3月26日の公開とともにSNS上で絶賛の映画『騙し絵の牙』。ミステリー小説『罪の声』などで知られるヒットメーカー塩田武士大泉洋を主人公にあてがきし、2018年本屋大賞にランクインするなど注目を集めた小説を映画化。今作でメガホンをとったのはこれまで『桐島、部活やめるってよ』や『羊の木』で邦画の常識をアップデートしてきた吉田大八

斜陽の大手出版社を舞台に編集者や上層部、作家たちの思惑と執念がスピーディーに展開する本作。キャスティングも主役級が集結した豪華さだが、音楽ファンにとっては劇伴をマスロックバンドLITEが手掛けていることも気になるところだろう。

そこで今回、LITEと音楽プロデュースを担当したMELODY PUNCHの緑川徹に対談をオファー。0コンマ何秒という緻密な構成を特徴とする音楽性と映画『騙し絵の牙』の相性、世界でも類を見ないマスロックと映画の組み合わせに至ったプロセスや、実際の制作についてじっくり話を聞いた。

映画『騙し絵の牙』【「LITE × 騙し絵の牙」特別映像】

INTERVIEW:
LITE
×
緑川徹

対談:LITE×緑川 徹(映画『騙し絵の牙』音楽プロデューサー)|邦画界の常識を覆す、映画劇伴におけるバンドの可能性 interview210414_LITE-01-1440x960

今の邦画界の常識を壊したい

━━まずは制作に入るまでのプロセスなんですが、緑川さんは監督からどんなオファーを受けたんですか?

緑川 徹(以下、緑川) (吉田)大八さんとは何本か一緒にやらせていただいてるんですが、オファー前は「今回どうしようね」と悩んでました。最初、なんとなく挙げた候補にLITEの曲もあったんです。僕は元々皆さんのことを知っていてCM案件で頼みたいと思っていたんですが、まさか大八さんからLITEっていう名前が来ると思わなくて。「マジすか? すごくいいですけどね」なんて言いながら、どうやって映画に? と思ってました。

普通に考えたらこういう映画って『半沢直樹』的な壮大な音楽が、群像劇みたいな感じで合いそうじゃないですか。ただ、「そういうのはやりたくないな」と。一度、(音楽無しで)映像を繋いだときに、大八さんが「やっぱりLITEに頼みたいな」と決めました。そのときには、まだ僕も「LITEは大好きだけど、どういうのがつくんだろう、ええ〜?」みたいな感じでした(笑)

井澤 惇(Ba./以下、井澤) 僕らも「ええ〜?」でした(笑)

楠本 構造(Gt.&Syn./以下、楠本) 他に挙がっていた候補は想像できるようなアーティストだったんですか?

緑川 どちらかというと劇伴が得意な人たち。だから違うミュージシャンを当てようっていう流れではなかったけど、今までと違うことがやりたい、と。大八さんの作品って劇中曲が少ないんですね。『桐島、部活やめるってよ』は劇中曲、1曲もないと思います。そういう意味で今回はたくさんあるじゃないですか。あれは自分の中では画期的だと思います。

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井澤 大八さんらしからぬ?

緑川 だからまたニュートライをしたいんだなと。皆さんは大変だったと思いますけど(笑)。

井澤 先日、オリジナルサウンドトラック用に大八さんと対談したんです。今の邦画界は音楽をバンドサウンドでやることがあまりない、やってみないと新しい方向に進まないし、常識を壊したいと大八さんはおっしゃってましたね。

緑川 型にハマってないサウンドトラックっていうのがあまり日本の映画界にないんです。フルオーケストラで、みたいなものが多いじゃないですか。そういう意味では、かなりチャレンジで面白いと感じましたね。

━━緑川さん的に勝算はどれぐらいありましたか?

緑川 最初の1曲目があがってくるまではドキドキしました。すごくかっこいいと思ったんですけど、僕の中で勝手に想像してたLITEのサウンドよりアンビエントな曲だったんです。全然読めなかった曲調だったんですけど、それがのちにドンピシャにハマるシーンがあって。「こういう引き出しもあるんだな」と思いましたね。

武田 信幸(Gt./以下、武田) オファーを受けて、監督と緑川さんとお話ししたんですが、あまりにもイメージが湧きませんと言う話になって。一回、監督が映像にLITEの曲を当てたものを見てから話すことになったんです。で、それを見て「意外と合うかもな」と(笑)。こうやって当ててみると意外にいいんだなって逆に自分が発見したんです。

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むりやり音楽で
感情移入させたくなかった

━━制作時は監督がどういうビジョンを描いているのかを緑川さんが翻訳して当てていったんですか?

緑川 それもありますけど、最終的には大八さんと皆さんのやりとりがメインになるんです。でも、あのドライヴ感にあの映像が合うと感じた監督の発見がすごい。確かに出来上がってくるとドキドキ感が助長されてくというか、一番最初のあたり……ネタバレだから言えないのか(笑)。

井澤 曲名で言えばいいんじゃないですか? 「この曲のシーンで」とか。

緑川 “The War Game”かな。あのシーン、ドラムのフィルが狼煙って感じがして僕は好きなんです。

山本 晃紀 (Dr./以下、山本) 戦い感ありますよね。

━━今回、キャッチコピーの中に「マスロックと映画」のコラボという風にジャンル名称が上がってますが、数学的、幾何学的な音楽と映画の組み合わせはやりにくそうだと思いましたか?

緑川 そうは思いませんでした。割と緻密に音がいっぱいあるじゃないですか。全員が16分でずっといるというか、隙間がないみたいな。

武田 譜面が真っ黒みたいな。

緑川 そうそう(笑)。MIDIで打ち込むとそういう感じになっていくので、セリフとの当たりが少し心配で、音がうるさすぎるとお互い喧嘩しそうだなとは思ってたんですよ。

井澤 セリフを喋っているところに大きい音を当てないみたいなことは考えながら、尺の中で作ったり。あと、マスロックだから変拍子とかも多用していたので、尺が変わってキメの部分に16分音符一個足しても、あんまり変に感じなくて。

ある意味、最初から変態だったから、キメを少し伸ばしたところでみんな嫌な気にならなかったかなって。変なことやっといてよかったみたいな安心感はありました(笑)。

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山本 作ってる側としてはちょっと助かったよね。16分の奇数拍子とかも頑張って演奏すればいいので(笑)。

━━メロディが先導してる音楽だと逆に調整が難しそうですね。

井澤 元々、上モノ(※ボーカルやメロディなど)があんまりなくて、みんなで一個のフレーズを演奏することが多かったので、そういう調整は最初から考えずにやれたかなと思いますね。

━━でも普段の曲を作るのとは決まった尺やシーンがあるというところでは違ったんじゃないですか?

井澤 そうですね。映像に合わせてデモを作って、その後、さらに映像調整が入ると3秒延びたとかあるんですね。そこに3拍延ばしたとしても、ちょうどいい感じの一小節にならなくて、そこに合わせていく作業が結構ありましたね。

━━そういう時はどうするんですか? 前を詰めていったり?

井澤 前のフレーズを変えるっていう作業が発生しますね。例えば、休符を一つ増やすとか、そういう作業が結構ありました。LITEの曲ってイメージ先行ではなく、フレーズやリズム先行から展開していくので、映像をイメージして作る方法をあまりやってこなかったんですね。

なので、映像の温度から展開を考えたり。ただ、今回は場面が激しい部分に僕はあえてベースを入れたいなと思ったり、そうじゃないところはベースはなくていいかなと思ったり。映像先行でフレーズが出てくるっていうよりかは、リンクしていくみたいな作り方の方がイメージ的には合ったのかなと。

━━映画自体がドライに進行していく感じがあって、やはり音楽で全然変わるんだなと思いましたね。

緑川 確かにLITEにオファーする前に情緒的なピアノとかは当てたくないっていう話はしていて。

井澤 エモさじゃなかったんですね。

緑川 そうそう。むりやり音楽で感情移入をさせないっていう手法は「なるほど」と思いました。

━━曲だけで聴くとLITEのオリジナルアルバムのように聴けるんですよね。

山本 僕もそういう気持ちはありますね。サントラなんだけどLITEのオリジナルアルバムスタジオアルバム位の気持ちの思い入れはあります。

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すべての曲で
化学反応が起こった

━━いわゆる劇伴の制作方法は今回とは違うんでしょうか。

緑川 当然ですけど、レコーディング自体は違いました。逆に楽曲の制作過程は多分いつもと似たような感じだと思います。監督が2分30秒で作りたい、そこにこういう起承転結が入ってとか。今回、僕はLITEのニューアルバムのレコーディングにいるっていう気持ちというか(笑)。

ひたすらバンドのレコーディングをしていくっていうプロセスだけ。バンドと一緒に何か曲を作っていくっていう感覚でしたね。で、録る時はセリフとか関係ないから、演奏でベストなものって感じでやってくれるじゃないですか。

山本 レコーディングの仕方はいつものLITEの方法とかなり近いです。音決めの仕方から、アレンジの詰め方っていうのもそうだし、テイクをどこでOK出すかもいつものLITEの感じ。

井澤 プラスアルファで今回メロディー・パンチさん(緑川が所属する制作会社)とやったことですごい助かったなっていうのがあって。いつもだったらメンバー4人とエンジニアさんとでやりとりする流れなんですけど、今回はリズム録りをした後、次の曲をやるべきタイミングで緑川さんが録ったリズムの編集を一緒にやってくれて。並行して制作作業をやれたのがすごいスムーズでした。

緑川 普通、エンジニアさんがやる作業ですけど、そこだけはどうしてもドラムのレコーディング時間が限られていたりで自分でやりました。

井澤 そういう風にみんなが各々必要な作業をやってる感じなんだけど、目的が一緒だって感じは普段のレコーディングよりもスムーズに行ってるような気がしました。

実際、今まで25曲のレコーディングなんて僕らしたことないんですよ。なので、それを実現させるためには絶対に必要なことだと思うし、そういうのを教えてもらえた感じはありますね。

武田 普通の劇伴だとオーケストラとか、ワンテイクで終わったりするわけじゃないですか。

緑川 そうですね、ものによっては。

武田 それに比べて我々は「はい、もう一回!」(笑)。「どこが違うの?」っていうとこにこだわるから、音色とか。

━━作ったもので証明していくしかない?

武田 音で会話するというか。

井澤 実際、『Multiple』ってアルバムが『騙し絵の牙』の前の最新作なんですけど、それよりも新しいことをやるモードになってるので、今回の楽曲は過去作とも違う。監督もそれを感じ取ってくれてたのかなと思います。

昔ながらのLITE節みたいなのを求めてるのかなと思ったら、そうでもなく。ちょっと映画に寄って欲しいっていうのと、僕らが新しくやってみたいことがちょうどハマってるというか。

━━どのシークエンスに関しても印象的な曲ばかりなんですが、難しかったシーンを曲名で教えてもらうことは可能ですか?

武田 僕は23曲目(“Deception”)。

緑川 これが最後の最後まで残ってましたね。

武田 レコーディング中も作曲していて。デモの数が12個もありましたからね。鳴りはじめの音にすごいこだわりました。参照音源もいくつかもらってから、「こういう感じなんだけど」っていうのを作って出すんですけど、監督からも抽象的な答えというか、感情で返ってくるので、その感情を音で翻訳するみたいな作業を14回ぐらいやりましたね(笑)。

山本 武田も監督の意図を完璧に理解してるので。実際、ミックスの時にギターのフェイドインしてくるカーブも結構細かくて(笑)。

武田 監督の魂が移っちゃって(笑)。

一同 (笑)。

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━━楽器の抜き差しもLITEの音楽の特徴ですけど、全部の楽器を使ってなかったり、ハイハットの音が印象的な曲とかいろいろありますね。よりそれが強調されてて面白いというか、曲として聴いたことのないものがたくさんありました。

井澤 そういう化学反応はたぶん全曲にあったんですけど、普通だったら生ドラム入るのに、それがパーカッションだったりとか、そういうところってLITEのメンバー4人だけだったらやらないと思うんですよ。いろんな話をして、これまで使わなかった感覚を取り入れました。

映画の劇伴っていう目的がなかったら、こういう作品にはならなかったと思うし、どの曲にもそういう要素があると思います。

山本 ハイハットが印象的っていうのは今のLITEらしいと思うんです。今回すごく時間がなくて。いつもはデモをメンバーが作ってきて、僕はそれを再現するっていうのを全力でやる。で、普通じゃないんですよね、そのドラムって。なのですごく練習時間が必要で。

僕は練習で精一杯で、それでも時間が足りてなくて、レコーディング現場でやるみたいなところもあったんですけど。だから、誰もやってないすごいデモを作ってると思ってます。

採譜したらすごかった。再現できない(笑)。“Breakout”のレコーディングで覚えてるのが、フィルのタム回しがあって、コントロールルームにみんないるんだけど、でき上がったことへの歓声じゃなくて、叩けたことに対する「おおー!」、「叩けるんだ?」って歓声があったよね?

一同 ははは。

山本 やっぱ簡単にものを作っちゃダメなんだと思いました(笑)。

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確固たるものがあるからこそ、
違う視点を入れてもブレない

━━武田さんのコメントの中に、最初はどうなることやらと思っていたと。でも自分たちの音楽が徐々に映画に溶け込んでいくプロセスがあったということですが、どういうタイミングで「溶け込んでいってる」と思われました?

武田 話をいただいた時って、LITEが客観的な目でハマるかどうかわかんないというか、ハマらないかな? ぐらいに思ったんです。でも、何個かデモを当ててみたときに、僕が感じるというよりは周りの監督しかり、緑川さんしかり、「あ、これいいね」みたいな反応を貰えて、そこでようやく「あ、これはハマってるんだな」みたいな感じになってくるというか。

やってることでいうと、曲を作って映像にハメるって作業自体ははじめから最後までずーっと変わらないんですけど、反応をいただけることによって、どんどん頭の中で馴染んでいきました。僕らはもう何回も聴いてるんで、「もうこの曲以外ありえない」みたいになっていくんです(笑)。自分の力で馴染ませたっていうよりも、周りの力で。

━━今回、劇伴を手掛けたことでLITEの音楽性の特徴を再認識できたりしました?

山本 緑川さんに入っていただいて、バンドだけじゃなく、外の人が同じような立場で一緒にやって、レコーディング中に話して。そうすると客観的にLITEのことを話してくれるので、「LITEのドラムが変だ、すごい」とか、そういうことに気づけました。自信がないわけじゃないけど、自信がついたんですね。大変だし時間かかるけど、独自のドラミングというか、この変わってる感じがやっぱりいいもんなんだな、LITEの強みなんだなっていうのがすごく実感できましたね。

井澤 最近、いろんな人にバンドを見られることが多いんですよ。中立な立場というか、「こういうようなLITEだと面白いんじゃない?」とか。今回の映画もそうでした。吉田監督がいて、緑川さんがいてっていう場を借りてLITEを表現するっていう。基本的にはやっぱ新しい、自分たちの中にないことをやってみたいっていう衝動から曲を作ることって多いし、ある意味、LITEは実験の場所だと思ってるんです。

それを突き詰めながら、人に見られる経験をすることで、「そういう捉え方でLITEを求めてる人もいるんだ」というのがわかる。しかも、その感じ方がメンバー4人でバラバラなんですよ。それって要は4人が何を演奏してもLITEになるんだなっていうことでもあって。凝り固まったアイデンティティを崩しつつも、結果、芯はあるんだろうなって気づけたというか。

━━なるほど。

井澤 それって映画だけじゃなくて、いろんな経験をしたうちの1つですけど、コロナ禍の中で僕は考えました。自分たちが手の届かない場所を半ば諦めてるところが、僕らはちょっとあったのかなって。マスロックっていうニッチなジャンルというか、インストで歌なしの音楽だから、歌なしの音楽が好きな人にしか届かないのかなっていうような気持ちが僕の中にはちょっとあったんです。だけど、それを通り越せる鍵になってるんじゃないかなっていうのは去年からずっと考えてました。

武田 やっぱりバンドって自分たちで作りたいものだけを作ってるんで、何に合うとか合わないとかって結構見えてないというか、盲目なんですよ。で、自分たちが「これは合うだろう」と思ったものが意外と合ってないこともあると思って。そこはプロデューサーの立場の方とか、こういう映像にはめるとか、そういうところで視野が広がっていくものだと思ったんですよね。結果、「映画×マスロック」という「混ぜたら危険」みたいな話が、意外と「あ、これ飲める」感じになったりするので。

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楠本 今、LITEをちょっと誰かに料理して欲しいじゃないけど、割と何をどうやってもLITEになるんですよね。違う視点を入れることによって化学反応が起きて面白いことが起きるんじゃないかなっていう認識になっていて。今回、映画の劇伴をやったことによって、その認識がすごく明らかになりました。

見え方というか、見せ方というか、ほんとに人によって認識が違うんだなとは思いました。それって自分たちの自信だったり、確固たるものがあるからこそ思う部分ですけど。17年やってるから、そういう部分はどうやってもブレないのかなって思いました。

━━最後に聞きたいんですが、もし緑川さんが劇伴でまたLITEにお願いするなら、他にどういうジャンルの映画・映像に合いそうだと思いますか?

緑川 これは僕も未経験なんですけど、アニメの劇伴とかプロデュースしたいなと思っていて。すごい勢いのあるアニメとかだと、より合うんじゃないかな。もうすでに勝手に妄想はしてます。

井澤 SF系のね。

緑川 いいですね。スペーシーな音とかもギターで、今回の1曲目(“A Foggy Day”)とか「とんでもないのやってきたぞ」って感じするじゃないですか(笑)。シューゲイザー的な、ああいう曲を当てたらすごいかっこいい絵になりそうだなとか妄想してます。

━━画期的なコラボで。日本映画に新しい印象を残すと思います。

緑川 僕は作り手側の人がジェラシーを感じるものになったかなと思います。この掛け算をよく考えたなと。もちろん大八さんの決定ではあるんですけど、思ってもみないコラボで、これをもし先にやられちゃったら僕はちょっと悔しいです。

井澤 僕はマスロック的なバンドだけじゃなくて、劇伴におけるバンドの可能性というか、バンドに希望を与えられたらいいなと思いますね。

Text by 石角友香
Photo by Kohichi Ogasahara

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PROFILE

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LITE

2003年結成、4人組インストロックバンド。今までに5枚のフルアルバムをリリース。独自のプログレッシブで鋭角的なリフやリズムからなる、エモーショナルでスリリングな楽曲は瞬く間に話題となり、アメリカのインディレーベル”Topshelf Records”と契約し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどでもツアーを成功させるなど国内外で注目を集めている。 国内の大型音楽フェス”FUJI ROCK FESTIVAL”や”SUMMER SONIC”をはじめ、海外音楽フェスのSXSWへの出演や、UKのArcTanGent Festival、スペインのAM Fest、メキシコのForever Alone Festではヘッドライナーでの出演を果たすなど、近年盛り上がりを見せているインストロック・シーンの中でも、最も注目すべき存在のひとつとなっている。2019年6月5日には6thアルバム「Multiple」をリリースした。

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INFORMATION

騙し絵の牙

2021年3月26日(金)全国公開
監督:吉田大八    
脚本:楠野一郎 吉田大八   
原作:塩田武士「騙し絵の牙」(角川文庫/KADOKAWA刊)
出演:大泉洋 松岡茉優
宮沢氷魚  池田エライザ/斎藤工 中村倫也 佐野史郎 リリー・フランキー 塚本晋也 / 國村隼 木村佳乃 小林聡美 佐藤浩市 
©2021「騙し絵の牙」製作委員会
配給:松竹 

公式HP
公式Twitter

映画「騙し絵の牙」オリジナル・サウンドトラック

2021年3月26日(金)
LITE
¥2,000(+tax)
4560366920443

収録曲:
1. A Foggy Day
2. Fate
3. Mastermind
4. The War Game
5. Passing By
6. I’s
7. Riff Off
8. Flaming
9. Hidden Agenda
10. Eyes
11. Serene
12. Ness
13. In The End
14. Sad Key
15. Hidden Agenda2
16. Creeping
17. Unexpected
18. Doom
19. Gap
20. Tracker
21. Midnight Mystery
22. Deep darkness
23. Deception
24. Serendipity
25. Breakout

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Stay Close Session

2021年5月28日(金) 渋谷 O-EAST
OPEN 18:00 / START 19:00 END 21:00
会場チケット: 前売り ¥4,000 (Drink代別)
配信チケット: ¥2,500 ※アーカイブ配信:5月31日(月) 23:59 まで
チケット発売中

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