−−−プラッドのライヴでは、かなり早い段階でオーディオ&ビジュアル・ショーを取り入れましたね。近年はアモン・トビン(Amon Tobin)の<ISAM Live>やフライング・ロータス(Flying Lotus)の<Layer 3>を筆頭に、最先端のテクノロジーとコラボレーションした「視覚」に訴えかけるライヴが爆発的に増えた気がするのですが、あなた達が自身のオーディオ&ビジュアル・ショーにおいて心がけていること、差別化していることがあれば聞かせていただけますか?
そうだね。彼らのいくつかは視覚的にとても壮観なショーだよね。僕達は音楽がまずあってビジュアルは音楽を際立たせる為に使う傾向にあって。だから映像の要素はたくさんのツアーを経てオーディオ・ショーと共に進化してきたんだ。僕達はその場に合わせてライブ演奏と映像を切り離す事ができる。彼らはミディやオーディオ・データーに操作されていてその場での表現や演奏行為を取り除いてしまっているよね。それってとても窮屈だと思うよ。
−−−今年はエイフェックス・ツイン(Aphex Twin)も13年ぶりの新作『サイロ』をリリースしましたが、あなた達やエイフェックス・ツイン、スクエアプッシャー(Squarepusher)、オウテカ(Autechre)などは「IDM」という名称で一括りにされてきました。そして今、ダンス・ミュージックのシーンは わかりやすさ/気持ち良さばかりを追求した「EDM」が世界の頂点に立っています。最近の音楽のトレンドについて、思うところはありますか?
そこらじゅうにEDMのプロデューサーがいるね。その中のいくつかはジャンルのステレオタイプに属さないようにして、そのことを打ち出したり再解釈してみたり。それってIDMやドラムンベース、テクノなんかの時も一緒だったよね。皆、近いルーツを持っていたり同じような機材を使ったり。そこで僕達は、結局自分たちがどう感じるかを重視して、それと自分たちの使用するパッチを開発するのにとても長い時間を費やした。僕達はそういったジャンルに縛られないようにしているよ。
−−−まもなく3年ぶりの来日公演を行いますね。日本にはプラッドのベスト・パートナーでもあるマイケル・アリアス(Michael Arias)が在住していますけど、今回の日本滞在で訪れたい場所、やってみたいこと、もしくはウィッシュリストがあれば教えてください。
もちろん! 僕達はきっとマイクと会うよ。僕は1月1日まで日本に滞在する予定で、娘も初めて日本に来るんだ。色んなところに彼女を連れていきたいと思っているし、それって初めて来た街を探索するような感じだね。個人的にはまたジブリ・ミュージアムとキディランドに行きたと思っているよ。
(interview by Kohei UENO)
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Event Information
PLAID – Reachy Prints – Audio/Visual Live in Tokyo
2014.12.19(金)@DAIKANYAMA UNIT
OPEN/START 19:00
ADV ¥4,000(1ドリンク別)
LINE UP:PLAID(WARP/UK)with Benet Walsh、Ametsub(nothings66)、Kyoka(raster-noton)、eli walks
TICKET:
ローソンチケット(L:73253)イープラス、Peatix、Clubberia、RA
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Technique
UNIT店頭
INFO:UNIT(03-5459-8630)
Release Information
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