映画やTVの人気もあって、マーベルのファンは日本でも続々増加。Qeticでもそのビッグ・ウェーブに乗って、マーベルの基礎知識を特集としてお届けしてきました。そしてさらにマーベルの魅力を掘り下げるべく、今回はマーベル好きを公言する、素敵なお二人に登場をして対談をしていただきます!
登場するのは、日本人俳優として“マーベル・シネマティック・ユニバース”に参加した浅野忠信さん! 日本を代表する俳優ですが『マイティ・ソー』『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』で、ソーの盟友で戦士でもあるホーガンを演じています(本当にかっこいいです!)。浅野さんにとって『マイティ・ソー』への参加は本格的なハリウッド・デビューのきっかけでもありました。また、バンドSODA!のヴォーカルでもありご自身で絵を描いたりとアーティストとしても活躍されていることから、アートな面からもマーベルに注目していたそうです。
そしてもう一人は瀬戸あゆみさん。女の子にカリスマ的人気を誇るモデルで、ファッション・プロデューサー。青文字系ファッション雑誌の代表格である『Zipper』誌のモデルとして活躍。そしてそのコーディネート・センスで注目され、自身がデザイナーを務めるアパレルブランド「Aymmy in the batty girls」まで立ち上げました。自身が好きなアメリカン・ポップ・カルチャー(ファッション、音楽、映画はもちろんフードやおもちゃ日用雑貨まで)に影響をうけた、というこのブランドには、お気に入りのマーベルのキャラたちの遺伝子も感じることが出来ます。この二人のマーベル・トークをぜひお楽しみください。
構成・文:杉山すぴ豊
Interview:浅野忠信×瀬戸あゆみ【前篇】(聞き手:杉山すぴ豊)
——今日はよろしくお願いいたします。対談に入る前からとても仲良さそうにお話されていたのですが、お二人とももともと知り合いなんですか?
浅野忠信(以下、浅野) 意外でしょう? なんか知り合いなんです。
瀬戸あゆみ(以下、瀬戸) そうなんですよ。
——じゃあ最初から打ち解けてお話をうかがうことが出来ますね(笑)。あ、瀬戸さん、ハルクがデザインされたファッションですね。素敵!
瀬戸 ええ、これすごく気にいっていて。
浅野 『アベンジャーズ』でも最初ハルクとソーは戦っていましたよね。次の映画にも出て、今度は僕がハルクと戦いたいです(笑)。
瀬戸 期待しています!
——瀬戸さんは初めてご覧になったマーベル作品は?
瀬戸 『スパイダーマン』、そして『アイアンマン』なんです。まずDVDで観てそれから劇場で観るようになって、『アベンジャーズ』あたりでハマりましたね。
——『アイアンマン』を観るきっかけはなんだったんですか?
瀬戸 私は元々アメリカのカルチャーが好きで、デザインとかビジュアル的な部分でアメコミって好きだったんです。あの色づかいとか、ざら紙みたいなのに印刷して版ずれしている感じとか。わたしにとってアメコミ・ヒーローってすごくポップでおしゃれなコンテンツなんです。だから、それが映画になったらどうなるんだろうって、そういう興味があったんですよ。
浅野 それわかる。実は僕も昔から絵を描いていて、アメコミのカラーリングとか、ポーズや筋肉の描写をマネしていたんです。この間も古本屋に行って、昔のアメコミを買ってそれを見ながら絵とか描いていましたから。あと子どものころ、アメコミ・ヒーローのフィギュアが好きでそれで遊んでいました。
瀬戸 アメコミ・ヒーローのフィギュアやおもちゃっていうのも、味があるんですよね。ちょっと古いやつ。80年代ぐらいのアクション・フィギュアはとくにキュートです!
浅野 そうそう!
瀬戸 いまわたしの原宿のお店でも、アメリカ雑貨として売っています。
浅野 行かなきゃ!
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