スタイリスト・熊谷隆志がディレクションを務める新ブランド「modelab(モードラボ)」。熊谷隆志がプロデュースするアイテムが販売されるという魅力的なプロジェクトだが、そんな「modelab」の第一弾は俳優の浅野忠信とのコラボアイテムを、1月19日(金)にZOZOTOWN限定でローンチする。

Qeticでは、都内某所で行われた2人の打ち合わせ現場に潜入し、今回のプロジェクトの背景について密着レポート。公私ともに親交の深く、肩書きにとらわれず表現方法がバラエティに富んだ2人はいかにしてアイディアを落とし込んでいくのか。

11月都内某所、とあるスペースで行われた熊谷隆志と浅野忠信の打ち合わせ。すでにラックには2人のコラボアイテムのサンプルが掛けられている。「modelab」の第一弾として1月にローンチされる“ライダースバイカースタイル”のアイテムの数々。ライダースジャケットはもちろん、チェックシャツやミリタリーパンツ、スポーツジャージのセットアップ、ロンT、Tシャツ、キャップなど全9アイテムが展開される。サンプルながら、その完成度の高さに驚かされる。着々と準備が進むスペース、2人が到着する前にまず熊谷隆志と浅野忠信について触れて置く必要があるだろう。

遊びの延長線上にある、自由なクリエイティビティ──熊谷隆志 × 浅野忠信|新ブランド「modelab」ZOZOTOWN限定コレクション interview240118-mode-lab-01-1

1970年に生まれた熊谷は、渡仏後、94年からスタイリストとして活動開始。その後98年からはフォトグラファーとして活動をスタートさせた。著名人のスタイリングはもちろん、ファッションブランドのブランディングや空間、ショップ、化粧品のディレクションなど、活動は多岐に渡る。また、「趣味を仕事にする」という信念のもとサーフィンと並ぶ趣味であるゴルフのカジュアルウェアを扱うブランド「TANGRAM(タングラム)」を2021年にスタート。ジャンルに捉われることなく活動を続けている。

一方で、1973年生まれの浅野は、1990年に松岡錠司監督の『バタアシ金魚』でスクリーンデビュー。以降、国内外の名だたる監督の作品に出演。2008年公開の主演作『MONGOL』(セルゲイ・ボドロフ監督)が第80回米アカデミー賞で外国語映画賞にノミネートされ話題となる。近年では『大名倒産』(23/前田哲監督』、『首』(23/北野武監督)に出演。公開待機作に『湖の女たち』(大森立嗣監督)、『箱男』(石井岳龍監督)、『Ravens(原題)』(マーク・ギルド監督)等がある。また、俳優の傍ら絵画活動やバンド「SODA!」での音楽活動など幅広く活躍している。独特なタッチのドローイングは唯一無二の存在感を放っており、今回のコラボアイテムにも彼の描くドローイングが反映される。

スペースの準備が完了した頃、打ち合わせ現場に現れた2人。両人ともライダースジャケットを身に纏い、熊谷はハット、浅野はキャップを被って登場。どちらの着こなしもかなり渋い。

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簡単な挨拶が終わると早速、2人はラックの前へ。実際に触れながらアイテムの質感を確かめる。熊谷はその様子を少し離れた位置で見守る。打ち合わせという堅苦しい雰囲気はなく、とてもライトな様相で2人のディスカッションは始まった。

熊谷「袖を通したりしてみなよ」

早速アイテムの着用を提案すると、牛革ライダースに袖を通した浅野。無骨なイメージを醸し出す浅野のスタイルにぴったりなダブルのディテール。実際に着用しながらグラフィックの有無や襟の高さなど細かいディテールを話し合う。

浅野「素晴らしい。完璧な仕上がりですね…バイクに乗ると首元が寒いから、ネックの高さはこのくらいあればいいと思うな」

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スタッフへ提案しながら、フィッティングは続いてく。時折、冗談を交えながら和やかな雰囲気で進んでいく、本日の打ち合わせ。

次に、ラム革のライダースに袖を通す。牛革と比べると肌触りが優しくライトな印象を与えるアイテムに、牛革とは異なる印象を抱く2人。どちらのアイテムも完成度が高かったようだ。

熊谷「もう両方作っちゃう? ラムはタウンユース用で(笑)」

浅野も実際に着用しながら笑みが溢れている。耳を澄ますと、小さな声で「いいね」と口に出してしまうほどクオリティに満足気だ。

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次に袖を通したのはチェックのシャツ。シンプルながら他にはないディテールと素材感。1枚で着用してもライダースにレイヤードしても様になるデザインに2人のテンションも上昇傾向。楽しげにサンプルチェックを続ける熊谷に少し本プロジェクトについて話を聞いてみようと思い、声を掛けた。

──今回「modelab」というネーミングに込められたコンセプトについて教えてください。

熊谷「“様々なジャンルが融合し、調和していく 枠にとらわれずに自由な発想、新たな視点を生み出す”というコンセプトが込められています」

──本アイテムをどんな風に着たり、楽しんでもらいたいですか?

熊谷「バイカーのリアルクローズを色んな人に着て楽しんでもらいたいですね」

──「modelab」のコラボプロジェクトの中で、浅野忠信さんとご一緒することになった経緯について教えてください

熊谷「もともと僕が、映画『眠らない街・新宿鮫』に出演していた浅野さんを観て惚れ込んで、一緒に仕事がしたいと思い、雑誌『smart』創刊号の表紙に起用したのがはじまりで。それ以来色々とご一緒しており、今回もmodelabの立ち上げプロジェクトは是非とも浅野さんと、と自然になりました」

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熊谷の言葉に少し照れた表情を浮かべながら、浅野は次にスポーツジャージに袖を通した。若者にも流行中のアイテムでもあるジャージだが、2人のアイディアから生まれたアイテムだからか、カラーリングや細かいディテールは少しアダルトな雰囲気を醸し出している。

熊谷がさっと、ライダースとレイヤードのスタイリングをすると、その着こなしに湧くスタッフ一同。ベストマッチしたスタイリングが完成したとき浅野が口を開く。

浅野「こっち(牛革)の方を製品化した方がいいかも。ジャージで合わせたときに首元がしっかり立ってくれるからレイヤードしやすいよ」

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実際に着用したり、時にはモデルにスタイリングを試したりなど、2人でアイディアを出し合う姿はまさにクリエイター、その道のプロだ。サンプルチェックは終盤、Tシャツの着用で浅野の鍛え抜かれた肉体美に熊谷が反応し、それに応えて浅野が恥ずかしそうにマッスルポーズを披露する一幕もあり、まるでプライベートのワンシーンを覗き見しているような微笑ましい時間にスタッフからも笑みが溢れていた。

熊谷「他にご要望は?」

浅野「何もないです、素晴らしい」

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フィッティングを終えて、場所をデスクに移動し、グラフィックや細かいディテールについてスタッフを交えながらさらに細かいところまでディスカッション。資料を片手にフィッティング中に浮かんだアイディアを落とし込んでいる2人。

仲のいい2人は、いつもの遊びの延長線のようにクリエイティブしているように映る。2人だからこそ出せる雰囲気とアイディアが、コレクションをよりブラッシュアップする。終始、談笑するようにアイディア出しをした今回の打ち合わせ。両人の感性が確実にフィールして完成する“ライダースバイカースタイル”。ローンチする1月19日が待ち遠しい。

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Text:笹谷淳介
Photo:Takaki Iwata
Movie:Itaru Sawada

INFORMATION

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受注販売期間:2024年1月19日(金)正午 ~ 2024年2月5日(月)11:59
※販売した商品は、受注販売期間終了後に再度販売する可能性がございます。
お届け時期:2024年5月中旬予定
 

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アイテム:
カウライダースジャケット:¥129,800(tax incl.)
チェックシャツ(レッド/イエロー/グリーン):¥19,800(tax incl.)
トラックジャケット(バーガンディ/ブラック):¥19,800(tax incl.)
トラックパンツ(バーガンディ/ブラック):¥18,700(tax incl.)
ミリタリーパンツ(カーキ/ブラック):¥19,800(tax incl.)
スウェットクルー / アート刺繡(ブラック/ホワイト/チャコール):¥17,600(tax incl.)
Tシャツ / ワンポイントアート刺繍 (ブラック/ホワイト/チャコール) :¥9,350(tax incl.)
Tシャツ / アート刺繍 (ブラック/ホワイト/チャコール) :¥9,350(tax incl.)
ローキャップ / アート刺繡(ブラック/チャコール):¥6,600(tax incl.)
 
※1月19日(金)正午より商品公開

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