LINE NEWS」で、オリジナルインタビュー企画が2017年10月より公開されています。

企画の第7弾として、浦和レッズの阿部勇樹選手と元日本代表監督のオシム氏の対談インタビューが公開されました。

オシム元監督、得意のブラックジョークを垣間みることができる対談になっています。今回はその対談を一部ピックアップしました! 

【後編】恩師、イビチャ・オシムをたずねる旅

ジェフユナイテッド時代、そして日本代表選手としてオシム氏と共に戦った阿部選手が、恩師を訪ねサラエボの地へ。

・「それで、君はいつ、監督になるんだ」

12月23日、サラエボ市内のホテル。10年ぶりの再会を懐かしむ阿部に、オシムさんはこう投げかけた。

「君もいつでも、そういうチェンジができるように、準備をしたほうがいい」

・監督になるための「いい準備」

「毎日の練習や試合でも、今までと違う角度から同僚や相手のプレーを見るようにする。そして『自分が監督なら、今の自分に何を要求するだろうか』と想像しながら練習をすることも、監督になるためのいい準備になる。」

イビチャ・オシムに会いに行く。一番弟子の阿部勇樹がサラエボの地へ。 interviw180125_lineinterview_01-1-700x467

・「オシムの戦術」などなかった

「きちんと次の試合の相手のことを研究して、分析して、対策を準備する。それが監督の最低限の仕事だ。その積み重ねが、戦術のように見える。当時は『オシムの戦術』などという書き方をする新聞記者もいたな。そんなもの、どこかにあったのか?」

・いい指導者になれるタイプの主将

「いい主将だから、必ずいい監督になれると決まっているわけではない。どんなタイプの主将なのかによって、いい指導者になるかが分かれると思う。阿部は主将として、いつも味方のミスを帳消しにするプレーができていた。それが大事なんだ。」

「阿部は監督に向いていると思っている。自分がやっているプレーを、自分のチームの選手にやらせることができれば、いい監督になれる。ジェフやレッズの選手たちは、阿部がいい監督になれると確信しているはずだ。」

阿部「本当に、サラエボに行けてよかったです。また、いい報告をするためにも、がんばらないといけないですよね。遠くからですけど、見ていてくれますから」

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