THE ROAMERSのギタリストとして本格的なバンド活動を開始し、解散後はravenkneeのギタリスト、phaiとS亜TOHのメンバーとして活発な動きを見せていたkyazmが、2020年に入ってさらにソロ・プロジェクトを始動。
2月にリリースしたデビューEP『fickle friends』に続き、早くもここに届いた『EP2』のあまりの素晴らしさに興奮が止まらない。生音主体のバンドから打ち込みならではの無限の可能性を秘めた音色を追求するようになったかと思えば、その機械的な正確性を打ち消すようにラフで生々しいグルーヴを演出したり、再び楽器単体の魅力にフォーカスしたりと、常にセオリーを疑い新しい感覚を探し続け、それらを掛け合わせていく姿勢を集約したかのような、オルタナティヴでドラスティックなダンス・ミュージックの誕生だ。
ravenkneeのメンバーとしてはこれまでに何度かQeticのインタビューに応えてくれたことのある彼だが、1人での登場は今回が初めて。そこで、音楽を始めたきっかけから現在に至るまでの流れをじっくりと掘り下げた。そのパーソナリティに迫ることで見えた、コロナ禍も含めた現在地と未来とは。
Interview kyazm
──現在の活動に至る経緯を、音楽を演奏し始めた頃のことから、聞かせていただけますか?
父がギタリストだったので家にはギターがいくつもありました。レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)やディープ・パープル(Deep Purple)、ボストン(Boston)といったハードロックから、マニアックなフュージョン系のバンドまで色々と聴かせてくれていたので、子供の頃から音楽との距離は近かったです。でも、自分でギターを演奏しようとまでは思わなかった。高校に入るまでは野球少年だったんですけど、椎間板ヘルニアになって素振りもままならなくなってしまって。打ち込めることがなくなったので、家にあったギターを弾き始めたことが最初のきっかけです。
──そこからどんどんギターの魅力にはまっていった。
そうですね。うちの高校にはめずらしくジャズ研があって、そこでセッションしたりライブを重ねたりしているうちに楽しくなってきたんです。それからしばらくはギタリストとしての活動が続いて、大学を中退してからもミュージック・バーでの箱付きの演奏家やギター講師をやっていました。
──THE ROAMERSに入ったきっかけは、何だったのですか?
それまでにもバンドはやっていて、よく出入りしていたRinky Dink Studioというスタジオの系列店の人からTHE ROAMERSを紹介してもらったんです。
【MV】THE ROAMERS – where’s the key?
──THE ROAMERSはなぜ解散したのでしょう? いよいよこれから世に広がっていくだろうという空気を感じていたのですが。
2016年の3月に、アメリカの<サウス・バイ・サウス・ウェスト(SXSW)>に出演する予定だったんですけど、今まで日本から出演したバンドと同じ手続きを踏んだにもかかわらず、僕らも含めて何バンドかが出られなくなったんです。理由は憶測でしかないんですけど、ビザじゃなくてESTA(短期の米国渡航に必要な入国審査制度)の申請をしていたことが、そもそもグレーだったみたいで。オバマ大統領がイベントを観に来ることになったから弾かれたんじゃないかとか、話していました。でもTempalayはアメリカに前乗りしていたからなのか出演することができて、そこで“持ってる奴ら”と“持ってない奴ら”の差を勝手に感じたりしてすごく凹んだんですよね。そのあとフルアルバムを出す予定だったんですけど、どうしてもクオリティに納得がいかなかくてリリースできなかったり、いろいろあって解散することになりました。
──そしてTHE ROAMERSのドラマー・katsuyuki higashiとともにravenkneeに。
解散したときに音楽だけで生活していくことは厳しいと思ったんです。だから生活の中で音楽の優先順位を下げてプログラミングの勉強を本格的に始めたんですけど、ある日ravnekneeのjoe(joe matsumoto)が来て、“daydreaming”を聴かせてくれた時に衝撃が走ったんです。「これならいけるかもしれない」と思って加入しました。
ravenknee ー daydreaming(short ver.)
──THE ROAMERSはオーセンティックなファンクやブルーズを基調とした生演奏のバンドで、ravenkneeはモダンなロックと打ち込みのエレクトロを独自の感覚で融合したバンド。音楽性も大きく変化していますし、すぐにフィットできたのでしょうか。
THE ROAMERSではレコーディングのエンジニアもやっていたので、パソコン上で音楽を作るスキルはあったんです。エレクトロミュージックのトラックメイクも今ほどではないにせよ、一応作ることはできたので、音作りの面でravenkneeに入ることに違和感はなかったです。
でも、ギタリストとしては大変でした。というのも、エレクトロミュージックのシンセサイザーって本当に自由で、それこそギターも含めてどんな音でも出せる。加えてravenkneeはEDMやフューチャー・ベースの要素も強くて、パッドの太い音とかって、ギターの歪みと性質が似ていて、ギターの立ち位置がすごく難しくなるんです。なので、ravenkneeでの僕は、どちらかと言うとアレンジャーとしての役割のほうが大きいですね。
──しかしライブを観ると、kyazmさんはやはりギターが好きなギター・ヒーローなんだと思うんです。
ravenkneeはバンドなので、ギタリストとしての役割が求められることも多いんです。じゃあ、限られた制約の中でどうこだわるか。そこは基本的にギターを鳴らすことを前提にするのではなく、引き算の発想で入れるべきところにギターを入れることで、曲が面白くなるように思います。
──続いてはphaiとS亜TOHでの役割について、教えてもらえますか?
phaiはSawa(Kazutaka Sawa)と考えや好きな音楽の共鳴する部分が非常に多いので、逆に彼に任せ切っている事も多くて、最近はその傾向がさらに強くなっていると思います。パーティヒーローになるっていう隠れたコンセプトがあります(笑)。S亜TOHは、僕にとってLingnaの思想にかなり影響を受けている部分があり、彼の考えるコミュニティやシーン作りのサポートをしているような感覚です。ヒップホップやラップ・ミュージックやエレクトロ、その中でも“アンダーグラウンド”と言われるような音楽も含めて、変に悪ぶることなく自由な発想で再定義して、エッジーな音楽の居場所を広げていこうとするやり方ですね。
phai ー I’ll do(feat.POINT HOPE)
S亜TOH, Us ー ガバじゃなきゃ
──S亜TOHのアイデアはほんとうに面白いですよね。<亜>というパーティもそうですし、最近だと<2021 survive>も。
<2021 survive>もLingnaが考えたことで、僕はあくまでサポートです。ポストコロナの世界までみんなで生き抜いてパーティをしようというプロジェクトです。まずはコンピレーション・アルバムを作って収益を幡ヶ谷forestlimitに寄付しようと思って、収録曲を24時間で作るところを配信しました。なかなか無茶な試みで、みんなかなりしんどかったと思うんですが、とても楽しくできました。
Various Artists 『2021survive』(CM)
──そんな3つの顔を休むことなく動かすだけでも大変だと思うんですけど、そんな中ソロ・プロジェクトを始めたのはなぜですか?
あくまで僕の個人的なポリシーであって、みんながそうあるべきとは思っていないことが前提なんですけど、誰かに何かを意見するときは、その人がやっていることをわかっていなくちゃいけないと思っているんです。だから僕はバンドをやる上でギターだけでなくドラムやベースも学んだし、今ではいろんなことができるんです。でも、結局自分では何も表現してないんですよね。どこに行っても左脳的に機能しているだけ。それだと、それぞれの音楽的な方向性の中心にいる、joeやSawaやLingnaと対等じゃないような気がして。それがソロプロジェクトを始めた理由です。
──同時進行で4つのプロジェクトに取り組むことのメリットについてはどう感じていますか? 例えばエネルギーが散漫になることによる弊害を感じたことはないのでしょうか。
物理的な言い方になってしまうんですが、表面積が狭いほど一点にかかる力は大きいので、どれかの活動に絞ったほうが鋭さが増すとも言えます。でも、インプットという意味では、いろんなプロジェクトをやる方が効果があるように思います。自分で視野を広く持つことを意識しながらディグしなくても、勝手にいい音楽やいい情報が入ってくる。自分の好み以外の音楽や自分1人だと辿り着けなかった感覚を養うことで、自分自身にオルタナティブでいられるんです。
──kyazmさんの言葉でご自身の音楽を説明するとしたら、どうですか?
使えるものは全部使っています。エレクトロのサウンドは自由なので使う。ギターの腕にも自信があるから、そこは個性として使う。歌も歌いますし、自身のルーツの1つでもあるブラック・ミュージックも、ハウスなどのDJカルチャーに参加するようになったことから感じたことや、ヒップホップやトラップのサウンドも。それらをごちゃまぜにしたオルタナティヴな感覚に、グルーヴで統一性を持たせた音楽ですかね。
【MV】kyazm ー fickle friends
──オルタナティブやパンクという表現がハマると思いました。
主張という意味では、パンクをやっている感覚はありますね。あと最近は音楽としてのパンクにもハマっています。Lil Darkieがすごく好きで、パンクやガレージのギターにトラップのビートを合わせてるんですけど、歪みで音像がもうぐちゃぐちゃで、それがかっこいいんです。セオリーを突きつめつつもそのままは嫌で、裏をかきたい逆を突きたいって、腹の中では常に思っています。
──打ち込みの音楽なんですけど生演奏感覚のグルーヴを感じられることも、その結果のひとつですか?
DTMに音を入れていく打ち込みの作業も手で打ってるんです。ドラムとかもパッドで打って微調整したり、あえてちょっとズレてるところも残したり。未知の音を使って人間が演奏している感じを出すことには、意識的に取り組んでいますし、そうすることが僕の中で自然なことなんです。
──前作『frickle firends』と比べると、今作はさらに音のデザインがアップデートされたようにも感じました。
そこはミックスとマスタリングの違いですね。3月13日(金)に<Alegre>というパーティで初ライブをすることが決まっていたので、それまでにどうしてもリリースしたくて、納期にこだわっていたんです。今回は時間的に余裕が出たことがいい方向に向かったと思います。音圧があってローもしっかり出ていますし、細かいことにこだわることができてよかったです。
──曲単位だと、まず“mutemass”はどのようなイメージで作ったのですか?
ライブをするにしても曲が足りなかったので、曲自体は<Alegre>の前に急ぎで作りました。その時に参考にしたのは仲間のバンド・gatoですね。僕が彼らの曲の中で一番好きなトラップを採り入れたまだライブでしかやっていない曲を真似しつつ、自分のグルーヴ感を出すようにしました。
──すごく身近なところから着想を得て生まれたんですね。
ほかにも、エレクトロミュージックのトラックにいろんな音を使いたいと思ったのは、phaiのSawaから受けた影響が大きいです。彼は面白い音を一瞬だけ出して引っ込めるとか、そういうセンスに長けてるんです。メロディはS亜THOのLingnaが僕の家に来て、僕が寝ている間にトラックに歌を入れていて、それがカッコよかったところから来ています。ラップができなくてもトラップにはこういうメロを入れたらいいんだって、参考になりました。だから、本当に身近な仲間の力があっての曲ですね。
──歌詞はどのような想いで書いたのですか? 《コロナ》という言葉も出てきます。
まだ歌詞はそんなに書いたことがないので、いつも苦労するんですけど、この曲はちゃんと自分の言いたい意見をただ言うってことを、全うできました。《コロナ》と歌っていますけど、それに対してどうこうというより、「情報の取捨選択に踊らされんなよ」って。
kyazm ー mutemass
──新型コロナウィルスの感染拡大は、情報の取捨選択についてあらためて考える大きな出来事だと思います。しかし、誰もが体験したことのない災いで真実は誰もわからないほどに、何を切り取ってどう考えるかが難しくもある。
そこは、知ることを止めたタイミングで終わっちゃうので、正しい情報が見つかるまで調べ続けるしかないと思うんです。それってすごく疲れることだし、いろんな意見に対して見たくも聞きたくもない気持になるのもわかります。だから情報と自分なりに距離を取るためにSNSを止めたっていいし、そこは自由だと思うんですけど、もし今苦しんでいる人を見るのが億劫だとか、そういう理由であった場合は正直どうかなと思います。僕は今の政治に対してそこまで否定的ではないんですけど、ライブハウスや飲食店など、困っているところは困っていると、どんどん声を上げて当然だし、今は経済的に困ってない人もその声を無視しちゃいけない。あとはトーンポリシングとか、往々にして行動をしている人を止めるような抑圧的な考えは、絶対によくないと思っています。
──kyazmさんは何を以て情報を正しいと判断していますか?
僕は大学が数学科で前職は機械学習、AIのモデリングに携わっていました。だから、確率モデルや数理モデルには少し強くて、そういう意味では数字を信用しています。なので、専門家会議などに参加している人たちが言うことは、プロの判断として正しいと考えていますね。でも彼らの言うことは“感染するかしないか”ということにおける変数でしかないので、それらに倣って行動するとライブハウスや飲食店は経済的に追い込まれて店を閉めることになり、その先のやりがいも失ってしまう。失業率と自殺率には相関があるので、そういったネガティヴな状況をどうすべきか、経済の尺度からも考えなくちゃいけないことが足りてないんですよね。
──そしてその医学的見地からの数字と経済的な問題の間にある歪みは、まだまだ長期化するかもしれません。
もはや終わりが見えないので、結局新しい何かを生むしかない。自粛になってリモートでしかやりとりができなくなった変化が、いい方向に転じている部分もあるじゃないですか。例えば無駄な出勤がなくなっていくかもしれないとか。
だから音楽も今の状況において、新しいやり方を考えていくしかないと思うんです。例えば「SaveOurSpace」は、経済的に苦しい今の現状を打破するためのものですけど、署名を集めて政府に持って行くことで、政治レベルで何かが変えられる可能性を示したという意味でも素晴らしい動きだと思います。さっき話した<2021 survive>も、未来に繋がるひとつの流れになるかもしれませんし、やれることはたくさんあると思います。
──次は“relief”についても話を聞かせてください。この曲は“mutemass”以上に生のグルーヴが印象的でした。また、R&Bやジャズの持つスムースな側面も持ちつつヘヴィーな凶暴性もある。そのミクスチャー感覚が面白い曲だとも思いました。
これも初ライブに合わせて作ったんですけど、やっぱり僕は生音が好きなので、ライブでサポート・ドラマーのhigashiさんやベースの神崎峻が活きるようなフレーズや展開のある曲にすることは意識しました。その反面、音源のサウンドは、キックの音をがっつりエレクトロにして、スネアもトラップっぽい音に。声はヴォコーダーを使ってケロらせる(ピッチを補正するエフェクトをかけることで“ケロケロ”した声が生まれる)とか、あえて打ち込みのR&Bやポップスのトレンドに寄せた部分もあります。
Higashi katsuyuki(Dr.) 神崎峻(Ba.)
──確かに、生っぽいビートとの躍動感と機械的な音色のマッチングはすごく新鮮でした。
トラップの感じでシャッフルとか、あまりない気がするのでそれを目指したいとは思っていました。
──ベースのヘヴィーで歪んだ音もカッコいい。ヴォーカルがシャウト気味でエモーショナルなこともあって、コーン(Korn)のようなロックからの前衛的なアプローチも感じました。
ベースは神崎峻に録ってもらった演奏を乗せたんですけど、僕もすごく好きです。確かにベースは(コーンと同じ)5弦でダルンダルンなんで、ドス黒いヘヴィーな感じになってますよね。
──“オルタナティブ”をキーワードに、さまざまな趣味を持つ人たちが引っ掛かりそうな、すごく多面的な魅力がある曲です。
さきほど、常に逆を突きたくなるって話もしましたけど、カフェとかで流れてるようなお洒落感のあるR&Bやジャズにはしたくなくて。そこに一貫してブルーズや、ジャズでもモダンで洒落たものではなくて、40年代付近のジプシーとか、そういう味を一貫して出していきたいんですよね。
──歌詞は、強烈なラインが飛び交っています。
言いたいことは“mutemass”に近いんですけどもう少しスコークを広げて、未来のことは誰にもわからないけど諦めないで、今できる選択をしようって。
kyazm ー relief
──2曲とも希望のある作品だと思いました。“みんなで頑張ろう”とか“心を一つに”ではなく、選択の先に皆が思い思いに楽しむダンスフロアを想起させられました。
ライブ感を音源に詰め込めた自負はあるので、そこが伝わってるのは嬉しいです。
──やはり早く現場でライブをやりたいですよね。
そうですね。いつになるかわからないですけど、今の段階でどう考えても密じゃないところは、もう自粛しなくてもいいと思うんです。例えば、サーフィンに反対する人たちって、もし怪我でもしたら医療従事者に迷惑がかかるとか言うんですけど、整形外科ですよ。僕が調べた限り、むしろみんな家に籠っているからケガ人が減って今は殆どの病院が暇となっていることをデータとして確認できました。
もしその情報が間違っていたら教えてほしいし、アップデートしますが、要するに、問題をすり替えたり感情論で話したりしても仕方がないってことなんです。どんな仕事でも行動でも、自粛すべきかどうかは感情ではなく理屈でフラットに考えてポイントを押さえていかないと。でもそうなると、僕らが1日も早く戻りたいと思っているクラブやライブハウスは、密閉性が高くて人が集まることは確かなので、自粛の解禁はまだ先になるのかもしれないけど、まずは気持ちとかイメージ先行で、「あそこは自粛すべきだ」みたいな論調がなくなることが、結果的に自粛解禁への近道になると思うんですよね。
──そのうえで、この先に何を想いますか?
ちゃんと先を見て、パーティやフェスに繋げられたらいいですね。そのためにできることは全部やっていきたい。まずは、音源の発表など既に決まっていることを遅延なくやる。当たり前のことを当たり前にやった上で、次を見据えた発信活動をしたいです。精神的には強いほうだと思うので、とにかく腐らずに正しいと思うことを追求していきます。
Text by Taishi Iwami
kyazm
東京を拠点に活動するプロデューサー/ギタリスト/レコーディングエンジニア。
ソロ活動であるkyazmではボーカルも担当。大胆な隙間と、house、そしてjazz〜soul由来のエッジの効いたビートを基とする。
他にもravenknee、phai、S亜TOHなど数々のグループに参加し、
サマーソニック2018、りんご音楽祭 2016、SXSW Japan Nite US tour 2016など数々のフェスや音楽イベントに出演。
エモーショナルかつタイトなギターと、本当に弾いているか分からないぐらい激しいダンスで注目を浴びる。
楽曲提供/ギターアレンジやremixも盛んに行っており、king gnuのボーカル井口理も出演している横田光亮監督の映画「ヴィニルと烏」への楽曲提供や、俳優の吉村界人が出演しているADVENTUREKINGの連載企画へのギターアレンジ/楽曲提供、同じく吉村界人主演、小野寺亮監督作品「Milestone」(道しるべ)のギターアレンジ、the McFaddinやgatoへのremixの提供なども行っている。
その他レコーディングエンジニアとしても実績も多数。