生音とエレクトロニクスを融合し…という形容はすでに現行のバンドにとって自然なことだ。そうなるとダンスミュージックやエクスペリメンタルな音楽性を目指すのではなく、メロディ・オリエンテッドなバンドの場合、歌の良さにフォーカスされるのは必然だろう。

2017年12月に突如現れ、翌年には<SUMMER SONIC2018>に出演。11月にはデビューEP『PHASE』をリリースと、スピーディな展開を見せるravenkneeレイベンニー)。今や時代やジャンルがハイブリッドされた音楽性がデフォルトの時代に、歌の良さとサウンドデザインのセンス、プリミティヴな演奏力の高さで俄然注目度を集めている5人組だ。

OVERDOSE(Official Music Video)

ポストロックやエレクトロ、シューゲーザーなどを血肉にしてきた5人のメンバーは、それぞれ少しずつ異なるバックグラウンドを持ち、ravenkneeでも個々のオリジナリティを発揮。そのことが1曲1曲の強い色となって、バンドを一つのジャンルに括ることがナンセンスであることを悟る。中でも作詞作曲を担当する日英ハーフの松本祥の倍音を含んだ低域からファルセットに至る声の魅力は、バンドの世界観を決定づける要素だ。

様々な背景を持ち、キャラクター的にもいい意味で同じバンドのメンバーであることが不思議なほど違うravenknee。その出会いから現在、そして近い未来への抱負をメンバー全員インタビューで届ける。

Interview:ravenknee

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――祥さんはシンガーソングライターでもあるんですね。

松本祥(Vo/Gt 以下、祥) そうなんですかね?バンド組む前にちょっと弾き語りをちょいちょいやってはいましたけど。大元はバンドがしたくて、バンド始めるには人に歌聴いてもらわなくちゃなと思って弾き語りをやってたんです。

――メンバーにはどういう順番で出会っていったんですか?

 上京してきた時からいろんなバンドでギターは弾いてたんですけど、ずっと自分で曲作ったり歌作ったりしてみたいっていうのはあって。自分がボーカルのバンドをやるために上京してきたんだという野心みたいなものがあって。ギターやってたバンドと対バンしたバンドでお酒とか入って仲良くなって騒いでたメンツに一人ずつ声をかけた、って感じです。もともとベースだけ岡山出身で同郷なんです。

安田照嘉(Ba 以下、安田) バンドも前のバンドから一緒で。僕がやってたバンドにギターで入ってもらって、ボーカルは他にいて。

――その頃の音楽性は?

 好きなことはやってました。最初はインディーロックみたいな。アークティック・モンキーズとかカサビアン、トゥー・ドア・シネマクラブっぽいようなバンドをやってて。結構好きでやってたんですけど、やっぱ「歌いてえなぁ」みたいなのはあって。で、その時にまず勇人くん(山口勇人)――この3人はほぼ同時期に会ったんです、2016年5月ぐらいに下北沢のDaisyBarで。その日に勇人くんが、今もやってるんですけど全然活動してないFACTOTUMっていうエレクトロとグランジ混ぜたような、BOOM BOOM SATELITESを荒削りにしたようなバンドをやってて(笑)。

一同 ははは。

山口勇人(Per/Mani 以下、山口) 対バンの前にしこたま飲んで、めちゃくちゃ仲良くなって。

 対バンする前にFACTOTUMのライブを見に行ったんですよ。

安田 僕が誘いました。

 あ、そうだ。テルくんがFACTOTUMのボーカルの人とクラブかなんかで盛り上がって。

安田 clubasiaで絡まれました(笑)。

 clubasiaで絡まれて仲良くなって(笑)。

安田 (祥と)一緒にやってたバンドで対バンが決まってて。FACTOTUMが2ピースだったんで「じゃあサポートしてよ」と。それでゲストコラボみたいな感じで参加して。

 で、FACTOTUMのライブに出た時、この二人(東克幸と松本一輝)が前やってたTHE ROAMERSっていうバンドと対バンして。

安田 「これはやべえ!」って。

 これで5人が揃った(笑)。

松本一輝(Gt 以下、一輝)僕は前のバンドを東さんとやってたんですよ。それはピアノも入ってる激しめのジャズ、ブルース、パンクをすごいひねくり倒したバンドで。

 THE ROAMERSとは1年ぐらいめっちゃ対バンして。「またいるぜ」みたいになって、仲良くなって。

――皆さん自分がメインのバンド以外でも面白いことやれたらやりたいタイミングだったんですか?

一輝 でも結成の決め手は彼(祥)がデモ曲を個人的に作ってまして、自分たちのこと誘いたいと思ってくれてたみたいで聴かせてくれてたんですよ。それがめちゃめちゃ良くて、久々に曲の良さで引っ張られたというか、もう、「今すぐ入りたいわ」みたいな気持ちにさせてくれて。多分みんなも同じ理由で入ったんだと思います。

――なるほど。そのデモ曲はravenkneeの曲になりましたか?

一輝  なりました。YouTubeに上がってる、ワンコーラスしか上がってないんですけど“daydreaming”って曲がそうで。

ravenknee – daydreaming(short ver.)

――その頃祥さんが作ってたトラックってどれぐらい作り込まれてたんですか?

安田 結構、最後までがっつり作ってあって、電子音とか緻密に作り込んだ状態でした。

一輝 それが『1st EP』ってサブスク等で配信されてるやつで、ほとんどデモから変わってないです。ギターが入ったりベースを差し替えたり、ドラム変えたりとかそれぐらいです。

――祥さんとしては自分の頭の中で鳴っている理想の音を実現してくれる人が集まった?

 でも僕が全然思いつかないことを持ってきてくれるので、僕のデモをそのままやるわけではないですね。曲の構成とか「ここは最初僕が作ったやつの方がいいな」っていうところはありつつも、別にこだわって「そのままやってくれ」って感じではないですね。サウンドの面白さを出していきたいので。

――なるほど。ところで皆さんのルーツになってるアーティストといえば?

 たくさんいるんですけど、一番好きなのはレディオヘッドですかね。最近はオデッザとかオーストラリアのエレクトロシーンを聴いてます。まだ自分たちの音源には影響は出てないんですけど、そのうちそういうポスト・シューゲーザーの要素も入れたいなと思っています。あと、ドーターっていうイギリスの、シガーロスとか北欧からの影響を受けたロックも好きで聴いてました。最初に出した“daydreaming”って曲もその辺からインスピレーションを受けています。そこにエレクトロをアルペジオで入れたり、ルーツに色々味を足していったところはあります。

――祥さんのルーツはかなりravenkneeで融合できてるんじゃないですか?

 そうですね。でもやりたいことが多すぎて、「あれまだやってないから実現してるとは言えないな」ってところはあるかも。

一輝 やりたいことが多いんですね。その一部分は今のところ実現できてる。

――祥さんのビジョンもいろんな音楽から成り立ってるし、メンバーのルーツも様々だから、それを掛け合わせていくとすごいことになりそう。

一輝 そうですね。すごくそれをしたい。

――ライブを見ていると一輝さんにはジャズ、フュージョンの背景も見えるし。

一輝 ジャズはやってました。自分、出身の高校がすごい珍しいと思うんですけど、ジャズ研があって。そこで結構、ジャズとかブルースとかを割と年齢低めの頃から経験できたので。もちろん好きな音楽は変わってって、ポストロックやオリエンタルな民族的なグルーヴもすごい好きなんですけど、そういう音楽をやるときもジャズのアカデミックな側面を混ぜて、もっと良くできたらなってのはよく考えてます。

――山口さんの今に至るルーツはいかがですか?

山口 自分のルーツでいうと、90年代UKのクリエイション(レーベル)が好きだったんですけど、ravenkneeを始めた頃はケミカルブラザーズとかプロディジーとか結構うるさ目のエレクトロが好きで。そこらへんかな?ravenkneeに持ってこれるのは。結構フックのあるビートが好きなので。

――ravenkneeの音楽にいい違和感を与えてるんじゃないでしょうか。4リズムまでは揃っても山口さんみたいな個性の人に出会うことって稀だと思うし。

 勇人くんはもともとドラムやってて。

――ドラマーが二人いる状態だった?

 そうなんですよ。順番的にこの3人(祥、安田、山口)でバンドやろうと思った時は完全に(山口に)ドラム叩かせようと思ってたんですけど、東さんが「入れてよ」っていうから(笑)。

一同 ははは。

 東さんはasiaでイベントやってるんでそれに「出してください」って言いに行ったら、「入れてよ」って言われて(笑)。

――(笑)。そもそもバンドに入る気はあったんですか?

東克幸(Dr 以下、東) 全然それはなくて。祥とテルがもともとやってたバンドでasiaに出演してもらう機会があったんですけど、企画にするのかただ単に出るのか。会場がちょっと大きいのでバンドにリスクがあるかなと思って、その辺を祥くんに話そうと思って、一通り話した後に、その話じゃなくて「や、実は(入りたい)」って言いました。

――普段はバンドから出演のプレゼンを受けてる立場の東さんがravenkneeに入りたくなったのは?

 やっぱり曲が良くて。その場ではデモをもらって「OK、聴いとくわ」と。で、1日ぐらい寝かして家で聴いたら、「ヤバい」と思って。“daydreaming”の前にまだ音源になってないんですけど、“blind”っていう静か目な曲があって、それが良くて「やりたいな」と思って。でもドラムのポジションには山口がいるって聞いて、必死にプレゼンしました。

一同 ははは。

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――そう考えるとテクスチャーはポップスではないけど歌モノなのかも。

一輝 歌モノですね。

―そんな気がしました。なるほど面白いな。みなさんバンドを兼任してたり仕事もしていたりしますが、全てを捨ててravenkneeに注力するというより、音楽表現のアウトプットの一つとしてあるんですか?

 僕は今ravenknee以外にないです。

安田 僕もほとんどravenkneeにかかりっきり。なんか彼(祥)はやってくれそう感がすごくて。曲からも感じるんですけど、言動からも感じるんです。

――言動?

安田 ふわふわしてるように見えてたまにスパッと芯を食ったことを言ってるから、こいつなら意外と付いて行って大丈夫そうだなみたいな。自分一人じゃ絶対見れないようなところまで連れて行ってくれそうな気がするので。

――そうなんですね。ライブを拝見していると祥さんは正直な人だなという印象があって。リリースパーティの時、共演したバンドがすごいライブやってるから緊張するって発言してましたね。

 いいとこでもあり悪いとこでもあると思うんですけど。でもこの前のようなメンツはやっぱりお互いに刺激しあって、みんなで来てるなと思います。

――例えばPOINT HOPEはジャンル感は違うけど、どういうところに共感が?

 パッと聴いたらジャンル違うように聴こえるんですけど、僕的にはそんなにはなれてない気もします。

安田 さっき言っていただいた歌モノって部分が近いのかなって。トラックとか演奏はこだわって作るけど、やっぱいちばん大事なのは歌なので、そういうところが似てるかな。

――バンドとして皆さんのちょっと先を行ってる、いわゆる東京インディーと言われる存在からの影響はありますか?

 影響は受けてないです。意識はしてるかもしれないですけど。

一輝 Newspeakはなんか自分たちが通ってる道をすでに通ってる感じがするので、早く追いつきたいなぁという感じはあります。

――先日のライブではPOINT HOPEたちも含めてなんですけど、D.A.N.とかyahyelとかThe fin.とceroあたりまで含めて、「お兄さん」みたいに思えたんですね。

 や、意識はしてますね。影響は受けてないです。

――意識とは?

 「先にやられてんなぁ」とか。

安田 正直だな(笑)。

一輝 バンドとして今までにないものを作るっていうの、そんなにおおっぴらに言ってないですけど、コンセプトとしてあって。だから意識的に先輩のバンドたちがやっていることを避けた上でかっこいいものを作るっていうのはある気がします。だから「影響を受けてない」というのは本当にそうというか。

安田 僕らは泥臭さというかパンク好きな人もいるし、一矢報いたさというか、現状のポップ・ミュージックにも、アンダーグラウンド・ミュージックにも一矢報いたい。

一輝 まぁその人たちが作り出した音楽もありますし、それを含めて避けてるというかーーおしゃれさって色々あるかと思うんですがーーこれ完全に自分の考えなんですけど、抜きの美学だと思うんですよ。ここで音が鳴ってないからとかーーそれも取り入れてるんですけど、なんか盛り上がりそうで盛り上がらないとか、そういうのもさらにそっちを逆にしてるっていうか。盛り上がるとこで、今までの盛り上がってたやつを超えてさらにやってるみたいな、僕らはそこを狙ってる感じがあるんで、そういう意味で影響を受けてない。

 僕らは足しの美学です(笑)。

――(笑)。祥さんが作る段階でジャンル感は様々なんですか?

 そうです。曲作るたびに前の曲はこういう感じにしたから、次はこういう感じの曲作ろうって、150°ぐらいずつ変えて作っちゃうんです。癖で同じジャンルっぽい曲をわーって作れないし、自分の欲求を満たすために曲作ってる一面があって。そのうち統一感は出していきたいとは思ってるんですけど、現時点でいろんなジャンルをravenkneeは持ってて、ravenkneeっていうジャンルになってくれてる感じがして。逆にジャンルが曲ごとに変わるのも長所ではあるかなと思ってます。

――人の話で恐縮ですがodolの森山さんは毎回、データをまっさらにして曲を作るらしくて。例えばPC上のビートのネタを1曲作るごとに消すとか。

 それは僕もそうです。テンプレートのDAWの画面はいつもまっさらな状態で立ち上がります。音源は全部まっさらですね。

――やはり。では音楽以外でravenkneeの雰囲気を作っている影響源はありますか?

 僕は服が好きですね。バンドでファッション的な面からもアプローチできたらなと思ってます。

 自分は本や絵画とか芸術的なものが好きなんですけど、楽曲制作に直接の影響は少なくて、歌詞をもらったりしたときに、その情景を想像して音の強弱で表現したりというのは、個人的にやってますね。

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安田 僕、前日ぐらいまで体調崩してずっと寝てたんですけど、寝てる間ずっとお笑いの動画見てて。お笑いってタイミングじゃないですか。相手のボケに対してどのタイミングで突っ込むか。このバスドラに対してどのタイミングでベースを置くか。

 繋げてきたな(笑)。

安田 お笑いってバンドと似てるというか、一人が面白いネタが書けるだけじゃどうにもなんないから、人間同士の掛け算がめちゃくちゃ大きいというか。それは割とずっと思ってることで。

――安田さんはどの立ち位置にいると思いますか?

安田 いやどうなんですかね?ドラムがボケで僕はツッコミなのかなと。

 ツッコミでグルーヴ生む、と。

 そういうことか(笑)。

――一輝さんは音楽的に背景が広いですけど、音楽以外の影響というと?

一輝 仕事がプログラミングとか、あと機械学習、つまりAIですね。数学めちゃめちゃ使うやつで実際好きなんです。あと、レコーディングエンジニアもやってて、結構理詰めで考えていくのが得意なんですけど、それをやりすぎちゃうと音楽が丸くなるだけで、いびつな良さがなくなるなと思ってて、バランスを気をつけてて。「ここはヤバすぎる」「ここはヤバくてていい」というところを常に大事にしてますね。以前、ドラムの東さんが組んでたバンドに途中から入ったんですけど、最初の頃練習してて全然合わない曲があって、わけわかんなくて。カントリーの曲調なんですけど、「風景画を思い浮かべてやって」みたいなことを言われて、そういう風にやってみたら普通に合って。

――そうやって絵画が役に立つこともあると。山口さんは音楽以外の影響というと?

山口 あ、俺は散歩っすね(笑)。後は走るのも好きで、道選ばないで走るのが好きです。

――迷子になるのが?

山口 そう、迷子になるのが。

 それをバンドにも生かして突っ走る、で、最後迷子になる(笑)。

――5人5様で面白いです。だからこそravenkneeの時は音楽で繋がってるということでしょうか。

 そうですね。

――そして最近のことでいうとデビューEP『PHASE』の中には日本語詞が登場してますが、これが初めてですか?

ravenknee – OCEAN(Official Music Video)

 最初にみんなに聴かせたデモ曲の中にはありましたね。最初から英語だけでいくとか日本語は少なめとか決めてなくて、なんとなく日本語を歌いたくなったからで。日本語の曲をリリースしたのは「英語の曲だけじゃないですよ」って意図もありつつ、なぜ日本語?っていう理由はそこまでないです。僕、日本で育ってるし。日本語の方が馴染みがありますし。

ーー祥さんの歌詞は比較的、情景的だったり割と振り返りがちな内容なのかなと。

 そうですね。今のとこそうかもしれないですね。「頑張ろう」とか「未来に向けてやってやるぜ」みたいなことは自分では思うんですけど、そういう歌詞の曲を聴いたときに感動しなくて。ぶち上がったりするようなテンションの曲も全然大好きですけど、一番好きなのはちょっと振り返ってしみじみする感じで、それが曲に出ちゃってるかもしれないです。常にポジティヴとネガティヴが共存してるんですけど、曲に出したいのは若干ネガティヴな方ですね。

――ひとりの自分にしみますね。曲はこれからまだまだ色んなタイプが出てくると思うんですが、今後ライブも増えていく中で目指してることはありますか?

 去年はライブをそんなにがっつりやってなくて、東名阪以外でやったことないんですよ。今年はすでに渋谷のサーキットライブ(<MUSIC MONSTER -2019 winter->)や香川のライブ(<SANUKI ROCK COLOSSEUM 2019-MONSTER bash ×I ♡RADIO786->)は決まってはいるんですけど、もっと色んな地域に行きたい。あと、できればアルバムを出せたらいいなと思ってます。後は大きく考えると、今年じゃなくてもいいので、海外でもライブをしたいですね。

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text by 石角友香
photo by Kohichi Ogasahara

RELEASE INFORMATION

PHASES

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LASCD-0087 / ¥1,200(税抜)
【収録曲】
01.OCEAN
02.paint
03.OVERDOSE
04.paused –remixed by phai-

ravenknee official HP

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