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韓国のBTS(防弾少年団)が全米アルバム・チャート1位を成し遂げた2018年は、エンターテインメント全体にグローバル化の波が押し寄せた年として記憶されるだろう。そういった時代とも呼応するように、日本からも大器を予感させるボーイズ・グループが登場した。

INTERSECTION(インターセクション)は、2015年に東京にて結成。4人全員が日米ハーフのバイリンガルで、それぞれ異なる文化圏で生まれ育った彼らは、「交差点(Intersection)」の名にふさわしいハイブリッドな表現を提示している。モデル級のルックスに加えて、歌やダンスも一級品だし、おまけに超が付くほどスマート。メンバーみずから作詞作曲や楽器演奏も行ない、将来的には楽曲をセルフプロデュースしていく方針だという。

そんな彼らは、今年10月にデビュー曲“Heart of Gold”を発表し、今まさに世界へ羽ばたこうとしている。もしかしたら近い将来、そのボーダーレスな感性でもって、J-POPに新風を巻き起こすどころか、BTSのような成功を収めるアクトになっていくかもしれない。

そこで今回は、INTERSECTIONにインタビューを実施。生い立ちや音楽的な興味、音楽シーンへの想いやグループのアティテュードに至るまで、様々なアングルから4人の魅力に迫った。彼らを知るための入門編ガイドとしても役立つはずだし、平均年齢18歳とは思えぬクレバーな語り口と、ときおり見せる初々しいやり取りとのギャップには、無限の可能性を感じずにはいられない。

INTERSECTIONメンバーが語る4人の知られざる素顔

INTERSECTIONのメンバーは、橋爪ミカ(ミカ)、青山ウィリアム(ウィリアム)、ミッチェル和馬(カズマ)、モリアティー慶怜(ケーレン)の4人。彼らはそれぞれ異なる地で育ち、ユニークな少年時代を過ごしている。まずはメンバーによる客観的な紹介コメントを交えつつ、パーソナリティをひとりずつ掘り下げていこう。ちなみに彼らは、日常会話も英語がデフォルト。ミカとケーレンは日本語が少し苦手で、そこをカズマがプロ顔負けの通訳でフォローしてくれた。それぞれの語り口にもキャラが滲み出ているので、そこも注目しながら読み進めてみてほしい。

Interview:INTERSECTION

橋爪ミカ(ミカ)

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PROFILE
16歳までハワイで生活。人に対して気遣いができるやさしい性格で、グループ最年長としてみんなをまとめるリーダー。サーフィンやスケボーを愛してやまない。

ミッチェル和馬(以下、カズマ) 周りの友達はみんな、グループのなかでミカ君が一番カッコイイって言うんですよ。僕はそう聞いて、ちょっと傷つくんですけど(笑)。あと、本当は頭がいいはずなのに、すぐにバカな声を出したりギャグを言ったりしてくるんですよね。ケーレン君とのコンビはとにかく面白い。

モリアティー慶怜(以下、ケーレン) 他人に気遣いができる人。怖くてクールな雰囲気に映るかもしれないけど、愛嬌もあるし本当にいいヤツです。動物に喩えたらチワワかな(笑)。

青山ウィリアム(以下、ウィリアム) ミカには「シックス・センス」があると思います。人の気持ちを察する能力を持っているんですよ、あの映画のように。

ミッチェル和馬(以下、カズマ) そんな映画だったっけ(笑)。

——ミカさんは16歳までハワイで育ったそうですね。

橋爪ミカ(以下、ミカ) そうです。ハワイはもちろん好きだし、僕の大らかな性格にも影響を与えている気がします。ただ、友達とも「シティー・ライフを経験したい」っていつも話してました。だから今は、東京で暮らすことができて嬉しいです。

——昔はプロのサッカー選手をめざしていたとか。

ミカ 9歳から15歳くらいまでやってました。最初は足が早かったからフォワードで、13歳からディフェンダーに転向したんです。

カズマ 僕のほうが上手いよね?

ミカ うるさい!(笑)。

——音楽は昔から身近な存在だったそうですね。ヴァイオリンやウクレレを弾いていたり。

ミカ バーイオリンは6年くらい勉強していたけど、今はもう全然弾けなくて(笑)。ウクレレは最近も家でよく弾いています。でも、ギターのほうが好きかな。

モリアティー慶怜(ケーレン)

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PROFILE
キューバ、スペイン、ハワイと多彩な文化の中で育つ。グループのなかでは最年少で、無邪気で楽しいことが大好きで大人っぽさも隠し持っている弟キャラ。常に面白いことを言ってみんなを笑わせるムードメイカーでもある。

カズマ ケーレン君はジョークを言ったりして、いつもみんなを笑わせようとしているんですよ。マジメな場面でも何かやらかしたり(笑)。

ウィリアム とても人思いですね。

ミカ ファニーでとっても面白い人。このグループにいるのを楽しくさせてくれますね。

——お父さんの仕事の都合で、キューバのミリタリー・ベースで生まれたあと、いろんな国を転々としてきたそうですね。

ケーレン 父は海軍で働いているので、赤ちゃんのときは(アメリカの)バージニアビーチにいました。そのあとスペインに引っ越すんですけど、もう驚きの連続でしたね。スペインとアメリカでは、カルチャーそのものが全然違うので。

——そういう境遇で育つと、気苦労も多かったのでは?

ケーレン 大変でした。ハワイでもしばらく暮らしましたけど、行った先々で友達を作っても、すぐにまた引っ越すことになっちゃって……。でも今では、その頃の経験が本当に役立っていると思います。

——ケーレンさんの明るいキャラも、そういう生い立ちが関係しているんでしょうか。

ケーレン そこはたぶん、一緒にいた友人たちの影響じゃないかな。自分の周りにいる人や、これまでの人生で出会ってきた人が、自分のパーソナリティを形成するものだと思うので。

ミッチェル和馬(カズマ)

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PROFILE
ハーバード大学在学中のNYのアッパーサイド育ち、穏やかで飾らないスーパーエリートで、MEN’S NON-NOの専属モデルとしても活躍。普段は冷静だけど、たまにはしゃいだりもする一面も持ち合わせている。

ケーレン (流暢な日本語で)すごくカッコイイ(笑)。あとは頭が良くてスマート。そういうところを尊敬しています。

ウィリアム (ボソッと)ノスタルジック。

——えっと、どういう意味ですか?

ウィリアム いや、ちょっと考えさせてください……。

ミカ (笑)。ケーレンが面白いキャラだとしたら、カズマはフレンドリーで親しみやすい感じがします。

ウィリアム まとまりました(笑)。いろんな面で頭がいい。勉強だけじゃなくて、人間関係をどう保つかとかも含めて。音楽のセンスもすごくいい。

——カズマさんのプロフィールには驚きました。『MEN’S NON-NO』の専属モデルをしつつ、ハーバード大学に現役で合格されたとか。ヤバくないですか?

カズマ ありがとうございます(笑)。高校時代は親が厳しかったのもあり、とにかく勉強してました。学業とグループの活動を両立させるのは大変でしたね。今は大学を休学していますけど、理系が好きなので進学したら工学や物理をやるかもしれないです。

——クラシックやジャズもお好きみたいですね。

カズマ そうですね、幼い頃からフルートとサックスを始めていたのもあって。ただ、クラシックは習い事感覚でやっていたので、どちらかというとジャズが好きですね。特に、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)やチャーリー・パーカー(Charlie Parker)をよく聴いてきました。

——INTERSECTIONのライブでも、サックスを吹くことになりそう?

カズマ 実はすでに一度、ライブでジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の“Love Yourself”をカバーしたときにサックスを吹いているんですよ。いずれは自分たちの曲でも演奏してみたいですね。

Justin Bieber – Love Yourself (PURPOSE : The Movement)

青山ウィリアム(ウィリアム)

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PROFILE
カルフォルニアで生まれ2歳で日本へ。表現やコミュニケーションが独特でアーティスト的な才能も持ち合わせた、天才肌のマルチ・タレント。自分で音楽を作り、グループの作曲を担当している。

カズマ 何をやらせても、上達するのが一番早いんですよ。もともと水泳で<ジュニア・オリンピック>に出場するくらいずば抜けていたのが、音楽に切り替わった途端に5つも楽器を習いだして。ギターも僕と同じくらいのタイミングで始めたのに、ウィリアム君のほうが遥かに上手いし。歌もどんどん上手くなって、学業のスコアまで上がっている。自分がこれと決めたら、一気に成長する人なんだと思います。

ミカ ひとつのことに興味をもつと、信じられないほど上達していくのが羨ましいですね。音楽の才能もグループ内で一番あるんじゃないかな。

ケーレン 4人のなかで最も個性的ですね。それは悪い意味ではなくて、彼の存在がグループに強さとコントラストをもたらしている。友人としても、グループの一員としても頼りになります。

——さっきから、ウィリアムさんの語り口が最高だなと。

ウィリアム こうやって話すの、恥ずかしいんですよ……。

カズマ 彼は陰キャなんです(笑)。

ケーレン そう、ちょっと変な人(笑)。

——それにしても、5つも楽器ができるとは達者ですね。

ウィリアム メインで演奏するのはピアノとギター、ドラムス。ちょっとだけ演奏できるのはベースとヴァイオリン。INTERSECTIONに参加することが決まってから、自分でも音楽をやりたくなって。それで14歳のときに始めました。

INTERSECTIONのスタイルを確立させた、四者四様の音楽テイスト

デビュー以前から業界関係者に注目されてきたINTERSECTIONは、今年9月の<マイナビ presents 第27回 東京ガールズコレクション 2018 AUTUMN/WINTER>でオープニングアクトに抜擢されると、大舞台にふさわしいパフォーマンスで観衆を魅了した。その新人離れしたポテンシャルは、持ち前のフラットな感性に支えられている。様々な音楽ジャンルを横断しながら英語詞で歌う、彼ら独自のミュージシャンシップはどのように形成されたのか。音楽への好奇心や表現者としてのこだわりを訊いてみた。

——みなさん学業に励んだり、スポーツに打ち込んだり充実した日々を送ってきたなか、グループへの参加を決めたのは大きな転機になったと思います。そこで決心した理由は?

ミカ 3年前までずっとサッカーをやってきたけど、それを辞めてしまったあと、自分が何をするべきなのか見失っていたんです。そのときに、このグループを一緒にやろうとオファーがきて。自分の人生を変えるチャンスだと思ったんです。

カズマ 僕は最初、ノリで受けてみたんですよ(笑)。だけど活動を続けていくうちに、人生にとって大切なものに変わっていきました。

ウィリアム もともと音楽に興味はあったけど、このグループに入るまでやったことがなかったんですよ。それまでとは違う自分に出会いたくなって。それで決心しました。

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——これまでの活動には、どんな手応えを感じていますか?

ケーレン このグループに入ったおかげで、ファッションもそうだし、性格とか全ての面で成長しているのを実感しています。

ミカ 僕もそう。ここまでひとつの目標に打ち込んだことは、それまでの人生ではなかったから。

カズマ 最近はInstagramを覗くと、いろんな国からファンのコメントが付いていて。インドネシアとかアジア圏のファンも多いんですよ。そういうのを見ると、グローバルに繋がってきているんだなと。

ウィリアム 僕もみんなと同じような感じですね。あとは……彷徨っています。

——ワン・ダイレクション(One Direction)におけるサイモン・コーウェルのように、ボーイズ・グループの背後にはプロデューサーや仕掛け人がいるものじゃないですか。そこに委ねてもよさそうなところを、INTERSECTIONは自分たちの力で音楽を作りだそうとしていますよね。

カズマ 最初の頃は結構プロデュースしてもらったんですけど、今では全部自分たちで書こうという方向に進んでいますね。

——作曲の中心はウィリアムさんが担っているんですよね。そこで工夫していることは?

ウィリアム 聴いてくれる人のことをまず意識しながら作っていますね。「ここでこの音が鳴ったら違和感だろうな」とか、「こういう展開を用意したら、どんなリアクションが得られるかな」みたいなことをよく考えています。

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——そんなウィリアムさんから見て、3人の歌やダンスはどうですか。

ウィリアム ダンスが上手いのはケーレンですね。カズマとミカはリフ(コーラス)が上手。特にミカは、高い音域がかなり良くなってきました。

カズマ そういうウィリアム君も、(ボーカルの)高音が安定しているんですよ。だからコーラスとか任せちゃいます(笑)。

ケーレン ウィリアム君が最初から上手かったことは、僕たちのモチベーションにも繋がりました。

——最近では、どんな音楽にインスパイアされているのでしょう?

カズマ 僕はフランク・オーシャン(Frank Ocean)。音作りもユニークだし、歌詞もただライムしているだけではなくて、ストーリーが感じられるじゃないですか。そこが新しいと思うし、昔から影響されています。

ウィリアムス 真っ先に思いつくのはThe 1975ですね。もともと好きだったのはガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)だけど、時間が経つにつれて、自分の趣味もインスパイアされるアーティストも変わってきました。ポップを作る人は、時代に合わせて変化していくべきだと思いますし。

ミカ このグループに入ってから、音楽のテイストも変わった感じがします。曲のプロダクションよりも、ボーカリストの表現に耳がいくようになって。特に尊敬しているのは、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)やブルーノ・マーズ(Bruno Mars)ですね。

ケーレン 好きなのはラップやダンス・ミュージック。それから、ジャスティン・ビーバーやポスト・マローン(Post Malone)は、アーティストとしての存在感はもちろん、サウンド面でも魅力を感じます。あと、同じボーイズ・グループとして刺激されるのはプリティマッチ(PRETTYMUCH)。エネルギッシュでクールだし、僕らもあんなふうになっていきたいです。

——やっぱり、アメリカのポップ・ミュージックと慣れ親しんできたんですね。日本の音楽で好きな人を挙げるとしたら?

カズマ 星野源さんですね。あとは、ゲスの極み乙女。も好き。みんな楽器が上手いですよね。

ウィリアムス サカナクションの“新宝島”はとても好きです。

サカナクション / 新宝島 -BEST ALBUM「魚図鑑」(3/28release)-

ケーレン ゆずはお母さんが大好きで。言葉がわからなくてもエモーションが伝わってきますし。

ケーレン FUNKY MONKEY BABYS、GReeeeNが好きです。

INTERSECTIONが語る連続リリースの展望と、多様化が進む音楽シーン

昨年リリースした配信シングル“Starting Over”がSpotifyの『Early Noise 2018』に選出されるなど、楽曲のクオリティーも当初から評価されてきた彼ら。10月のデビューソング“Heart of Gold”から3ヶ月連続で続くシングル・リリースによって、INTERSECTIONならではの世界観が明らかになっていくはずだ。そして、日米双方のカルチャーで育ってきた彼らは、今日の音楽シーンをどのように見ているのか。最後に熱く語ってくれた。

INTERSECTION / Starting Over -Music Video-

——“Heart of Gold”の制作はどんな感じでしたか?

カズマ この曲に関してはプロデューサーの方と一緒にレコーディングしたので、歌詞をどう伝えるかなど、わからないことがあったらその場で聞いて、すごくいいやりとりをさせて頂きました。

——サウンド面でいうと、どこが気に入っています?

ミカ ベースラインがいいですよね。

カズマ ドラムもカッコイイと思います。最近のモードも捉えつつ、かなり新鮮なサウンドになっているんじゃないかな。

——J-POPに親しんでいるリスナーは驚くかもしれないですね、いい意味で。

カズマ たしかに、結構違うかも。

ミカ “Heart of Gold”はスロウに始まったあと、体が動き出しそうなグルーヴがあると思うんですよ。自分自身もスロウな曲が好みなので、その辺りが気に入っています。

ケーレン みんなのコーラスにも注目してほしいですね、声のバランスもいいし。あとはキャッチーなフレーズが多いのも特徴だと思います。

——MVもいい感じですよね。

カズマ 80年代の『VOGUE』みたいな感じをコンセプトにしていて。流れていくような映像も好きです。

ミカ よくあるMVと違って、物語性よりもファッション・ビデオみたいな作りが強調されていますよね。そこがいいと思う。

ケーレン あと、最後のほうでダンスを披露しているので、そこもチェックしてほしいです。

NTERSECTION / Heart of Gold

——さらに、今後もシングルを出していく予定なんですよね。

カズマ 2018年11月9日(金)にリリースする“Falling”のMVは、鎌倉で撮影しました。学生っぽい青春を描いたものになっています。曲も大好き。

ケーレン この曲のMVは、僕らの関係性がいい形で表れたものになっていると思います。

カズマ 2018年12月7日(金)に出す“Body Language”はビートのグルーヴ感が強くて、キャッチーな曲なので周囲の反応もすごくいいですね。こちらのMVは渋谷で撮影しました。

BTSの成功に続くボーイズ・グループ、INTERSECTIONが明かす素顔と多様化する音楽シーンへの回答 interview181101_intersection_03-1200x800

——楽しみです! INTERSECTIONは4人全員が日米ハーフのバイリンガルであることが特徴に挙げられると思いますが、それ以外にどんな特徴を持つグループだと思いますか?

ミカ 国籍だけではなくて、音楽のセンスも日本とアメリカの両方から得ているので、どちらのマーケットでも評価される存在になっていきたいですね。

ケーレン 日本にもこれまでアメリカ的な流れを持つグループが存在していたかもしれないけど、僕らは実際にアメリカのカルチャーに囲まれて生まれ育ってきたので、そういうところを発信していきたいです。

ウィリアム (カズマに向かって)言いたいことがあるんだけど、英語を使ってもいい?

カズマ いいよ。

ウィリアム We are Independent, but dependent.

カズマ 僕らは個人としてのパーソナリティを持っているし、4人が揃うことで初めて生みだせるものもある……訳すのが難しいけど、そういうことだよね。

——それぞれの違いを受け入れつつ、ときに団結し合うと。最近はヒスパニック系の音楽が主流になりつつあるし、韓国のBTSが全米チャートの頂点に立つなど、音楽シーンでも多様な価値観が浸透しています。そういう状況をどのように捉えていますか?

カズマ ストリーミングを使えば、どの国の音楽でも聴けるようになりましたよね。要するに、何かきっかけさえあれば、誰にでも世界中でヒットする可能性がある。

ミカ 2000年代の頃に比べて、最近はアメリカのトップ・チャートにもいろんなジャンルの音楽が並んでいますよね。どんなジャンルをやっていても、その音楽さえよければ未来が広がっているんだと思う。

ウィリアム 今はそういう状況が急激に加速していますよね。みんなの好きな音楽も時間とともに変わっていくし、1ヶ月後に何が流行るのかもわからない。僕たちはそれを追いかけ続けて、次にリスナーが何を聴きたいのか考えることだと思う。

カズマ おお、カッコイイ(笑)。

——では最後に、今後の目標を教えてください。

ミカ 人それぞれ好みのジャンルは違うけど、幅広いリスナーの人の琴線に響く音楽を作っていきたいですね。

ケーレン 日本だけではなく、世界中のアーティストと一緒に活動してみたいです。そのためにも、トレンドには敏感であり続けたいし、もっと音楽の勉強をしていかないと。

カズマ 自分たちの音楽スタイルを見つけていきたいですね。R&Bにジャズの要素をミックスさせたり、INTERSECTIONだからこそ生み出せる音楽を追求したりしていきたい。

ウィリアム この世界は誰かの価値をスコア(数字)で測れるわけではないし、みんなそれぞれ輝く場面があると思うんですよ。「こうあるべき」みたいなスタンダードは存在しないし、他人の目を気にするような必要もない。「自分らしくていい」というメッセージを発信していきたいです。

RELEASE INFORMATION

『Falling』

2018.11.09(金)

『Body Language』

2018.12.07(金)

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小熊俊哉

小熊俊哉

ライター

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