サウスロンドンのジャズシーンで頭角を表し、R&B〜ヒップホップ〜アフロビーツを横断する天才ギタリストのマンスール・ブラウン(Mansur Brown)。彼による待望の来日公演が、6月10日(土)にビルボードライブ東京、6月12日(月)にビルボードライブ大阪で開催される。

昨年発表したミックステープ『NAQI』でを発揮された、類まれなるミュージシャンシップとイマジネーションは、一体どのようにして育まれたのだろうか。今回はメールインタビューを敢行し、その生活から創作に至るまで、様々な質問に答えてもらった。自身が設立したレーベルに〈AMAI〉と名付けるなど日本からの影響も強く受ける彼。来日公演の前に、ぜひご一読いただきたい。

INTERVIEW:Mansur Brown

繊細なトーンを操るサウスロンドンのマエストロ──Mansur Brown、インタビュー interview230606-mansur-brown1

──こんにちは! 私たちはニュースメディアのQeticです。マンスールさんにとって初となる来日公演が非常に楽しみです。今はどこでこの質問に答えていますか?

はじめまして! 今はバリ島でこの質問に答えています。

──普段の生活ルーティーンを教えてください。ギターや機材には一日でどのくらいの時間触れますか?

毎日、最低でも4時間は練習しています。残りの時間は作曲に費やしていますね。

──機材に関連して、個人的にマンスールさんがJC-120を使い続けていることに興味があります。様々なアンプがある中で、最もポピュラーなこの機材を使い続ける理由は何でしょうか? 

JC120は非常に美しいクリーンな音で、深い感情を音で伝えることができます。とても気に入っています。

Mansur Brown – Mashita(live)

──最新ミックステープ『NAQI』についての質問です。Vol.1、Godinのガットギターの音色が響く“No Way”や“Rise”にオリエンタルな印象を受けました。これらの曲のプレイの方向性は、特定のジャンルを念頭に置いて構築されたものなのでしょうか?

アフロビーツやフラメンコの音楽をたくさん聴いている時に、このような曲を作りました。

Mansur Brown – No Way

──あなたもTriforceのメンバーとして参加した、UKジャズシーンに関するコンピレーションアルバム『We Out Here』のリリースから5年が経過しました。当時と比較して、今のUKのジャズシーンはどのように変化しましたか?

個人的には、今のように自分自身で曲を作っていくのが好きなんです。ただ他者とのコラボレーションをしていた当時は、他の人がどのように音楽作りに取り組んでいるのか、作曲や音響について多くのことを学ぶことができました。

──以前から気になっていたのですが、『Tesuto』や『Shiroi』といったアルバム名、“Heiwa”や“Meikai”などの楽曲、そして自身のレーベルである〈​​AMAI〉など、日本語をよく用いているのが印象的でした。それらの単語の、どういった概念に引かれたのでしょうか? また、そういった日本語はどこで知ったのでしょうか?

これらの言葉の背景にあるコンセプトは、私の人生における出来事から影響を受けたものです。それは誰もが経験するようなものなんです。私の日本語に対する愛情は、日本文化の様々な媒体に深い関心を抱いていることに由来しています。

──お時間いただきありがとうございました! ライブ、非常に楽しみです!

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EVENT INFORMATION

Mansur Brown 来日公演

【ビルボードライブ東京】(1日2回公演)
2023.06.10(土)
1stステージ OPEN 15:30/START 16:30
2ndステージ OPEN 18:30/START 19:30

【ビルボードライブ大阪】(1日2回公演)
2023.06.12(月)
1stステージ OPEN 16:30/START 17:30
2ndステージ OPEN 19:30/START 20:30

チケット情報
サービスエリア ¥8,400-
カジュアルエリア ¥7,900-(1ドリンク付)
※ご飲食代は別途ご精算となります。

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