「なんて日だ!」で会場を爆笑の渦に巻き込み、<キングオブコント2015>で優勝したバイきんぐ・小峠英二さん。実はパンク好きだという彼がフジロック・オフィシャルショップ岩盤によるウェブメディア「富士祭電子瓦版」に登場! 過去の<フジロック・フェスティバル>(以下、フジロック)での思い出や失敗談なども語っています! 小峠さんのせいで今年の<フジロック>も楽しみ過ぎてまったく「どうすればいい!?」
text by Qetic
今回、「裏TALKING ABOUT FUJI ROCK」(芸人が語る<フジロック>)に登場してくれるのは、今やテレビで見ない日がないほどの売れっ子芸人、バイきんぐ・小峠英二さん。
実は、「裏TALKING ABOUT FUJI ROCK」の第一回に登場してくれたハライチ・澤部さんからの公開指名で実現した今回の登場! ロック好き芸人としても有名で、<フジロック>にも頻繁に足を運んでいるそう。そんな小峠さんが語る<フジロック>とは? 後半には今年の出演者の中から小峠さん的オススメアーティストをピックアップ!
Interview:小峠英二
<フジロック>での「なんて日だ!」がきっかけで!
ーー以前に登場していただいたハライチ・澤部さんからの指名で声を掛けさせていただきました!
小峠 ありがとうございます!なんか緊張しますね。
ーーでは、早速ですが、<フジロック>には結構行かれているとか。
小峠 行けるときは、行っていますね。一番最初に行ったのは10年ぐらい前で、仕事で行けない年もあるのですが、これまで5、6回は行ってると思います。
ーーきっかけは何だったのですか?
小峠 昔からずっと気にはなっていたんですけど、なかなか行けるタイミングがなくて。そんなときに大阪時代に仲の良かった友人が地元に帰ってしまうということがあって、そいつもすごいロック好きだったので、「最後の記念に一緒に<フジロック>行こうや」って。
ーー「最後の記念に<フジロック>」だったんですね。ご友人さんもそうですが、小峠さん自身も色んなところでロック好きを公言されてますよね。どういうルーツなんでしょうか?
小峠 一番最初に買ったアルバムはJITTERIN’JINNで、バンドブーム真っ只中を体験して、高校に入ったあたりから、ピストルズ、クラッシュ、ラモーンズという感じでパンクを聴くようになりましたね。
ーーTVやブログでBLANKEY JET CITYや髭(HiGE)といったバンドのことを話しているのをよく見かけますが。
小峠 ブランキーはまさに世代で、高校時代からずっと大好きです。あと髭を観たのは<フジロック>が最初だったんですよ。僕は<フジロック>に行くって決めたら、前もってCDショップに行って予習するのが好きなんですけど、そこで「なんか髭って変な名前だな」って思って聴いたら、かっこよくって。
ーー<フジロック>がきっかけだったんですね。
小峠 そうなんです。他にも<フジロック>では新しい出会いみたいなのが結構あって、一昨年行ったときに、Hi-STANDARDの難波さんとすれ違ったらしいんです。そのときは特に何もなかったんですが、その夜のラジオか何かで難波さんが「バイキングの小峠くんとすれ違ったよ。なんて日だ!」みたいなことを言ってくれてたらしくて、いつかお会い出来たらなと思ってたんですよね。そしたら半年ぐらい前に島根でロケをやっている最中に、ちょっと威勢のいい感じの人が集まって来て、「ちょっとヤバそうだな」と思っていたら、難波さんだったんです(笑) ちょうどNAMBA69のツアーで島根に来てたらしくて、声をかけてくれたんですよ。 こっちとしては「うわー本物だ!」ってなってたんですが、<フジロック>の一件もあったので、すぐ意気投合して。
ーー「なんて日だ!」って言ってくれたやつですね。
小峠 そうそう! そしてその一連の流れが、まさに出雲大社の前だったという。まさに出会いの神様の前で! ちょっとすごい偶然でびっくりしましたね!「<フジロック>以降ずっとお会いしたかったんです」って話して、その場で電話番号交換して、この前ライブに行かせていただいたんですよ。それも<フジロック>繫がりですね。
ーー新潟で出会って島根で再会したと。
小峠 そうですね。あ、あと他にも偶然でいうと、2年くらい前に<フジロック>に行ったときに、「小峠さんのアパートの向かいに住んでます。よくお見かけします!」って言われたこともありました(笑) 普段だと会えなかったり、話したりすることもない方と話せるのも<フジロック>の醍醐味かもしれないです。
★小峠さんの<フジロック>失敗エピソードって?
インタビュー続きはこちら 裏TALKING ABOUT FUJIROCK:バイきんぐ・小峠英二
text&interview by Shotaro Tsuda(Festival Junkie)
photo by Chika Takami