ビヨンセ(Beyoncé)、ドレイク(Drake)、スクリレックス(Skrillex)など世界中の名だたるミュージシャンたちと共作を重ねているSSW/プロデューサーのレヴィン・カリLeven Kali)。彼が4月19日(水)にビルボードライブ大阪、4月21日(金)にビルボードライブ東京で、自身初となる来日公演を行う。

ソウル〜R&B〜ファンクを下敷きに、有り余るイマジネーションを次々とスケッチしていくレヴィン。フリーダムでありながら的確にツボを抑えていくそのセンスは、甘い歌声や演奏のみならず、ファッションからアートワークに至るまで、随所で遺憾無く発揮されている。

今回は来日公演を目前に控えた彼にメールインタビューを実施。毎日のルーティーンからクリエイティビティに関する疑問まで、生活の中から湧き出るイマジネーションを見つめるための9つの質問を投げかけてみた。

INTERVIEW:Leven Kali

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──レヴィンさん、こんにちは、今回レヴィンさんが初来日し、ビルボードライブ大阪・東京でライブを披露されること、とても楽しみです。また今回、お忙しい中、メールインタビューにお答えいただきありがとうございます。今、どのような状況でインタビューに答えていますか?

こっちは朝だよ、一日を始めるところ。

──いま身の回りにあるものをアイデアにして曲を作るとしたら、何をトピックにしてどんな楽曲を作りますか?

今日はどんよりとした天気で、ちょっと寒いし、まだ目が覚めてないんだ。作るんだったらフライ・インストゥルメンタルっていうか……太陽が昇るようなトラックになるかな。ブライアン・ベネット(Brian Bennett)やロニー・リストン(Lonnie Liston)みたいなバイブスのね。でも歌うにはちょっと早すぎるな。

──生活ルーティーンを教えてください。また、ショーで世界各地を旅する楽しみはなんですか?

起きたらちょっと携帯を触る。それから水をレモンと飲んで、瞑想して、運動して、朝食をとって、それからその日にやることを進める。最近は大阪と東京のビルボードライブに向けたリハーサルを朝からやってるよ。その後に、生活のことをする。

僕はショーのために世界中を旅するとき、異なる文化に触れられることに興奮するんだ。行く場所によってもちろん違うけど、それは食事だったり、ショッピングだったり、知り合いに会うことだったり、初めての出会いでもある。旅が好きなんだ、自分自身を知るための最良の方法だと思うよ。

Leven Kali – EEK Live at Revival Studio, LA

──もし「自分が書いていたら!」と願うような楽曲はありますか?

ディアンジェロ(D’Angelo)の“I Found My Smile Again”。とても美しくて、誰かと出会ったり、愛や人生への信頼を取り戻すようなものを見つけるという曲だよ。でもそのパワフルなメッセージが霞んでしまうくらい、グルーヴがすごいんだ。最高のフィーリング・ソングのひとつだよ。

D’Angelo – I Found My Smile Again

──レヴィンさんのファッションが好きです。ファッションについてはどんなことを意識していますか?

ありがとう。その人自身のファッションにおいて重要なのは、自分が一番心地よく、そして自信を持てるシルエットを見つけることだと個人的には思ってる。その上で、クリエイティブなものだったり、雰囲気の違うものにも挑戦すること。僕は色合いやテクスチャ、ブランドより、服をどう着こなしているかに個性を感じるんだよね。最近はユニクロのベーシックなアイテムが気に入ってるんだ。ディーゼルにもドープなアイテムが揃ってるね。

──ファッションのみならず、作品のアートワークもとても素敵です。アートワークについては何を意識していますか?

僕のアートの多くは「調和」に着想を得てる。色合いでもデザインでも、様々な「調和」を物語るものが好き。それが目に見えるものであっても、見えないものであっても。

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──レヴィンさんは名だたるアーティストの方々とコラボレーションしていますよね。コラボレーションの秘訣を教えてください。

誰かと真に心を通わせながらリアルな会話や体験を産み出していくのは、どんな時でも素晴らしいものになる。どのコラボレーションも大好き。メールやメッセージから素晴らしいものが産まれることもあるけど、リアルなエネルギーに勝るものはないよ。

──あなたにとって歌とはなんですか?

僕にとっての歌は、何よりもまず家族と共有するもので、とても大きな意味を持ってる。僕たちのつながりの大部分を占めているよ。

──最後に、ラブソングを書くための秘訣はなんですか?そして、相手に想いを伝える最善の方法は?

​​素直になること。音楽は言いづらいことや、言葉では表現しにくいことを伝えるのに良い場所だと思う。僕自身、音楽をこれまで以上に頼りにするようになっているよ。

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文/風間一慶

INFORMATION

Leven Kali 来日公演

【ビルボードライブ大阪】(1日2回公演)
2023.04.19(水)
1stステージ OPEN 17:00 START 18:00/2ndステージ OPEN 20:00 START 21:00

【ビルボードライブ東京】(1日2回公演)
2023.04.21(金)
1stステージ OPEN 17:00 START 18:00/2ndステージ OPEN 20:00 START 21:00

チケット情報
サービスエリア ¥9,600
カジュアルエリア ¥9,100(1ドリンク付)
※ご飲食代は別途ご精算となります。

Club BBL会員先行:02.16(木)正午より
一般予約受付開始:02.22(水)正午より

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