2019年を象徴するニューカマー、君島大空がまもなく開催される<FUJI ROCK FESTIVAL(以降、フジロック)>2日目、深夜24時よりROOKIE A GO-GOに登場する。今年3月にリリースされたデビューEP『午後の反射光』は大きく話題となり、かねてから賛辞を贈っていた崎山蒼志のほかにも、岸田繁(くるり)や川谷絵音、綾野剛まで錚々たる顔ぶれがその才能を絶賛。宅録による多重録音を駆使したメロウで儚いサウンドや、歌と歌詞に滲むパーソナルな詩情が広く共感を集めている。

将来を担うバンドやアーティストが一世一代のライブを繰り広げるROOKIE A GO-GOは、これまでに多くのミラクルを演出してきた。君島は今回、彼が「合奏形態」と呼ぶバンド・セットでの出演。くるりやKID FRESINOのサポート、CRCK/LCKSでの活動で知られる石若駿(Dr)、King Gnuの屋台骨を務める新井和輝(Ba)、吉田ヨウヘイgroupを脱退し、現在は中村佳穂BANDなどで幅広く活躍中の西田修大(Gt)という、今もっとも勢いのある3人の若手プレイヤーが脇を固める。君島もサポート・ギタリストとしてキャリアを積んできた実力者であり、どう考えてもルーキー離れした4人のステージは、今年の<フジロック>でも指折りのハイライトとなるに違いない。そこで今回は、君島の素顔やミュージシャン像を改めて掘り下げつつ、<フジロック>への想いを存分に語ってもらった。

INTERVIEW:君島 大空

──君島さんはまず、佇まいがいいですよね。見るからに才気走ったオーラを放っている。

そうですか(笑)。

──ファッションにもこだわりとかあったりします?

こだわり……「何をするか」というよりは、「何をしないか」を意識しているように思います。文字の書いてあるシャツは着ない、とか。

──へぇー。髪型も独特ですよね。

これは自分で切ってます(笑)。もう5年くらいになるので、目を閉じても切れますね。

──それはすごい(笑)。宅録を始めたのも5年前みたいですが、『午後の反射光』を発表してから急激に注目されるようになりましたよね。そういうリアクションをどんなふうに受け止めていますか?

昔から曲作りはしていたので、(ストックは)貯まっていたけど音源にしたことがなかったんですよ。だから、阿部さん(〈Apollo Sounds〉オーナーの阿部淳)に「CDを出させてください」と相談して。「これが自分です」という作品を出して、あとは半年くらい何もしないで寝てようと思っていたんです(笑)。出せたらどうでもいいわって感じで、出したあとのことは頭になかった。

──わはは(笑)。 

そんな感じだから、ここまで聴かれるようになるとは思わなかったですね。今までの自分を清算するような、ホントに個人的な音源だったし。なかなか実感がわかないけど、TwitterやInstagramで反応してくださる方がすごく増えてきて。「嘘でしょ!?」って感じですよね。今はそうやって聞いてくれる人のことを意識しすぎてしまわないよう、(周囲の声を)意識的に遮断している状態です(笑)。

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──とりわけ反響が大きかったのは”遠視のコントラルト”だと思います。最近、カラオケでも歌えるようになったそうですね。

そうそう、僕も歌ったんですよ。先日、6年ぶりくらいにカラオケに行ったら「君島くんの曲もカラオケに入ってるよね」という話になって。「うわ、MIDIの打ち込みだー、ドラムがんばったなー、再現度がすごいなー」って面白くなっちゃいました(笑)。なんだかもう、曲が自分から離れてしまった感じがしますね。

──あの曲の制作背景を改めて教えてもらえますか。

4年くらい前から曲はあって、ずっと歌詞がつかなかったんですよ。そこから2年ぐらい前に、自分のなかですごく悲しかったことを、自分で掬い上げるようにしながら作った曲で。だから、歌詞もストレートではないし、自分にしかわからないような言い回しをしていて。自分のなかの大事な部分が救われることを願いながら作った曲というか……誰かに聞かせるために作った曲ではないですね。

──「悲しさを掬い上げる」って素敵な表現ですね。そういう内省的なフィーリングが、君島さんの音楽にはある気がします。

僕はたぶん、音楽を作るより聞く方が好きで。昨今のソロ・アーティストを見ていると、1人でギターを弾いて歌を歌うという範疇を超えて、サウンド・プロデュースやミックス、アートワークまで自分で完結させられる人が増えていますよね。そうやって内面を掬い上げる、炙り出していくような感じが、最近のソロ・アーティストの音楽にはある気がして。そうやって「個」に帰っているのは興味深いし、時代が病んでることも関係していそうですよね。それこそ「個人的な悲しみ」だったり、「こう感じるのは自分だけじゃないか」ということをテーマにして作った”遠視のコントラルト”が、いろんな人に聞かれているのもその表れだと思いますし。

君島大空 MV「遠視のコントラルト」

──君島さんがブライアン・イーノ(Brian Eno)の”By This River”をカヴァーしている映像がありますが、あの曲を好んで演奏するセンスも、今の話と繋がっていそうな気がしました。

あの曲は歌詞がとても好きで。何を言っているか全然わからないんですけど、荒涼とした場所でひたすら悲しみにくれている自分と誰か……人称も曖昧だし、何も強く主張してこない感じが自分のなかにスッと落ちてくるというか。「ここに帰れる場所があるんだな」と思わせるようなものが底流に流れている気がして、すごく好きです。

Ozora Kimishima(君島大空)▶︎ by this river(live at kakululu)

──そういう穏やかなサウンドも奏でつつ、『午後の反射光』にはノイジーな音や昂ぶったフィーリングも収められていて、そのコントラストがまた面白かったです。 

リリースからしばらくして、「レディオヘッド(Radiohead)みたいだ」「UKっぽい」とか言われたんですけど、レディオヘッドって1枚しか聞いたことなくて、全然知らないんです。それなのに「こいつ影響受けてるよね」みたいな言われ方をして。

──あらら(笑)。

僕はそもそも「音の壁」みたいなのが好きで。高校のときに親がパソコンを買って、YouTubeがやっと豊かになってきた頃だったので、そこから音響系をいろいろ聞くようになって。まずジム・オルーク(Jim O’Rourke)から入り、フェネス(Fennesz)がめちゃくちゃ好きになって、ああいう音楽をやる人になろうと思ったんです。Macとギターでアンビエントを作って、「スーパー・デラックスで煙草吸いながら演奏するんだ!」みたいな(笑)。

──硬派でエクスペリメンタルな感じですよね(笑)。

あと、メタルもすごく好きで。ああいう音楽の轟音って、いきすぎると心地よくなってきますよね。眠くなってくる。マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン(My Bloody Valentine)もそうじゃないですか。静寂と表裏一体というか、やさしい気持ちになってくる瞬間があって、そういうのが好きなんです。

──君島さんの音楽にはポストロックの要素を感じるのに、他のインタヴューでそういう話をしてなかったので「あれ?」と思っていたんですよ。でもやっぱり、そういう音楽もルーツとして大きかったわけですか。

そうですね。当時はマス・ロックとかも流行っていたけど、テクニカルなことは高校時代にメタルをコピーすることで黒歴史みたいになったので、そっちはあんまり惹かれなくて(笑)。すごく低いところでドラムが鳴ってるとか、ベースが全部左に寄ってるとか、そういう音像へのアプローチに興味があります。

──そういったサウンド・デザインへの興味が、宅録の道に向かわせたんでしょうね。

そうだと思います。ジム・オルークの『The Visitor』っていうアルバムが大好きで、急に12弦ギターが「何本鳴ってるんだ!?」って感じでいろんな方向から聴こえてきたりして。これは絶対にバンドでは再現できないし、そもそも再現性なんか考えてないだろうし、そういう意味では芸術性を突き詰めているんだけど、ポピュラリティもかなり高い。そういう意味で、ジム・オルークが手がけてきた音像を、自分のなかで目標の一つに置いている部分はありますね。

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──7月にリリースされた2曲入りシングル“散瞳 / 花曇”も、君島さんの音楽における二面性をプレゼンするような内容だと思いました。“散瞳”は《灰色のノイズが走った》という一節もあるように、躁的でそれこそポストロック的というか。

たしかに、サウンドの空間性みたいなものを意識した曲ですね。これは『午後の反射光』を作っている時点ですでに完成していたんですよ。あのEPは自分の内省的な気持ちとずっと向き合いながら作っていたので、ひどく疲れてしまって。「自分はこんなに暗い人間じゃない」と思いたくて、”散瞳”みたいな曲を入れようと考えたんですけど、いざ出来上がったら明るくなりすぎたので外したんです。でも、『午後の反射光』のために作ったくらいなので、コンセプトにも通じるものがあるから(発表まで)時間も空けたくなかったし、「すぐ出したら面白いかな」と思ってリリースしました(笑)。

──“花曇”はどうでしょう? 

EPを出したあと、4月くらいに出来上がった曲ですね。実は“花曇”を聞いてほしくて“散瞳”を出したんです。というのも、自分が本当にやりたいのはアシッド・フォークなんですよ。時代が病んでる今、そういう音楽をやるのは意味がある気がしていて。

──たしかに、君島さんの音楽性を一言で括るなら、アシッド・フォークが一番しっくりくるかもしれない。

それこそ、ジェイムス・ブレイク(James Blake)の1stアルバムも僕の解釈ではアシッド・フォークなんです。「こういう系譜だからこういうジャンル」みたいな話は僕にとってくだらないことで、もっと内省的な解釈で歌っていることや音楽を捉えたいんですよね。

──ジェイムス・ブレイクもジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)が好きだから、ああいう歌心に富んだ音楽を作ったわけですしね。

そうそう、アルバムのなかでカヴァーもしてますし。

──その線で、最近好きな音楽ってありますか?

韓国の空中泥棒ですね。元は公衆道徳という名前で、Lampの染谷大陽さんがやっているレーベル〈Botanical House〉から出ていたんですけど、名義がいきなり変わって、去年の10月くらいにBandcampで見つけて、そこからずっと聞いてます。

──『午後の反射光』を出した直後に、韓国の音楽を集めたプレイリストを公開していましたよね。

そうなんですよ。空中泥棒も一人で宅録していて、インタビューを読んだら商店街の地下室で作っているそうで。あの人もジャズ・ギターを習っていたみたいでコードワークとかも面白いし、音像がサイケデリックで、最初はどこの国の音楽かもわからなくて。ブラジリアンっぽい要素もあれば、急にディスコっぽくなったりもするし、「自分もこれやりたいなー」って気持ちにさせられますね。そこから、韓国のインディー・シーンをかなり意識するようになりました。

──ここからは<フジロック>について話を聞かせてください。出演が決まったときはどんな気持ちでしたか。

夏フェスはずっと縁がないものだと思ってたんですよ。ずっと自分の家で音楽を作っていく人生だと思っていたので、単純にすごく嬉しかったです。

──<フジロック>に行ったことは?

ないんです。ベースを弾いてもらう和輝さん(新井和輝)は長靴を買おうか迷ってる、山道だしヤバイらしいとか言ってて。そんなところに僕は行ける気がしませんでした。あと、羊文学の塩塚モエカちゃんが昔から知り合いで、何年か前に<フジロック>でジェイムス・ブレイクを観たという報告がLINEできたんですよ。「どうだった?」って聞いたら「そんなことより寒かった」と返ってきたのがメチャクチャ印象的で。

──2016年ですよね。中村佳穂さんも同じ年の<フジロック>で「めっちゃ寒い思いをした」と話してました(笑)。

よっぽど過酷な状況だったんでしょうね(笑)。ただ今回は、バンド・セットも信頼できるメンバーを無事に集められたので、このメンツで夜中の<フジロック>なんて絶対楽しいじゃんって。

──この3人がいかにすごいのか読者に伝えたいので、付き合いの古い方から順に、君島さんとの出会いについて教えてください。 

一番古いのは和輝さん。同じ東京の西の方の出身で、近所の違う高校に通っていて。年は向こうが二つ上で、軽音部の部長も務めたりしていた気がします。毎週木曜日にセッションができるライブハウスが福生にあって、僕も高校1年生から通い始めたんですけど、そこに学生服で5弦ベースをバリバリ弾いている和輝さんがいて。こんなに怖そうな同世代くらいの方がいるんだ!って思いました。ベース一本で場を制すどころか、空間を捻じ曲げていたんですよ。そこから一緒にセッションしたり、ジャズの話とかもするようになり、高井息吹というシンガーのバンドで一緒にやるようになって。そこからの付き合いですね。

──今ではKing Gnuのメンバーですもんね。 

この前、「(知り合って)7年も経ってるのエモい」って話してたんですよ。King Gnuの前身バンドを組み始めたときもリアルタイムで見ていて、ライブにも行っていたので不思議な感じがしますね。

King Gnu – 白日

──その次に知り合ったのは?

西田氏ですね、みんな「修大メン」って呼んでいます。三軒茶屋でギタリスト5人でセッションするという恐ろしい会があって(※)、そこで知り合ったんですけど、エフェクターの並べ方が扇型なので「絶対にネルス・クライン(ウィルコのギタリスト)好きでしょ?」みたいな話をしてたら、急に観念的なことを言い出して。「場合によってはクリーンな音を鳴らすほうが、俺らのなかでは歪んでる認識になることもある」みたいな(笑)。

※三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONで2017年5月に開催された<「ULTIMATE SESSION 2017#2」~ULTIMATE GUITARS~>のこと。

──彼はそういう話をするタイプですよね(笑)。

僕もそういう事を考えすぎる性質なので急にそんな話をし始めてくれて凄く嬉しかったんです。この人は絶対おもしろいと思って。そこから連絡をとるようになり、初めて対バンしたのが石若駿さんのSong Book Trioで。そこで石若さんとも知り合いました。修大メンはメチャクチャ仲良しで、週2くらいのペースで3時間くらい電話してます。バンド組み立ての高校生みたいに(笑)。

──西田くんは5年前、吉田ヨウヘイgroupの一員としてROOKIE A GOGOのステージに立ってますよね。あのときは盛り上がってました。

当時の話を聞かせてもらったあと、「まさかROOKIE A GOGOにもう一回出るとは思わなかった」と言ってました。たぶん、修大メンが一番燃えていると思います。

──そのあと、ドラムの石若くんとも知り合うと。

修大メンと連絡をとるようになったあと、初めて対バンしたのがSongbook Trio(※)で。そこで駿さんと知り合ったので、僕のなかで最初の認識はピアニストなんですよ。音を大切にした演奏が印象的で、僕のなかではビル・エヴァンスと並ぶくらいのピアニストですね。そのあと、岡田拓郎さんのバンドだったり、いろんな絡み方でご一緒させていただいて。あそこまで曲を汲み取る能力に長けている人はいないと思いますね。

※石若によるポップス・プロジェクト「Songbook」では、石若、西田と角銅真実によるトリオ編成や、さらにメンバーを拡張したバンド編成でライブ活動を行なっており、そこで石若はピアノを担当している。

──彼と共演してきた人はみんなそう言いますね。

でもさっきの3人は、そういう音響的なデザインを(合奏で)何も言わなくてもしてくれるし、むしろ知らなかった景色まで見せてくれるんですよ。駿さんに至っては、本番でリハーサルと全然違うことをやるから、「こんなに(スネアが)後ろにいるのに私たちは合うんだ!」みたいな感じで(笑)。「そんな技は知らんぞ!」っていう音塊を修大メンが仕掛けてスパークする瞬間もあります。そういうマジックが至るところで起きるんです。それは観ている方には伝わらない、かなり微細なものかもしれないけど、4人のなかで絶えず反応し合っている感じがしますね。お互い信じられるフィジカルの強さが当たり前にあった上で、譜面の先まですぐに行ってくれるというか。演奏の鮮度も高いし、常にキラキラしていて、ライブの内容も毎回違うけど絶対にいい。そういう多幸感があるような気がします。

──話を聞いていたら、ホントに楽しみになってきました! お客さんとして<フジロック>で観たい人は?

Ego-Wrappinですね。中納良恵さんに強く憧れた時期があって。Ego-Wrappinの曲も大好きなんですけど、“ソレイユ”っていうソロの音源を聞いて、そこからすごく好きになりました。歌い方がEgo-Wrappinのときとは少し違うんですけど、それがまた素晴らしくて。ピアニスト的で、ソングライター的で、さっきの話じゃないけど「個人的なものだなー」っていう印象が“ソレイユ”にはあって。思い入れが深いので、絶対に観たいですね。あとはやっぱり、ジェイムス・ブレイクも気になります。

中納良恵 『ソレイユ』

──君島さんと縁の深い、崎山蒼志さんも出演しますよね。

3日目の苗場食堂ですよね。遊びに行こうかなと思っています。

──また一緒にやったりしないんですか? 今年5月の<CROSSING CARNIVAL’19>に引き続き。

どうにかなんないかなー、とは思ってるんですよね。楽器はあるので(笑)。

──実現を祈っています! 最後に、<フジロック>への意気込みを聞かせてください。 

僕自身が楽しみで、すごく高揚しています。たぶん、メンバー全員が高揚しているので、いいステージになると思います。夜中に外でライブができるっていうことにも単純に興奮を覚えているし、ずっと家で音楽をやってきた人間がROOKIE A GO GOに出演することにも勝手に意義を感じてしまっているので、僕も楽しみにしていますし、みなさんも楽しみにしてくださると嬉しいですね。

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interview&text by 小熊俊哉

FUJI ROCK FESTIVAL ’19

2019.07.26(金)、27(土)、28(日)

新潟県 湯沢町 苗場スキー場

9:00 開場 11:00 開演 23:00 終演予定

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君島大空

1995年生まれ日本の音楽家。高井息吹と眠る星座のギタリスト。
2014年からギタリストとして活動を始める。
同年からSoundCloudに自身で作詞/作曲/編曲/演奏/歌唱をし多重録音で制作した音源の公開を始める。
ギタリストとしてタグチハナ、konore、坂口喜咲、婦人倶楽部、Orangeade、などのアーティストのライブや録音に参加する一方、2017年には霞翔太監督作品「離れても離れてもまだ眠ることを知らない」の劇中音楽を担当。
アイドルグループsora tob sakanaへの楽曲提供など様々な分野で活動中。
2019年3月13日に1stEPとなる『午後の反射光』をリリース。

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