マーベルの魅力を素晴らしいゲストと語る企画の第二回。今回は、歌舞伎俳優の尾上松也さんと、『テラスハウス』でブレイクした、女優でモデルの島袋聖南さん。

松也さんは、アメコミ好きとしても有名。また島袋さんも『アイアンマン』から始まり『アントマン』まで観ているマーベル・ファン。今回の対談は初顔合わせでしたが、ともにマーベル好きということで、意気投合。楽しい雰囲気の中で愛情あふれるトークとなりました。

聞き手・構成:杉山すぴ豊

Interview:尾上松也×島袋聖南【前編】(聞き手:杉山すぴ豊)

——まずお二人にうかがいたいのですが、マーベルの魅力ってなんですか?

尾上松也(以下、松也) ヒーローや悪役たちが人間臭いところではないでしょうか? こういったヒーロー物は日本にはなかった気がしますね。そこがやはり応援したくなりますし、共感できます。

島袋聖南(以下、島袋) 私は『アイアンマン』からハマったんですけど、今までのヒーロー物にはない、ユーモアとか新鮮だなって。だから、そのあとマイティ・ソーやハルクの映画も観て、『アベンジャーズ』もワクワクしました。やっぱり観終わった後、スカっとした気持ちになれるっていいですよね。

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松也 僕はいわゆるダークヒーロー物も好きなのですが、あれは観終わった後、ちょっと“重い”……。でも、そこが、また魅力でもあるんですけれどね。たしかにマーベル作品は観た後、楽しい気持ちになれますよね。

——マーベルの中でお好きなヒーローは?

松也 僕はキャプテン・アメリカです。確かに人並み以上の身体能力があるという設定なのですが、超能力とかは持っていない。神様でもない。そこがいいですよね。あと、リーダーとしても魅力的。『アベンジャーズ』のときに印象的なシーンがあり、各ヒーローたちに的確な指示を出しますよね、ものすごくしびれました。そうかと思うと、ブラック・ウィドウと一緒にエイリアンと戦っている時に、彼女を信じて、彼女をエイリアンの戦闘メカに飛び込ませる……任せるときに、ちゃんと任せる……ここにリーダーとしての器を感じました。『キャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャー』では、盾だけでジェット機を撃退してしまう、もう笑っちゃうぐらい強い! そして、一つ一つのアクションがかっこいい! 『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』で、ソーのハンマーとキャプテン・アメリカの盾で衝撃波を起こすシーンも最高でしたね。

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キャプテン・アメリカ

島袋 私は、やっぱりアイアンマンかな。ヒーローとしてのアイアンマンも好きですけど、その中身のトニー・スタークも好きなんです。トニーのキャラに現実味があって、親しみを持てて、だから彼の存在がアメコミ・ヒーローっていう男の子の好きなアクション物を、女性が楽しめるエンタテインメントにしてくれたと思うんです。あ、もちろん どのヒーローも好きですけど(笑)。

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トニー・スターク

松也 あとパニッシャーも好きです。彼も、ただの人間ですが、ダークヒーローですよね。そういうところが好きですね。アイアンマンたちとかとは話が全然合わないだろうし。そういうところを見てみたいと思います(笑)。

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