高岩遼、節目の30歳。必然的なオメガとの邂逅

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SANABAGUN. THE THROTTLEという2つのバンドのフロントマンであり、生粋のジャズ・ボーカリストである高岩遼。近年は俳優としての一面も見せるなど、縦横無尽に東京をサバイブするこの男も今年、2020年に節目の30歳を迎える。そして時代と年齢が高岩遼に追いつきつつあるこのタイミングで、彼が必然的に出会ったマスターピース・OMEGA(オメガ)

本記事では、「スピードマスター プロフェッショナル 東京2020 リミテッド エディションズ」と高岩遼によるフォトセッションを実施。また、オメガの歴史やその伝統を振り返りつつ、高岩遼における時計という存在、そして時間への概念などについてのインタビューも行った。高岩遼とオメガ、両者の邂逅を映し出した写真と彼が語る言葉はオメガが持つストーリー性のある魅力とリンクし、なおかつその根底にある浪漫に気付かせてくれるだろう。

最も正確な時計、オメガという名のマスターピース

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(左から)
「オメガ 1957 トリロジー” シーマスター300 マスター クロノメーター 60周年リミテッド エディション」
「オメガ 1957 トリロジー” レイルマスター マスター クロノメーター 60周年リミテッド エディション」
「オメガ 1957 トリロジー” スピードマスター 60周年リミテッド エディション」
1957年に誕生したプロフェッショナルダイバーズの原点「シーマスター300」、計時時計の「スピードマスター」、耐磁時計の「レイルマスター」の60周年を記念して発表された復刻モデル。

遡ること1848年、OMEGA(オメガ)は若き時計職人のルイ・ブランがスイスの小さな村、ラ・ショー・ド・フォンに工房を構えたことから始まった。自身の持ちうる最高の力で、“最も正確な時計”を生み出すことに情熱を傾けたブラン。その精神は息子のルイ=ポール&セザールに継承され、高精度のマスターピースを生み出す一流ブランドへと飛躍していった。

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時計の正確さと精密さにおいて、オメガは他のブランドと一線を画する。それを実証する事実として、オメガはこれまで人類が成功したすべての月面着陸を含む数多くのNASAのミッションに同行していること、そしてスポーツ界においては1932年以降、単一ブランドとして最多の“オリンピック”の“オフィシャルタイムキーパー”を担っていることは、もっと広く知られてもいい偉業だ。

「時間とは高岩遼。1分1秒、高岩遼であり続けたい」

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「そろそろ時計はしなきゃなと思ってたんですよ。ステージではめちゃくちゃ動くし、壊れそうなのでしなかったけど、最近は身に付けるようになってきた。俺も今年30だし、さらにカッコつけてもいいんじゃないかなと。それに同世代の中でも、男の美学に関しては掘ってきた方なので。こういうお話を今回いただいて、いよいよそのときが来たのかなと思ってます」

これまで時計を身に付けることは多くなかったと語る高岩遼だが、時計自体に対する憧れ、そして興味は人一倍あったという。ただまず彼が惹かれたのは、意外にも時計のギミック。

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「スピードマスター プロフェッショナル 東京2020 リミテッド エディションズ」18Kセドナゴールド&ステンレススティール 
価格:858,000円(消費税込)
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「俺は単車も車も好きなので、エンジンの構造とか職人の技術が詰まったギミックを発見するとグッとくる。時計に関してもそういう職人気質を感じるものは好きだし、憧れますよね」

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同時に時計という存在は、高岩遼にとって映画の世界のスターとともに記憶に刻まれた。

「例えば1930年代のイタリアを舞台にしたマフィア映画を見ると、登場人物たちはほぼ時計とピンキーリングを身に付けている。あとはフランク・シナトラとかもそう。映画や好きなミュージシャンを見ると、そういうところに自然と目がいっちゃいますよね、カッケエって」

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最新ボンド ウォッチ「シーマスター ダイバー300M 007 エディション」
1,089,000円(税込価格)2020年2月発売予定
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ダニエル・クレイグ by Greg Williams @gregwilliamsphotography

映画という点で言えば、オメガとは切っても切れない作品がある、それは『007』。1995年以来、ジェームズ・ボンドは映画の中で常にオメガのシーマスターを身に付けてきた。

「オメガは『007』のイメージ。男の身だしなみはボンドから学ぶ一環で、時計はいつも気になってました。確か『ゴールデンアイ』(1995)からですよね。ピアーズ・ブロスナンのときのボンド。俺は車も好きなので、アストン・マーチンのボンド・カーも印象に残ってます」

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「オメガのデ・ヴィル、あれもクラシックなモデルでいいですよね」と、オメガ通な一面も垣間見せる高岩遼。オメガを身に付けた粋なスターやヒーローたちを見てきただけに、今回のモデルに関しても、自分なりのオメガを身に付けたファッションをイメージできていた。

「オメガを身に付けるのでビシッとしようかなと。逆に革ジャンやB-BOYの格好でも合うとは思いますけどね。ただシチュエーションは狙わず、こういう時計を普段の生活で付けてたらカッコイイ。これはサイズ感や重さもちょうど良いし、付けていて……高まるっすね」

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かつて高岩遼が上京し、銀座のキャバレーでジャズ・ボーカリストとして歌い始めたハタチ頃。「テッカテカの黒の細いスーツ。銀座6丁目あたり。センチュリーの隣に立って『時間まだか』『運転手どこ行った』みたいなのをやってましたよ」と語る彼も、いよいよ30代に突入し、男として次のステージへ。そんな高岩遼にとって時間とは?

「時間とは高岩遼。1分1秒、高岩遼であり続けたい。毎秒が高岩遼、そういう時間が多ければ多いほどいい。逆に僕が時間を支配したいと思いますけどね。それと僕の中に何人かいる感覚なので、いろいろな活動していてもそれぞれが全然違う時間なんですよ。でも最終的に俺みたいな。そういう意味では、誰よりもたくさんの時間を経験している自負はあります」

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話を聞いていくうちに、高岩遼とオメガ、両者に共通しているものは“浪漫”だと気付く。

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「時計には男の浪漫がある。それはいい家に住みたいとか、いい車に乗りたいとかと同じでステータスの一つとして。僕はやっぱストリートではありたいので、こういうリッチな時計をしてハイブランドのスラックス履いてるのにスケボーやっちゃうとか、そういう遊びを30代はやりたい。余裕のある、ただガチガチのイケてる男になりたいです。だからこれからも落ち着きたくはないですよ。常に『あいつどこいんの今?』みたいな感じ、良くないっすか?」

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高岩遼の言葉を聞いていると、時計は“憧れ”から手にすることが正当な動機であるように感じる。そして携帯電話を当然に持ち歩くこの時代、時計は単に時間を知るためだけの道具ではなく、自らを輝かせるための嗜好品に姿を変えているのだろう。そしてその輝きが回り回って別の人間の憧れとなる。かつて高岩遼がシナトラやボンドの身に付ける時計に憧れたように。

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「例えば『10分後もうタクシーだろ?』『高岩さん出ます!』みたいな、早くそのクラスになりたい。そういうときにさりげなく時計を見たりして。それがオメガだったら良いよね」

ステージで躍動する高岩遼、ストリートでチルする高岩遼。次にどこかで彼に出会ったとき、その腕にはもしかしたらオメガのマスターピースが光り輝いているかもしれない。

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オメガの歴史を称える限定モデルでカウントダウン

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「スピードマスター プロフェッショナル 東京2020 リミテッド エディションズ」
(各 2,020本/日本限定発売)

象徴的なオリンピックシンボルカラーにインスピレーションを得た5種類のモデルはリミテッド エディションならではのスペシャルな仕上がりに。開催国の日本のみ、各2,020本限定で発売。オメガにおけるアイコンであり、“ムーンウォッチ”としても名高いスピードマスター プロフェッショナルをベースに、オリンピックモチーフを随所に施したスペシャル仕様だ。単一ブランドとして最多のオフィシャルタイムキーパーを務めてきたオメガの歴史にふさわしい、コレクターにとっては夢のようなウォッチとなっている。

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「シーマスター アクアテラ 東京2020 リミテッド エディション」
(世界限定 2,020本)

また、2019年にさらに2本の限定モデル「シーマスター アクアテラ 東京2020 リミテッド エディション」「シーマスター プラネットオーシャン 東京2020 リミテッド エディション」をこちらは世界限定2,020 本でリリース。鮮やかなブルーとスポーティな印象が映える前者と、開催年とJAPANをモチーフにした演出が随所に施された後者。どちらも開幕までのカウントダウンが始まった今、さらに気持ちを高めてくれるタイムピースとなっている。

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「シーマスター プラネットオーシャン 東京2020 リミテッド エディション」
(世界限定 2,020本)

オメガの歴史を称えるようなこれらのモデルは、コレクターはもちろん、オメガというブランドが築き上げてきたストーリー、そしてどのコレクションにも語るべきポイントがあるプロダクトとしての奥深さに、男心をくすぐられた若者やカルチャー好きにこそ身に付けてほしい。

OMEGA オフィシャルサイト

高岩遼

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1990年8月27日生まれ、岩手県宮古市出身。平成生まれのヒップホップ・チームSANABAGUN.(サナバガン)、ニュー・サムライ・ロックンロールバンドTHE THROTTLE(ザ・スロットル)のフロントマン。2つのバンドと並行して13人のミュージシャン/アーティストがストリートを舞台にパフォーマンスを行う表現者集団SWINGERZ(スウィンガーズ)の座長としても活動。2013年から2016年12月までの約3年の間にSANABAGUN.、THE THROTTLE、SWINGERZのプロジェクトで行った路上ライブの回数は4000回を超える。2018年2月、New York Times紙発行のモード&ライフスタイル誌『THE NEW YORK TIMES STYLE MAGAZINE』のなかで「Tokyo’s Rising Musicians」(今、アツい東京のミュージシャン)として紹介される等、音楽やファッションの両面において国外からの注目を集めている。日本人離れした太く光沢のある歌声と、路上ライブで磨いたライブパフォーマンスで観衆を魅了する。2018年10月17日、総勢20名以上のミュージシャンを従えてRed Bull Music Studios Tokyoでレコーディングされたソロ名義での待望のデビューアルバム『10』がユニバーサルミュージックよりリリース。このアルバムにて『NISSAN PRESENTS JAZZ JAPAN AWARD 2018』ニュー・スター部門受賞。2019年1月、独立事務所『株式会社オフィス高岩』を設立、代表取締役を務める。同年、俳優活動を開始。2020年2月、本人が主演を務める谷健二監督作品『渋谷シャドウ』が全国公開予定。また”Cheeze”名義で自身の好きを詰め込んだアパレル兼レーシングクラブ『NSRC』を立ち上げるなど、活動は多岐多様にわたる。口癖は「いけるっしょ」。

オフィシャルサイトTwitterInstagram

EVENT INFORMATION

水曜日のスロットル2020Supported by BLAST JAMS!!
#2 ”THE THROTTLE” vs ‘.999999999”

2月26日(水) 下北沢 GARAGE
Open/Start 20:00

詳細はこちら

SANABAGUN. TOUR BALLADS BEYOND

2020年3月7日 (土)名古屋ReNY
OPEN 17:15 / START 18:00

2020年3月8日 (日)大阪 BIGCAT
OPEN 17:15 / START 18:00

2020年3月12日 (木) 東京 Zepp DiverCity TOKYO
OPEN 18:15 / START 19:00

詳細はこちら

photo by 横山マサト
interview&text by ラスカル(NaNo.works)
取材協力:GINZA ROOTS TOKYO