——そういう思い出もあるから、やっぱり思い入れのあるヒーローと言えばもちろん演じたホーガンとソーですか?
浅野 ですね。だから『アベンジャーズ』の映画を観てヒーローがいっぱい出てきたときに、心の中で、“なにいってんだよ、ソーが一番強いに決まっているだろ。神様だし、俺も実際に会っているし、あの筋肉に勝てるかよ”って思いましたよ(笑)! でも他のヒーローも本当に強い! だから『アベンジャーズ』ってすげーなと(笑)。
瀬戸 ソーの筋肉、素敵ですよね。
——マッチョ好きですか?
瀬戸 ソーの筋肉、素敵ですよね。いま女の子の中でマッチョ流行っているみたいです。細マッチョの時代は終わって本当にむきむきのマッチョが。そういうマッチョがチヤホヤしてくれるマッチョツアーも人気らしいですよ。
——マッチョ好きならハルクもいいですよね。
浅野 ハルクはキャラとしていいですね。動物的だし、あとすごく強いから修羅場を一撃で締めてくれる。それとどこにも属さない感じがすごくよかったなあ。
瀬戸 ハルクの場合は、緑色っていう配色もいいんですが、ハルクに変身する前の科学者が優しくてちょっとナイーブな人でそこがまたいいですよね。あと恋人とのからみも。わたし、マーベルの映画が好きな理由の一つに、ヒーローたちにちゃんと愛するヒロインがいるっていうところが好きなんです。しかもただの恋の相手じゃなくて、ヒロインたちがヒーローたちを支えているところが。
左:ブルース・バナー(変身前)/右:ハルク(変身後)
浅野 基本的にマーベルのヒーローたちは女子に頭があがらないものね(笑)。
瀬戸 そういうところがドラマとして面白くなるポイントだし、女の子も感情移入できる重要な要素だと思うんです。あとこういう部分があるからコメディーみたいなところもでてきて、楽しいんですよ。たしか『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』でトニー(アイアンマン)とソーがそれぞれの彼女、ペッパーとジェーンのこと自慢しあうシーンがあるんですが、あそこがすごく好きで。
浅野 僕も撮影現場にいたから思うのですが、マーベルの作品って、役者の演技をすごく大事にしてくれるんです。CGシーンが多い作品なので、合成用のグリーンバックで撮影する機会が多いのですが、いかにCGで加工されようともヒーローを演じるのは人間なわけです。特にケネス・ブラナー(『マイティ・ソー』の監督。名監督です。)は俳優の気持ちをわかってくれる人で。演技に対して真摯でないと、クスっと笑ってもらいたいシーンでお客さんをクスっと笑わせることは出来ないんですよ。
瀬戸 人間ドラマとしてもマーベルの作品はよくできていますよね。わたし『アントマン』もすごく好きで。映画自体がコミカルなのと、ソーと大ちがいで「なにこの人。全然ヒーローっぽくない……」っていう人が主役で(笑)。でもお話が進むにつれ、どんどんヒーローっぽくなってくるんですよね。
——キャプテン・アメリカはどうですか?
瀬戸 キャプテン・アメリカも好きです。ちょっと古風でマジメな人として描かれていますよね。トニーとは対照的です(笑)。
——マーベルの場合、女性ヒーローもでてきますが。ブラック・ウィドウとか。
瀬戸 ブラック・ウィドウは憧れちゃいます。黒のコスチュームはCOOLだし、彼女はスタイルもいいし、筋肉もある。しかも無駄な筋肉がない! あとは、なによりも賢明なところが素敵です! あ、でもブラック・ウィドウみたいに身体能力を高めるより、スカーレット・ウィッチみたいに指先一つで超能力……みたいなのもいいな(笑)。
スカーレット・ウィッチ
——僕のまわりではソーの仲間である女戦士シフの人気高いです。自分がソーならジェーンよりシフを選ぶ、という奴もいます(笑)。
浅野 シフもまたかっこいいんですよ。でも、彼女を演じているジェイミー・アレキサンダーさんはすごく気さくでおしゃべり(笑)! 空港とかの列で待っていても、見知らぬ人と突然世間話始めるぐらい、良い人です。
シフ
——シフはTVドラマ『エージェント・オブ・シールド』にもゲスト出演しているんですよね!
浅野 そうなんです!
瀬戸 ホーガンもシフみたいに地球にまた来ませんか? そういう設定で『エージェント・オブ・シールド』に出るとか。
浅野 ああ! 出たいですね!
——そうですね。というわけでマーベルのTVドラマの方の話題にいきたいと思います。
★後編(2月4日公開予定)に続く!
RELEASE INFORMATION
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© 2016 Marvel & ABC Studios.
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photo by 横山マサト
取材協力:NOS EBISU