までを歌って、楽しくやりきったというか。
みんなの人生、それぞれ学校があったり仕事があったりする中で、あのライブハウスにいて同じ音楽を聴いて楽しむ時間はすごく貴重じゃないですか。改めて「自分のやりたいことはこれだよね」と思いました。
MANON わたしはそれこそさっきKAMIYAちゃんが言ったように大学に通っているので、授業が終わった後に<きゅんです>に行ったからリハーサルに間に合わなく、ぶっつけ本番で。
しかも今回“GALFY4”をこの3人で披露するのは初めてだったから、すごく緊張してました。でもライブハウスに到着したらみんなのテンションに助けられて。「これは絶対うまくいく」と思えました。本番も楽屋の熱量のままやれて、その熱量にお客さんもいっしょについてきてくれて、めちゃくちゃ楽しかったです。
嚩ᴴᴬᴷᵁ もともとの接点は挨拶したことあるくらいだったんですけど、制作から今日のライブまでの短い期間で関係性がすごく深まったなと思えました。今日来れなかった2人のパートも歌うとなると声が合わなかったりもするし、ライブ前はすごく緊張していたんですけど、KAMIYAちゃんが盛り上げてくれて、入りやすい空気ができていて。
──今回の“GALFY4は”外側から見ていても近いようで遠いような、絶妙な距離感の5人が集まった印象です。
嚩ᴴᴬᴷᵁ 本当にそうですよね。
KAMIYA 普段集まることのない界隈、というと大げさかもしれないですけど、この“GALFY4”を通して普段あまり会ったりしないアーティストさんたちといっしょにできてめっちゃ嬉しいんです!
──この5人で曲を作ることが決まったとき、どのように感じましたか?
KAMIYA 以前から素敵なアーティストさんたちだと思っていたので「ヤバい、どうしよう?」という感じで。わたしは過去にXGというグループの研修生として動いていたので、個人で、自分の力でいろいろ成し遂げてきた方々といっしょにやることに不安もありました。
しかも今回の“GALFY4”はKAMIYAという名義でやらせてもらっているので、皆さんに尊敬の気持ちがあるからこそ、不安は大きかったかもしれないです。でもGALFYの洋服や、GALFYが昔から持っている「ありのまま!」というパワーとプロデューサーのSEMくんのおかげで良いものができたと思います。
──GALFYはKAMIYAさんにとってどのような存在でしたか?
KAMIYA どこにも媚びてないない、「GALFYはGALFYだぜ!」というスタイルがめっちゃかっこいいと思っていましたね。ドシッと堂々としているGALFYさんはすごく素敵だし、それを着て歌うことはすごくパワーになりました。着ているだけで強くなれるというか、ありのままを表現できる。
今日は髪を巻いたりもしているけど、いつも完璧な姿ではないじゃないですか。すっぴんで髪もボサボサで、ドンキに行ってエナジードリンクを買うような日常が普通。アーティストとしてはそれをあまり見せないように生きているけど、GALFYさんはそのままの姿かっこよくしてくれる気がして、ありのままでいられて、めっちゃ楽しかったです。あれ、大丈夫かな、これ?
嚩ᴴᴬᴷᵁ 大丈夫!(笑) いっぱいしゃべったね!
──KAMIYAさんとGALFYは共鳴していたんですね。MANONさんはこのメンバーで曲を作ることが決まってどう思いましたか?
MANON わたしも「ヤバい!ウケる!これは絶対やりたい!絶対面白くなる!」という感じで。最近は国内でも“Bad Bitch 美学”をはじめ、ガールズパワーを表現した音楽が増えていると思うんですけど、その中でもこの“GALFY4”は違う方向性だなと思って。
みんな強いんだけど、アニメやゲームが好きだったりナードの要素もみんなあって、ファッションもオタク文化に繋がっているような格好の子が多かったりするので、そういう子たちのガールズパワーの表現は今までになかったと思うので、すごく面白いなと認識していましたね。
──たしかにMVも含めてサイバーな雰囲気がありますよね。嚩ᴴᴬᴷᵁさんはいかがでしたか?
嚩ᴴᴬᴷᵁ 「ワーッ!」とテンション上がるというよりは「これはバチバチになるんちゃうか?」という気持ちの方が自分は強くて。あと、それぞれが近くて遠い存在だからこそ、こういうお話が来ないと関わることが難しいんじゃないかなと思っていました。
ライブとかで挨拶したりしてもその先がなかったらいっしょに曲をやることはないじゃないですか。それに女の子は特に「どっちから話しかける?」みたいな空気もあったりもして。でも今回“GALFY4”でこうして繋げてくださって、自分は「ウケる!」というよりも何か運命的なものに引き寄せられた気持ちでした。
──では嚩ᴴᴬᴷᵁさんはバチバチの気持ちで録音に臨んだんですか?
嚩ᴴᴬᴷᵁ うーん、でも場所的に自分が真ん中だったんですよね。しかも最初と最後にサビがある形だったから、どうバトンを繋ぐかというか、自分のあともハードに展開していくから、「どう繋げようかな」「みんなラップなのかな?メロディでいくのかな?」という感じで。
だから自分はガンガンいくというよりもバランスをとるような、ハンドルを切るような役割を意識しました。自分もそれが得意だと思っているので、それが上手く作用したとき、良いものを作り上げられるだろうと思っていましたね。
──制作はどのような流れだったんでしょうか?
SEM みんなにこうして欲しいというオーダーは特になく。5人が決まった段階でビートをMasayoshi Iimoriにお願いして。ユーロビートにしたいというのは以前から決まっていたんですけど、そこからハードスタイルやトラップに展開するところは参加する5人が決まったところから作ってもらいました。
まず、展開があるビートを使ったのでヴァースの順番は先に決めて、ここをお願いしますという形で。実はある程度こちらでこういう風にくるだろうと予想していたんですけど、その斜め上120点でみんなが返してくれて。送られてくるたびに裏方みんなで盛り上がっていました。こうくるだろうというものは一個もこなかった。
KAMIYA レコーディングは2日間あって、cyber milkちゃんと嚩ᴴᴬᴷᵁちゃん、nyamuraちゃんとMANONちゃんとわたしという感じで日が分かれていましたね。
嚩ᴴᴬᴷᵁ そう、cyber milkちゃんとnyamuraちゃんはそもそも拠点が東京ではなくて。スケジュールの関係もあると思うけど別々だったんです。
──先に録る方はプレッシャーを感じますよね(笑)。
嚩ᴴᴬᴷᵁ ありました(笑)。5人で初めて集まったのがMV撮影の日で。
KAMIYA マジで緊張したんだけど(笑)。
MANON わたしは緊張しなかった! みんなに会えるのが楽しみで。
SEM MVの撮影中、「初めましてなの?」と思うくらいみんな仲良かったよね。
MANON いや、本当に!
KAMIYA – GALFY4 ft. cyber milk ちゃん, nyamura, 嚩ᴴᴬᴷᵁ, MANON(prod. Masayoshi Iimori)【official Video】
──今回の“GALFY4”の制作と普段の制作に違いはありましたか?
KAMIYA 普段は同じプロデューサーさんからビートをもらっていっしょに作っているんですけど、今回他のアーティストさんもいるので、いつもより脳みそを使ったというか、自分の好きなことをやりつつも、他のアーティストさんも共感できるような形にしたいと思って。違う部分を見せた方がいいし、他のアーティストさんと違う表現をしないといけないのかなと、いろいろ考えましたね。
──いつもはもっと直感的なんですね。
KAMIYA かわいいと思ったら「かわいい!」、スカート履きたいと思ったら「スカート!」「さよなら!バイバイ!」という感じだけど、今回はもっと違うイメージを膨らませられたらなって。
──MANONさんはbalaというコレクティブでも活動していますよね。
MANON でも今回はbalaともソロとも違いましたね。balaはみんな「自分!」という感じの人たちで、お互いをある程度理解しながらやっているけど、今回はそれぞれのリアルがあまりわからない状態だったので。
あとソロの曲はどうやってもMANONの曲にできるけど、今回いろんな人がいる中で、どうやって自分をヴァースで紹介できるか、表現できるかという緊張感もあったので、なんというか、燃える系でした。制作中にみんなで集まって話すことはなくても、ヴァースが送られてくるたびにそこでコミュニケーションを取っているような感覚がありました。
──それもあってMV撮影ですぐに仲良くなれたのかもしれないですね。
MANON それはめっちゃあるかもしれません。やっぱり作っている音楽を聴いたらその人がわかるから。
──嚩ᴴᴬᴷᵁさんも普段の制作とは違いましたか?
嚩ᴴᴬᴷᵁ 今回2個ヴァースを作ったんです。普段、僕が個人で曲を作るときは、出かけるときの電車でタイプビートをバーっと聴いて、帰り道までに1曲作って、帰って服を脱いでマイクの前に座って録るんです。そういう生活をしているんですけど、1個目はいつもの作り方とは違ったんですよね。結構考えて作って「これでいけますかね」とSEMさんに聞いたら「もっといけるよ」と言われて「ですよね!」と。
今回の曲に対して、心のどこかで「練りすぎるのは良くないかも」と思っていたんです。自分が嫌と感じたことや好きなもの、思っていることを伝えるときにそんなに練って考えないじゃないですか。で、電車に乗って、家に帰ったら今回のができました(笑)。やっぱりいつものスタイルだって。
SEM 最初のヴァースをもらって「もっといける」と言った2時間後くらいにこのバチバチのヴァースが送られてきて(笑)。
嚩ᴴᴬᴷᵁ 出先にいて、家に帰る電車の間に作って聴いて「これだ!」と思って、家に帰って服をバーって脱いで、マイクで録って、送って「オッケー!」という感じで。
──すごいスピード感! “GALFY4”のユーロビートがベースにある、Y2Kリバイバル的な印象も受けるビートですよね。初めて聴いたときどう思いましたか?
MANON ガンガン踊れると思いました。最近はユーロビートもめちゃくちゃ身近な存在で、2020年くらいからBPMの早い音楽も流行っているし、最近はそういう音楽を聴くことが多いかも。2000年代初期がど真ん中という世代ではないんですけど、ちょっとノスタルジーを感じるというか、トラックから流れているような雰囲気を感じて。
──新宿の街を走っているようなあのトラックですね。
MANON そうです、まさに新宿! 池袋! というイメージが湧きました。
──実際KAMIYAさんのリリックには《背景は?渋谷?秋葉?/パーフェクトにどこでも/コレクトしてくスター★》とありますよね。土地ごとにはっきりイメージは違っているんでしょうか?
KAMIYA たしかに土地によってイメージは全然違う気がしますね。でもわたしには決まった居場所はないから、「原宿ガールだよね!渋谷ギャルだよね!」という感じじゃなくて、原宿は原宿で、渋谷は渋谷で楽しむし、秋葉原に1人で行ってメイドカフェも楽しむし、本当にリリックに書いた通りなんです。
固定観念というか、「わたしの居場所はここだ!」「ここはこうだ!」ではなく、この曲があることによって、いろんな人たち、いつも秋葉原で楽しんでる子も渋谷で楽しんでいる子も原宿で楽しんでいる子もみんなでいっしょに踊れたら嬉しいです。
──気分によって行く場所を選んでいるというか、カメレオン的な感覚で楽しんでいるんですね。
KAMIYA そうですね、わたしは場所によっても本当に違うし、今日はリボンもつけてパチパチという感じだけど、ジャージを着てすっぴんでふらふらしていたりする日もある。女の子たちの日常の波のアガるポイントでいっしょに楽しめたらいいなと思うし、味方でいられたらいいなと思います。
──共通点で言うと嚩ᴴᴬᴷᵁさんは《これが欲しいとかあれは嫌いとか僕にはshutdown嫌なら諦めて》、MANONさんは《どっかのどいつが吐いたヘイトが燃料むしろそれでI can fly like angel》、KAMIYAさんは《ヘイトのパンチ響かないビクとも》と“嫌”“ヘイト”という言葉をそれぞれリリックに落とし込んでいることも印象的でした。内側から出てくる“嫌”という気持ちとの向き合い方、外側から向けられる“嫌”という気持ちとの向き合い方について教えていただけますか?
嚩ᴴᴬᴷᵁ 自分が嫌いなものについてあまりみんな発信しようとしないと思うんですけど、インターネットは顔が見えないからそういうネガティブなことをぶつけてくる人もいますよね。しかも自分たちは顔を出していて、言いづらい環境に置かれている。でも気にしないでやっていかないと自分が壊れちゃうから、「あーもうかわいいな!ガキだな!」くらいに思ってやっています。
KAMIYA わたしも嚩ᴴᴬᴷᵁちゃんとすごく似てます。でもめっちゃ気にしちゃうんですよね、本当に。自分に嫌なコメントや変なコメントがきたとき一個ずつ考えちゃうタイプで、否定的なコメントがきたときに全部にたびたび落ち込んでいて。
だからこそ歌に込めてそういうものを弾いていこうくらいの軽いマインドでいたいというか。以前はアイドルというものを目指してやっていたし、みんなに気に入られたいと思う気持ちはやっぱりすごく大きいのかもしれない。
でもたぶんこのままじゃこの先やっていけないなと思って、今回のGALFYの曲を機にいつもはあんまり入れないけど、かわいく入れられたらいいなという気持ちで「ヘイト」という言葉を使いました。アイドルだったらまず難しいですよね、そんなセリフを言うのは。だからこそ今回のリリックはそんな気持ちの第一歩として入れさせてもらいましたね。
MANON わたしも小学生の頃、周りからいろいろ言われたこともありました。唯一の救いは、自分がすごく目立ちたがりだったから、「目立っているからいいか」というバイブスでいれたことですね。もちろん傷ついたりもしたけど、結局は自分が輝いているからそういうことを言われるんだという気持ちに切り替えて。最近もTikTokで謎の炎上のようなことが起きていて。海外の人からすごいたくさんコメントが来て。「え、これって良い意味じゃないのかも」みたいな。
KAMIYA え、良い意味だと思ってた。
MANON 良いコメントもたくさんあったんだけど、悪いコメントもバーっと来て。でも「盛り上げてくれてありがとう!」「むしろバズを作ってくれてありがとう」くらいの気持ちです。
──SNSだと特にネガティヴな事の方が注目を集めやすかったりしますよね。
MANON それを「言うな!」というのもまた違うじゃないですか、表現の自由もあるし。もちろんできれば目にしたくないけど、「言うな」とも言えない。でも自分たちは作ることの大変さをわかっている、知っているからから、他人が作ったものに対して失礼なことを言うのはやっぱりおかしいと感じるんです。それが常識になったらもっとハッピーだと思いますね。
──では、せっかくなので今日来れなかったnyamuraさん、cyber milkちゃんさんのヴァースについて話しましょう。みなさんが感動したポイントや2人の印象的だったエピソードはありますか?
KAMIYA nyamuraちゃんのパートには全員の名前が入っているんですよ。しかもそれが一番最初に送られてきて、最高だしかっこいいし、「この曲、もう大丈夫そう!」という感じで。
レコーディングはわたしとMANONちゃんとnyamuraちゃんが同じ日で、nyamuraちゃんは終わるとすぐ「コミュ障だから帰って良いですか?」って。もうそれも含めて全部素敵で。これまでの曲も聴いていたんですけど、やっぱり超上手で、完璧に歌い上げていたし、パパッと終わらせて、「コミュ障なんで帰ります」って、もう(拍手しながら)「ありがとうございます!」という感覚になってしまって。全部にくらいましたね。
嚩ᴴᴬᴷᵁ しかもいつもと違っていたんですよ、歌い方が。いろんな声が出せる人だと思うんですけど、今回は上ずるというか、音が上がっていくような感じで。平成初期の歌い方に寄せているのかな? いつもと違うスタイルを見れて、歌い方でも魅せてきて、「かっけえ… …!」って。
MANON cyber milkちゃんのヴァースはもうcyber milkちゃんワールドに引き込んでくれていて、フックがアゲアゲの感じから、いきなり「ウインター!雪!」みたいな、表現が不思議な感じになっちゃうんですけど、白いイメージの世界にグッと引き込まれる時がありました。すごい面白い人で、みんなそうなんですけど、自分の知らないことを知っていて、当たり前なんですけど(笑)。すごく印象的だったのがcyber milkちゃんがまゆゆ(渡辺麻友)をLINEのアイコンにしてたから「まゆゆ好きなの?」と聞いたら……。
KAMIYA 「まゆゆにもサイバー系のときがあったんですよ」って教えてくれてね。
MANON で、調べたら本当にまゆゆがサイバー路線的なのをしていた時期があってね。あと、アメリカのプロレラーがコラージュしてあるリュックを私服で持ってきていて、「面白い子だ!」って(笑)。これを見てcyber milkちゃんのリュックだとは思わない。
KAMIYA 2人とも普段会わないから会えて、お話できて嬉しかったし、みんなでワイワイできて、音楽があったら繋がれるんだなと思いました! それぞれいろんな場所で活動しているけど根本はいっしょなのかもしれませんね。
SEM 今回のコンセプトというか、音楽にしてもファッションにしても、セクシャリティについてもそうで、若者たちがジャンルレスになって、境目が無くなってきているというところで、だから合いそうで合わなそうな5人のアーティストにオファーさせてもらったんですね。そんな大義名分を持っていたんですけど、MV撮影のとき実際はめちゃくちゃビビっていたんですよ。そうは言っても「仲良くできるのかな?」と。でもみんなすごく仲良くて、「関係ないんだな」と本当に実感しましたね。
嚩ᴴᴬᴷᵁ 聴いている人もそうなってくれたら嬉しい。
KAMIYA 本当にそう!
嚩ᴴᴬᴷᵁ SEMさんやGALFYの方々からこうやって繋がるきっかけを僕たちはもらったから、僕らも逆にきっかけをあげれたら嬉しいです。ハッピーが派生していったらいいな。ライブとかでファッションがかわいかったら「え、かわいいね」って声かけるくらいできるし、曲を聴いていますっていうコメントに「え、わかる」っていう返信があるとハッと嬉しくなります。
KAMIYA – GALFY4 dance video(ft.cyber milk ちゃん, nyamura, 嚩ᴴᴬᴷᵁ, MANON)