2011年の発足から、昨年10周年を迎えたカルチャーパーティ・SETSUZOKUのアニバーサリープロジェクト。

2022年1月の初回・Captain VinylのDJ NORI、MUROに続き、第2回目にはDJ KENSEI(以下、KENSEI)× 瀧見憲司(以下、瀧見)が渋谷のミュージックバー・INC COCKTAILS(以下、INC)に登場。スペシャルなDJイベントが同会場で開催された。

ヒップホップを起点に様々なジャンルをクロスオーバーさせるKENSEIと、ハウス/ディスコシーンにおいて常に先駆的な活動を続ける瀧見。80年代から活動を続け、今なお若年層からも支持を受ける2人にとって「レコードでフロアメイクする」ことの意義とは?

2022年3月、イベントに先駆けFACE RECORDSでの選盤を終えたふたりに、インタビューを行なった。

対談:KENJI TAKIMI/瀧見憲司×DJ KENSEI

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現在を起点に過去がある、というDJの考え方

──まずSETSUZOKUから受け取ったラインナップを見たとき、正直おふたりの名前が並んでいることに意外さを感じました。今までありそうで無かったなと。

瀧見 だからKENSEIくんとの二人会というのはとても良いなと思って。僕らのような「90年代からの生き残り組」は似たようなジャンルの中で、若い世代とブッキングされることの方が多くて。ある意味“枠の中での伝統芸的なもの”を求められがちなんだよね。だから普段から現場で一緒になることはあまりなくて。それこそ最後がContactでGiorgio Moroderを迎えて開催した<TOKYO DANCE MUSIC EVENT>の時かな?

KENSEI 2016年頃ですね。あったとしてもフロアが別になることが多いかもしれないです。結構渋い現場の時に瀧見さんがいるイメージはあります。確かに貴重な会になりそうだから嬉しいですね。ナイスブッキングです。

瀧見 KENSEIくんはMixに色気と品があって、フロウに人柄が出てるのも良い。スタイルや選曲は違うけど、共通するものはあるなと。基本逆張りで、でも王道も押さえてる、というところで勝手にシンパシーを感じてたりしますね(笑)。それで、今日はせっかくだからと思い出して、このレコードを持ってきたんだけど。

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KENSEI A面に瀧見さん、B面に僕のRemixが入ってるやつですね。瀧見さんがBPM100くらいの遅めのハウスRemixで、時代を先取りしている感じでした。

瀧見 探すと結構安くなってるから、見つけたら買うようにしてるんだけど。実は最近も1枚買ったんだよ(笑)。あと、盤になってない未発表Versionもあるんだよね。

──普段、おふたりはレコード屋にどういった音楽をチェックしに行くことが多いですか?

KENSEI 僕は街に行ったついでにレコードショップを覗くことが多いです。あとは出会いを求めるとき。DJするときに組み込めそうなものを探しに行くこともありますね。

瀧見 基本的には新譜をチェックしに行くことが多いですね。新しい音を聴きたいという欲求は常にあって、偶然性というか、店頭で見知らぬレーべルやジャケで自分の勘を試すというのもあるので。ジャンル云々というより、音の質感やバランスも数年単位で緩やかに変化していくので、新しい音を体感しつつ古い音をかけよう、というのは意識していますね。

ダンスミュージックの構成やフォーマット自体は基本的にあまり変わらないものの、テクスチャーやEQバランスが少し違うだけで雰囲気や音のアタリはかなり変わる。それを掴んでいないとDJはやっていけないですからね。現在を起点に過去がある、またはその逆、という捉え方が大事なんですよね。だからこそレコードショップに並ぶ新譜の取捨選択が、アップデートに必要不可欠だったりしますね。

──でも、コロナ禍では思うようにレコードショップにもアクセスできなかったのではないかと思います。その間はどう過ごされていましたか?

瀧見 2〜3ヶ月も現場が無くなる、なんてDJのキャリアでも初めてのことだったからね。家掘りに集中して「あ、この曲の裏面って意外と良い曲だったんだ」なんて発見したりしていたかな。新譜に関しては、仲のいいお店にはいつも通りに通ってはいましたね。

KENSEI 僕はずっと制作していました。あとは暇つぶしではないものの、家掘りをしつつマイナーな12inchのB面とかをYouTubeに投稿していましたね。現場以外でのDJ的な行為、音に強制的に向き合える行為を模索して、たどり着いた手段でした。そのついでにデータ化もできるし(笑)、趣味として続けていました。

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2人が実践するレコード/データの使い分け

──今回のSETSUZOKUでは、お二人にレコードオンリーでDJをプレイしていただきますが、普段はレコードやデータ、CDなどのフォーマットを使い分けることはありますか?

瀧見 海外や野外でやるときはブースや現場の環境も踏まえてデータを使うことも多くなりましたが、基本的にはレコードでプレイしています。7inchは持ち運びやすいし、回転数やピッチを変われば新譜とも混ぜやすいし、レコードに関しては結構同じ曲でもジャケ違いやエディション違いを買うこともありますね。音の違いもあるし。海外のお土産に持って行ったり、現地のDJやマニアと交換したりするのも楽しいですね。

実は2、3年くらい前にツアーの最終地点で、ハードケースのレコードバッグをロストバゲッジしたことがあって。結局手元には戻ってきたのですが、その時にブートのハウスリミックスなどはDiscogsでも販売禁止のものが多いんだなと知って、それをきっかけに音源を意識的にデータ化したりストックするようにはなりました。2度と手に入らないレコードもあるので。ただ、いかんせんデータだと体に入ってこないんですよ(笑)。レコードのように積極的に「聴こう」という感覚がどうしても持てなくて、仕事用というニュアンスが強いですね。

KENSEI バイナル(レコード)でずっとやっているとデータ音源に違和感を感じざるを得ない、と思うことはありますね。ライブ感が2割減するというか。

僕は逆に曲を頭にインプットするために、いつでも聴ける状態にはしておきたくて。バイナルの音源は買ってすぐデータ化するようにしています。むしろバイナルで聴くときは、結構自分に余裕がある時かもしれない。

状況によって使い分けをしていて、例えば今回のようにミュージックバーでプレイするときは、自分自身も落ち着いて音を聴けるからこそバイナルの方が多いです。ただ、その場で“自分のスタイル”を表現したいからこそ、色々持って行きたくなるんですよね。データ化したものをPCで持ち歩き、コントロールバイナル(デジタル音源をレコードで操作できるPCDJ用の機材)を使ってDJすることが一番多いかもしれません。

瀧見 でも、どんなに精度よくデータ化しようとしても、全然音質がしっくりこない時とかない?

KENSEI ありますね。いくら好きな針やミキサー、アンプを使ってデータ化しても、ジャンルによって合う・合わないはありますし。結構今のデータ化する方法も、何周か試行錯誤して落ち着いたところがあります。ある程度自分が納得したうえで、現場のシステムに応じ楽しめるようにはしているつもりです。

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──そこで追求した音質やライブ感って、現場にどう作用すると思いますか?

KENSEI 正直、自分の気持ちの問題、というのはあると思います。メンタルを整えて、現場で自分が自由に楽しめるような状態を用意しておきたいんですよね。

瀧見 いくらミックスや選曲、フロアの反応が良くても、メンタルがダメなときはダメだからね。確かに気持ちの持っていきようというのはあるかもね。自分の場合、多分かけないけどジャケを見て気持ちを立て直すために持って行くレコードというのはあるかも(笑)。ちなみにデータの場合、KENSEIくんはどういう管理をしているの?

KENSEI 自分でクレイツ(※DJソフトウェア「Serato DJ」でいうプレイリストのこと)を作り、パーティごとにフォルダを細分化して管理してます。すげえ膨大なデータの量になっていて、タイトルを細かく覚えてもいられないからこそ、フォルダ内で楽曲を検索し、すぐにアクセスするスキルは上がりました。瞬間的に反応できるよう、目印などもつけたりして。

瀧見 ただデータだと、たまにDub Mixと歌入りを間違えてかけたりしちゃうこともあって落ち込むんだよね。そこからの気持ちの立て直しが……(笑)。レコードだとA面・B面を間違えても、テンション的に乗り切れることは多いんだけど。逆に盛り上がったり(笑)。

KENSEI それはもう、誰もが通る道というか(笑)。その経験も必要ではありますよね。

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誰でもDJをできる現代、
重要な“場”に対する意識

──イベントに向け、今日はFACE RECORDSで販売されているレコードの中から当日プレイする楽曲を選んでいただきましたが、どのようにセレクトされましたか?

瀧見 基本バーの売り上げが上がるような選曲を(笑)。“酒と夜に合う音楽”というのは確かにあるので、その中で自分なりのセレクションをしつつ。クラブのダンスフロアとは違うからこそ、店の空間を創造して、流れと雰囲気をどう作るか考えがいがあります。あと、グラスの音や環境音とレコードのノイズのミックスとかですかね。いわゆる良い曲だけをかければ良い流れと雰囲気になるかと言われると、正直そうでもないし。あまり気の利きすぎないようにとか(笑)。

──KENSEIさんはINCのオープン当初からDJとして出演されていらっしゃいますよね。INCでプレイする際に意識することはありますか?

KENSEI 実はやり始めた頃は、アルテックのスピーカーに違和感があって。新しい音源がハマらないからこそ難しかったです。ただ、徐々に50〜60年代のムードを自分の時間軸でかけたくなり、この場所ならではの、気持ちいい音像も楽しめるようになりました。お客さんのムード的にもゆっくりしたい人は多いので、流れが成り立つ雰囲気であれば、同じアルバムから続けて2曲かけることもあります。

──おふたりの話を伺っていると、流れやムード作りを特に意識されている印象があります。

瀧見 今や誰でもDJをできるようになったけど、“場”に対する意識がないと、AIのプレイリスト垂れ流しに負けると思いますしね。基本的に選曲とボリュームコントロールが基本ではありつつ、「場を読むこと」は大事な要素のひとつであると思いますね。

とはいえプロ意識が強すぎて現場に合わせすぎると自分のカラーが出なくなる時もあるから、そのバランスは、場数を踏まないと培われないですよね。

──瀧見さんが“場”を読む時、特に注視することはありますか?

瀧見 自分の場合はフロアのジェンダーバランスや、いわゆる“一見さん”とディープリスナーの比率などを気にすることが多いです。そのうえで、自分のDJが響いているお客さんにフォーカスするか、それとも他のお客さんを掬い上げていくかをその場で判断していきます。足と気持ちのどちらを止めないか、とかですかね。あと、タイム感というか、ミックスのタイミングや長さなどに時代感は出ますね。

特に今は膨大な量の音源へコスト的にも物量的にも簡単にアクセスしやすくなってDJをやりやすくなったからこそ「DJであることの意味」を求められる時代になった。自分自身、リアルでもヴァーチャルでも、特に“場”への意識は強まってきていると思います。自分の場合はキャラクターやパフォーマー的要素よりは、音楽にフォーカスできる方向に落とし込みたいとは意識してますね。

──サブスクのプレイリストで音楽も掘れるしShazam(音楽検索アプリ)で流れている曲の情報もゲットできるから、「ただ音楽を流すだけ」は確かに通用しなくなりましたよね。

瀧見 まあ、Shazamでサンプルネタが同じの違う楽曲が引っかかったり、データがないVersion違いが引っかかったりした若い子に「どうしても知りたいので曲名教えてください」って話しかけられる、なんて2重のバグもあるから、技術が進歩したことで生まれる面白さもあるんだけど(笑)。盗むのは簡単になったけど、モノにするのは簡単ではないからね。KENSEIくん、話しかけられることある?

KENSEI 「今かけている曲何ですか?」とかは、たまに。話しかけるハードルが低くなったのかもしれませんが、最近の若い世代は度胸がありますよね。

瀧見さんがおっしゃっていたことと被ってしまうのですが、昔以上に情報へアクセスすることが簡単になったからこそ、僕も自分のあり方、つまり“自分らしいミックス”を表現することにだんだんフォーカスするようになりました。そうやって自分自身のキャラクターを追求することが、場のムードにも繋がっていくのだなと感じています。

──KENSEIさんは“自分らしいムード”を作り出すために、選曲でどういったことを意識されますか?

KENSEI 誰の何の音楽を、どういう風に、どういうシチュエーションで何を目的にかけているか、ということを考えることでしょうか。曲そのものだけではなく「どのフォーマットでかけるか」も関係してくると思います。それで言うと、僕はレコードの持つムードが好きです。

それこそ、昔は瀧見さんの関わった音源やプロモーション用のレコードを、現場で直接いただいたりしたこともありました。実はそういった文脈も含めて、ムードって作られるんですよね。

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「聴く」から「観る」へと変容するクラブとその未来

──お客さんの変化などに応じて、ムードの形成のされ方も流動的に変化していくのではと思います。おふたりから見て、この10年間でフロアはどう変化しましたか?

瀧見 イベントやパーティにもよると思うけど、ここ数年は男女問わず若いDJが鍛えられていると思いますね。特に思うのは、ここ2〜3年で日本でも現場あがりの20代のDJが増えていること。Contactのように、大御所から若者まで幅広いジャンルのプレイヤーにチャンスを与える場所があるのは大きいし、Mitsukiなどは明らかに若者が多い。今やオーガナイザーやクラブオーナー自体も若くなっていて、自分が現場の年長者になることもあるしね。

DJをやりたい子はたくさんいるし、感じるのは、80年代のように少し尖った感じ──地方から出てきて、場で(見た目や気を)張っているような若者が明らかに増えて、場が締まっているような感じは良いなと思う。これから若い世代が台頭していく印象はあるね。世界的にはそうした若者と大人が共生してる現場が多い印象があるし、基本どんな場でも新しい血は必要ですからね。3年後とか5年後にどのくらい残ってるのか、暖かく見守るつもりです(笑)。

面白いのが、そういう子たちはあえてレコードを選んでDJしていること。経済的事情もあると思うけど、1枚2,000円以上のレコードの新譜を買うんだったら、新譜はデータで、500円の中古を4枚買う、という意識が若い子の傾向にあるのかな。もちろんそれはそれでいいと思うし、そこで新しい発見もあると思うしね。この辺は、マーケットからこぼれ落ちているのも多いし。

──それはレコードブームとも関係していると思いますか?

瀧見 クラブの現場のレコードブームと、いわゆる巷で言われているレコードブームはそこまでリンクしていないと思いますね。専門性のマーケティングの行き過ぎ感もあるし。DJ的には基本のマスターをレコードでやるのかデータでやるのかでキャリア形成が大分違うと思いますね。それよりマスのデジタルネイティブ世代にとっては、モノとしての所有欲の強さや、音の良さ、手間をかけて聴く、という行為の面白さが影響しているんじゃないですか。

あとSNSで動画が拡散されるようになったことで、クラブに対する“幻想”は効かなくなったとは感じる。例えばパーティに行かなくても、その日のインスタストーリーを見て「ああ、こんな感じだったんだ」と分かってしまうからね。ただ、やっぱり大事な話やキモの部分はネットにはのらないので、そこはなんともね。

それがクラブへの導入口になる場合もあるから、決して悪いことではないけれど、音楽はだんだん「聴くもの」ではなく「観るもの」に変わっている部分はあるんじゃないですかね。エンタメ的にはそちらの比重の方が高いというか。いかにDJは盛り上がっている雰囲気を出し、動画で切り取られる1分間のなかで雰囲気を高めるか。音楽自体よりもヴァイヴレーションや現場のエネルギーを媒介して伝えるというか。今やそれもある種のDJの役割のひとつになっている。

KENSEI ただ音のイメージが、その場のムードを超えられていない状況もあるなと思っています。昔の方がそういう意味では、環境と音のドープさがマッチしていた。もちろん努力している人たちもいるけれど、その場のムードだけではなく、音楽そのものに対し同じくらいの意識が生まれればいいなと思います。

ただ、音楽のジャンル云々ではなく意識的な部分で「光があるのでは」と感じる状況に出くわすことはありますね。最近では、都内でも音にこだわったお店ができていて。ムードを大切にしつつ、楽しいイメージを作っていこうとする人たちもいる。「良いじゃん」と思うことは多々あります。

──その一方、10年前に比べるとクラブの非日常的な側面が失われつつある、という話も聞きます。

瀧見 根付いたからこそ日常になっている、ということもあると思う。例えばアジアでも国や地域によって全然お客さんの印象が違うし。形のないものに対し欲望があるかどうか、ということに地域柄が表れると思います。ことクラブシーンにおいては、日本は文化的には進んでいた方だなとは感じます。

KENSEI エリアやコミュニティによって印象は違いますよね。自分の場合はひとつの場所にあまり固定せずにいろんなベニューでやっているから、音楽好きに出会う割合が多いと感じます。ただ日本は成熟しているぶん、これからはどう環境を変え、未来に対しアプローチしていくかが必要になってきています。

──今後、おふたりは日本のクラブシーンでどういった役割を担っていきたいですか?

瀧見 音楽の良さ、そしてミックスされた状態で聴く音楽や流れの面白さを伝えていきたい、というのは大前提としてあります。そして、その面白さを場所や状況で変えていくようなDJをしたいです。

良い曲/音だけをかけて踊らせるのだけがDJじゃない。例えば「45回転より33回転で聴くのもいい」とか「この曲同士をこのテンポ感でつなげると別の曲になる」という視点や発想は、人間のDJじゃないとできないことだと思っていて。雰囲気と熱量の加減や按配、歴史の切り取り方なども含めて、オファーを受け続けるには、そういった現場での実力や表現の仕方にかかってくると思いますね。そこも含めて、いろいろな形でお客さんは勿論、クラブ・インダストリーに奉仕したい気持ちはあります。

KENSEI 自分は環境作りを含めた裏方的な思考も強いので、音楽をやることでローカルに対し何かを根付かせたり、意識的に音楽の聴き方を提案したりすることが多いです。蒔いた種が10年後に何かを生み出せないか、とは期待しています。DJはこれからも続けていきつつ、続けていけるような環境も作っていきたいです。

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DJ KENSEI × KENJI TAKIMI/瀧見憲司 @FACE RECORDS宇田川店

セレクトしたレコード

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KENJI TAKIMI

I’LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN / BOB DOROUGH
HUSTLERS CONVENTION EP / ML BOOSTER
GOING UP / RAH BAND
THE DIP / THE RUDE AWAKENING
MUZIC BOX CLASSICS VOLUME ONE / RON HAEDY
WALK ON THE WILD SIDE / JAMIE J. MORGAN
アイ・ウォント・ユー / マービン・ゲイ
涙のディスコテック / フィリー・デボーションズ
愛してほしい / シック
CORAZON / LTG EXCHANGE

DJ KENSEI

ALL OF YOU / AHMAD JAMAL
LADY LOVE / BILLIE HOLIDAY
INCREDIBLE KAI WINDING TROMBONES / KAI WIDING
JAZZ A CONFRONTO 19 / MAL WALDRON
FLYING HOME! / LIONEL HAMPTON
JAY AND KAI / J.J. JHONSON & KAI WINDING
BLUE MOODS / MILES DAVIS
NANCY WILSON & CANNONBALL ADDERLEY / NANCY WILSON & CANNONBALL ADDERLEY

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INC COCKTAILSを舞台に
瀧見憲司とDJ KENSEIがつくり出す“MOOD”

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SETSUZOKUが開催された日、その場に居合わせたオーディエンスたちは、瀧見憲司とDJ KENSEIがメイクするフロアで音楽・カクテルを自由に楽しんでいた。

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「着席して音楽を楽しむ」というスタイルで開催された当イベントでは、バーカウンターやテーブルに、家族やパートナーと楽しみに来た方やお一人で音とお酒を楽しむ方が並ぶ景色が広がる。近年、自宅でのお酒や音楽の嗜み方も変化している傾向にあるが、あらゆる要素における“なかなか経験できない上質さ”というのは、現場でしか体験できないものだと感じさせる。

この夜も“場”や“流れ”に対し高感度な瀧見憲司とDJ KENSEIだからこそ、カクテルをシェイクする音も鳴り響くINC COCKTAILSでしか作り出せない世界が展開されていた。

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Qeticでは今後もSETSUZOKUのプロジェクトを重ねるごとに、イベントの様子と出演者のインタビューをアップデートしていく。ぜひ次回のイベントに期待しつつチェックいただきたい。

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INFORMATION

-Culture Party- SETSUZOKU

セツゾクは『新しい“Boom”の創造』を目的にミュージックを通じて、様々な分野へセツゾクする新たな表現の場、トレンドを発信するメディア・エージェンシーです。2011年の発足から年齢や性別を問わず感性を共有し合うことができる、独自の世界観を持つ人々に向けて発信してきました。今後も国内外を問わずストリートやライフスタイルの延長にあるエンターテイメントを目指していきます。それぞれにとって目には見えない何かを。そんなきっかけを提供する事がミッションです。

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