シンガーソングライター/ギタリストのReiが、東京に出てきてからの10年間で築いてきた大切な音楽仲間たちとのコラボレーション・プロジェクト『QUILT』。その集大成となるアルバムが、2022年4月にリリースされた。

今までにQeticではこの一連のプロジェクトに関するインタビューを通し、Reiの動向を追ってきたが、Reiのアーティストとしての10年間を知るうえで、決して欠かせないテーマがある。それは、Reiが数々の音楽仲間たちと出会うきっかけになったライブハウス・下北沢GARAGE(21年12月閉店)の存在だ。

『QUILT』に参加する長岡亮介Ryohuは、彼女が上京後、GARAGEで出会った大切な音楽仲間だ。2022年9月23日のLINE CUBE SHIBUYAで行われるライブ<Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.14 “with QUILT friends”>にも、2人はゲスト出演する。彼らにとって、Reiの10年間はどのように映っていたのだろうか。そして10年間の音楽活動を経て、彼女はどのように成長したのだろうか。GARAGEにゆかりのある3人による鼎談を開催した。

INTERVIEW:
Rei × 長岡亮介 ×Ryohu

鼎談:Rei × 長岡亮介 × Ryohu|下北沢GARAGEでの出会い、東京の仲間達と語るこの10年 interview220621_Rei_Ryohu_nagaokaryosuke_01-1440x955

GARAGEコミュニティは東京っぽかった

━━Reiさんは長岡さんとの出会いについて「下北沢GARAGEの楽屋で初めて会った」と、過去のインタビューでお話しされていましたよね。

Rei そうです。GARAGEに通っていた時にいらっしゃって。当時の店長である出口和宏さんとは夏になるとお祭りで遊ぶような仲で、はたまた亮介さんも出口さんと深い仲だったんですよね。最初は「ペトロールズの長岡亮介さん」と認識せずにお話ししていたのですが、徐々に整合性がついてきました。車の話をすることが多かったですね。

長岡亮介(以下、長岡) 「真空管屋さんに行くのが好き」みたいな話もしたっけ。「変な子だな」と思っていました(笑)。「あの子のギター、すごいらしいよ」と噂は聞いていたのですが、実際にバリバリ弾いているところをGARAGEで観た時、見た目とのギャップがすごく面白かったんですよね。

━━RyohuさんとReiさんの出会いもGARAGEでしたか?

Ryohu 昔の話すぎて、ちょっと記憶が曖昧かもしれないです。Reiちゃんが東京に来て間もない頃だったと思うんですよね。楽屋でみんなと喋っているときに挨拶してくれたのが最初だったかな。少なくとも僕はもうKANDYTOWNとして活動していたんだけど、当時はお互いに右も左も分からないような状態だったはず。

Rei 私が東京に出てしばらく経った後に、Ryohu君たちがいたGARAGEのコミュニティと出会いました。そのなかでもRyohu君は挨拶する前からなんとなく存在を知っていて、SuchmosやOKAMOTO’Sと一緒にやっている人、というイメージがぼんやりありました。そこからお話をしたり、みんなで遊びに行ったりするようになって。

━━Reiさんにとって、当時のGARAGEのコミュニティはどんな印象だったんですか?

Rei 東京っぽかった。馴れ合いで「一緒にいたら居心地がいいよね」と傷を舐め合うような関係性でもない。個々が際立っていてインディペンデントではあるけれど、気があう奴らとはたまに会って遊びに行く。風通しの良さがかっこいいと感じていました。

長岡 当時の店長の気風のもと、そういう奴らが引っ張られるかのように集まった感じだよね。最初はお客さんとしてきていた人も、気づけばステージに上がるようになって、何かしらを一緒にやっていくというか。それで徐々にコミュニティが生まれていく。

Rei 音楽性も本当にミックスされていましたよね。ヒップホップもロックもフォークも、ポップスもいる。音楽ではないアプローチの人もいたし。

長岡 その中でヒップホップをGARAGEに持ってきたのはRyohuだったかも。

Ryohu 僕がいるところの周りにも、ラッパーがいなかったかも。歌を歌っている人や、楽器を弾く人の方が多かった。その流れで、普段ラップをしない人にラップをさせたりした時もありました(笑)。

━━GARAGEは本当にたくさんのミュージシャンがクロスするような環境だったんだな、と3人のお話を聞いていて思いました。

Rei 昨年2021年12月末をもって閉店してしまったのですが、改めて不思議な場所でした。遡ると、音楽の歴史の中でも「奇跡としか思えない音楽景色」ってあるじゃないですか。大瀧詠一さんや山下達郎さん、吉田美奈子さんや矢野顕子さん、細野晴臣さん。「なぜ才能溢れる人たちが一挙に集まることができたのか」って。

でも昨年末のGARAGEのサヨナラパーティーの時に、私自身がそういう景色の中に居たんだ、と自覚しました。大きい絵画の登場人物になれていたのかも、って今でも思うんですよね。

臆病にも天邪鬼にもなっていて、すごく繊細な時期だった

━━では様々な音楽が交錯する景色の中で活動していた当時のReiさんの姿は、長岡さん・Ryohuさんの目にどう映っていたかもお聞きしたいです。Ryohuさんは『QUILT』の特典映像で「東京という荒波に揉まれるReiちゃんを見てきた」とおっしゃっていましたが。

Ryohu 小さい体で大きなギターケースを背負い、疲れた顔をして渋谷の街に消えていくReiちゃん(笑)。たまたま見かけただけだし、その時は声をかけなかったから何の帰りだったかは分からないけれど。「きっとReiちゃんも頑張っているんだろうな」って思い、背中を見送っていました。

Rei 恥ずかしい(笑)。

━━長岡さんはReiさんの一面について、覚えていることは?

長岡 どうだろうね。そこまで今と変わらないような気もします。ただ、周囲を推し量るというか、様子を見ているような感じはあったかもしれません。

━━2015年にリリースした1stミニアルバム「BLU」を一緒に作った時は?

Rei 私は亮介さんに楯突いてました(笑)。「日本語の扱いがわからないけれど、日本語で歌いたい」と思っていて、メロディに対するひらがなの当て方が素敵だった亮介さんに力を貸してもらいたくなり、「一緒に作品を作っていただけませんか」ってお願いしたんですよね。

価値観を示し合わさなくても暗黙の了解ができる存在だったからこそ信頼はしていたのですが、当時の私は生演奏であることを“正義”と感じていて。デモに対し、亮介さんが打ち込みのアレンジを用意してきて衝撃を受けた記憶があります。

長岡 特に楯突いている印象はなかったけれど(笑)。ただ、Reiちゃんのデモがドラム・ベースなどすべてのパートにおいてテクニカルに作り込み過ぎな印象があって。だから俺も普段から打ち込みを多用するわけじゃないものの、歌やボーカルに焦点がいくよう、違うアプローチを提案しました。

Rei そうやって可能性を広げてくれたのが、亮介さんでした。私自身、長く生きてもいないのにセオリーが完成しちゃっていたのもあるし、上京してから社会に揉まれる中で負ったトラウマもありました。さっきRyohu君が「疲れていた」と言っていたけれど、本当に臆病にも天邪鬼にもなっていて、すごく繊細な時期だったと思います。

Rei – BLACK BANANA //CReiZY MOVIES//

当時、3人でタワーレコードでの動画を収録した後に撮影したMVだそう

無意識のうちに“BLU癖”がついている?

━━さて、今回の『QUILT』についてもお聞きしたいのですが、Reiさんは長岡さんと、シングルカットの“Don’t Mind Baby”と、アルバム収録曲“Stay Awake”という2曲でコラボを果たしました。この2曲は似て非なる曲、という印象を受けたのですが。

長岡 “Stay Awake”はよりパーソナルな、小さな世界を表現した楽曲だと思っています。声高に自分が思うことを発信する、というわけではなく、あくまで独り言と語りかけの中間のような歌なのかなと。

Rei そのスタンスは、亮介さんとRyohu君から影響を受けているかも。2人の音楽には共通して、説教や強要ではなく“お知らせ”のようなニュアンスが感じられるんですよね。

“Stay Awake”は牧歌的な曲調でありながら「見えていそうで何も見えていない人っているよね」というメッセージを発信する。「見なさい!」という強制的な表現ではないところは、そのテンションに近いと思います。

Rei – Stay Awake with 長岡亮介

Rei – Don’t Mind Baby with 長岡亮介 (Teaser)

━━制作に携わったうえで、長岡さんの中でReiさんの印象はどう変化しましたか?

長岡 自分の意見をはっきり言うようになったかな。あとは、言葉にするのが難しいようなニュアンスを説明するのが上手になった。本人の言わんとすることが分かりやすくなりましたね。あとこれは自分の話なんだけど、無意識のうちに“BLU癖”がついてるんだな、という気づきもありました。

Rei えー! どういうことですか?

長岡 例えば事前に用意したデモから、アレンジを積極的に変えていこうとするところとか。今回一緒に作った2曲も、最初のデモとはほとんど違うでしょう。

Rei 確かに「変えてください」ってお願いしましたね。当初用意していたモータウン・ビートはJPOPでもたくさん用いられているし、新鮮さを出すなら工夫しないと、と思っていたんです。個人的には赤坂カントリーハウスのバンドの方々とご一緒するからこそ、亮介さんのルーツに回帰したい気持ちもあって。そしたら自然とデモからどんどん変化していきました。

最近だと『What a Wonderful World with Original Love?』(Original Loveのオフィシャルカバーアルバム/2021年)に収録されている、亮介さんの『ディア・ベイビー』もカントリーというかブルーグラスじゃないですか。今のムードとしては「やっぱり、カントリー好きだなあ」なんですか?

長岡 「カントリーが大好き」というよりも「今の世の中には合ってる気がする」という感じ。世の中がみんな、急いでいるからね。

このアルバム、このコラボだからこそ入れるべき言葉を入れた

Rei Ryohu君には、音楽的な“帰る場所”みたいなものはあるの? 亮介さんでいうところのカントリー、私にとってのブルーズみたいな。

Ryohu ヒップホップ……というよりラップ。ラッパーという存在そのものがルーツ。今やヒップホップも自由度が増していて、一言だと語りきれなくて。そう考えると「歌っぽいラップ」や「歌」でもない「ラップ」が自分の原点になるんです。

長岡 Ryohuはそこの筋が通っているぶん、トラックのジャンルはバラバラだよね。どんな曲でもラップを乗せられるイメージがある。

━━まさにRyohuさんが『QUILT』でコラボレーションされていた1曲目の表題曲は、ロックからジャズ、ファンクとあらゆるジャンルを横断するような楽曲でした。アルバムの中でも最後に制作されたと伺ったのですが。

Rei 良い曲がたくさん揃ったからこそ、最後にハチャメチャな曲を作りたかったんですよね。一切バランスを考えず、勢いで作りました。ただ、色んな曲調をつぎはぎにしたからこそ、筋を通さないと「なぜ一曲にまとめるのか、バラバラの曲にすればじゃないか」という問いに答えられないと悩んでいて。考えた末、一気通貫のメッセージを込められるのはラップだ! と思い、Ryohu君に相談しました。

Rei – QUILT with Ryohu and Friends (Recording out-takes)

━━そこからコラボレーションが実現した、と。リリックはRyohuさんが全て手がけたんですか?

Ryohu それぞれ自分のパートは自分で書く、というスタイルでした。Reiちゃんの10年間の東京観やQUILTのコンセプトは、事前に本人から聞いていました。そこから“東京”というベースのテーマについてお互いの考えを話し合いつつ、徐々に細かなワードを調整していった感じ。

Rei 先にエッセイみたいなものをRyohu君に送ったんだよね。入れたい言葉の羅列だったり、プロットだったり。あと「ジェネラルじゃなくてパーソナルな曲にしたい」っていう要望とか。

━━“Made in Tokyo”というフレーズはアルバム全体にもかかる象徴的な言葉だと思ったのですが、このフレーズを思いついたのは?

Ryohu 僕です。それこそ、一番最初に思いついた言葉。僕のラップパートで考えていた言葉だったのですが、Reiちゃんが気に入ってくれたので、繰り返しの部分に使うことになりました。

ただ、Reiちゃんが“Made in Tokyo”と言ってしまうと意味合いが変わるので、どちらかといえば僕自身のことを指す言葉としてフレーズを捉えています。全体的に「僕は東京のラッパーだ」という気持ちがブレないよう、意識しながら書きました。それが、10年前に上京してきたReiちゃんとの対比になったらいいなって。

Rei 自分の曲で「GARAGE」のような固有名詞を入れることはないから、ヒップホップらしくて良かった。ハマくん(ハマ・オカモト/OKAMOTO’S)の名前も入っているしね。

Ryohu このアルバム、このコラボだからこそ入れるべき言葉を入れた感じ。それで、だんだんリリックが溜まっていくうちに、アルバムタイトルに見合った曲へと変化していったから、曲タイトルも『QUILT』にしようか、って。

━━最初から表題曲にするわけではなかったんですね!

Rei 作っていくうちに輪郭が見えてきました。結果的にGARAGEの話とも通じるのですが、いろんな価値観や人種、性別、価値観、ルーツを持った人が狭いアルバムの中で共存する、というのがQUILTのコンセプト。それを体現するような曲になりました。ロックパートのギターソロも、実は亮介さんを意識して音作りやフレージングしました。「私が好きな亮介さんはこんなことを弾きそう!」って思いながら。

長岡 そうなの!?(笑) それにしても、この曲は一気には録れないでしょう。どうやってレコーディングしたの?

Rei ドラムだけ先に録って、あとは渡辺シュンスケさん(Key.)とハマくんと3人で大喜利的に。この表題曲は、楽曲のニュアンスからも「このコラボに参加している人たち、最高でしょ!」って気持ちが伝われば良いなと思っています。

まだ作品を咀嚼しきれていないほど大きなものを作った実感はある

━━Ryohuさんは楽曲制作時、アルバムに収録される他の曲も聴いていたんですか?

Ryohu シングルとして世に出ている曲だけは聴いていたのですが、他の曲は聴いていなくて。ただReiちゃんの言葉とデモの雰囲気から、僕なりにアルバム全体の匂いを感じとれたので、それをリリックに反映するようにしました。

━━では、実際にアルバムを通しで聴くなかで、ご自身のコラボ曲を聴いた印象は?

Ryohu 全楽曲のなかでも突出して特異であり、『QUILT』の一曲目に収録されている意味はすごく感じました。この曲が最初に流れることで、楽曲同士のストーリーが全てつながっていくようなイメージ。幅を広げるような役目を担っていると思います。

━━その一方、長岡さんは“Don’t Mind Baby”を作った時、アルバムの全景は見えていなかったと思います。今、アルバムの完成形を前にしてどんな印象を受けましたか?

長岡 まずは「これを一枚のアルバムにまとめるのは大変だっただろう」と。極端な楽曲が集まっているからこそ、曲順も悩んだでしょう。

Rei 曲調やアティチュードが楽曲によって違うからこそ、難しかったですね。「何がしたいの?」と言われる可能性は孕んでいました。ただ、仮にそう言われるリスクよりも「伝えたい」という欲の方が勝ちました。

━━「伝えたい」というと?

Rei 私が亮介さんやRyohu君はもちろん、細野さんや藤原さくらちゃん、東京ゲゲゲイのMIKEYさんなど、このアルバムに関わっている人たちの大ファンである、ということ。だからこそ、彼女・彼らのポートフォリオとして恥じない曲を作る、というプレッシャーはありました。

そしてもう一つは、私が東京で10年間歩んできたなかで培われた関係や思い出について伝えたかった。記念碑的な意識のもと作りました。2人は10年を振り返ってみて、ご自身の中に変化を感じますか? それとも「俺は一生変わんないぜ」のスタンス?

Ryohu 変わったね。僕の場合は、家族が増えたことも大きな変化だと思うし。それこそGARAGEに10代後半で通い始め、Reiちゃんと会った時から、すでに変化の兆しはあったかも。それ以前はヒップホップ、ブラックミュージックが大好きで、バンドの音楽を何ひとつ知らなかったから。ライブハウスやバンドの雰囲気に触れてから、音楽が一気に拡張されていったと思う。

長岡 逆に俺は変わってないかもしれない。

Rei 確かに亮介さんは変わらないスタンスを貫いているイメージはある! でも、環境って望んでいなくても、活動を続ける中で自然と変化していくものじゃないですか。それに呼応して、自分が変わっていく、ということはありませんでしたか?

長岡 それでいうと、経験のないことにも責任をもって取り組むことで、変化はしていっているかもしれない。音楽に限った話でもなくて、映画音楽の制作も然り、ドラマ出演も然り。自分が後悔しないよう行動するようにはなった。

Rei 後悔しないように、か……自分の“軸”についてはどう捉えますか? というのも、GARAGEというフィジカルな空間が失われたことで、片足を切り取られたような感覚があったんです。閉店したことで初めて、ここ10年で自分の中にあった、感覚的な軸・指標の在り処に気づけたというか。

Ryohu 最近、もはや「かっこいい/かっこ悪い」でいいんじゃないか、っていうシンプルな結論に至った。よくよく考えれば音楽を始めた理由も、タバコを始めた理由も全部そこからスタートしてるんですよね。これから自分が向かう先でも常に「これはかっこいいのか」っていう判断さえあれば、仮に大事な何かを失いそうになった時もブレなくなる。

長岡 すごい。原点回帰だ。

Ryohu それくらいシンプルで良いんじゃないかなって思います。それに余計な経験を積むほど、頭でっかちになっちゃうから。

Rei 亮介さんの軸はペトロールズなんですか?

長岡 ある種の軸ではあるかな。よりシンプルかつ身軽に新しいことへ挑戦できる、という意味では自分の基本スタンスに一番近い活動だとは思う。

━━Reiさんにとって『QUILT』は、自身の10年間の軌跡を振り返ると同時に、他者の軸を観察しながら自分の新たな一面を知るプロジェクトになったのでは?

Rei コラボに参加してくださったミュージシャンの皆さんから、本当にたくさんのお土産をもらいました。これからやることの選択肢が増えた一方、自分自身がまだ作品を咀嚼しきれていない気もする。それくらい、大きなものを作った実感はあります。

同時に、人の心のやわらかい部分に触れた印象はありました。どこかしらで不器用な人同士が、音楽という共通項で繋がっていく姿は美しいと思っていて。このプロジェクトを通し、生きにくさを感じている人に対し「愚直に生きていたら、通じ合える人と出会えるかもしれないよ」って伝えられればいいなと思いました。

━━最後に長岡さんとRyohuさんに、今後Reiさんに挑戦してもらいたいことをお聞きできればと思います。

長岡 内面的な作品も作ってみたらいいんじゃないかな、と思いました。『QUILT』とは関係のないところでReiちゃんからもらったデモの中に、印象的な曲があったんです。それが「この子、何を考えてんだろう」って思ってしまうほど不思議でかっこいい曲だったからこそ、次は自分のためだけの作品を作ってみてほしい。

Rei 内面的な作品……爆売れして豪邸に住み、屋上からプラチナム・ディスクを撃ち落としたいって常に考えていて(笑)。そういった自分の欲深いところを悪くは思っていないのですが、どうしてもその生々しい部分を表に出す勇気はまだ無いんです。でも、自分の「かっこいい」という感情を満たすだけの作品は、いつか作ってみたいと思っています。

Ryohu 次のジャケット、プラチナム・ディスクを撃ち落とすReiちゃんで決定じゃん(笑)。今回はいろんな人と一緒にやったからこそ、次はソロでやりきるのか、それとももっとコラボ相手が増えてエレクトリカル・パレードみたいなチーム編成になるのかは楽しみにしています。

Text:Nozomi Takagi
Photo:Kana Tarumi

Rei(レイ)
卓越したギタープレイとヴォーカルをもつ、シンガー・ソングライター/ギタリスト。幼少期をNYで過ごし、4歳よりクラシックギターをはじめ、5歳でブルーズに出会い、ジャンルを超えた独自の音楽を作り始める。2015年2月、長岡亮介(ペトロールズ)を共同プロデュースに迎え、1st Mini Album『BLU』をリリース。2017年秋、日本人ミュージシャンでは初となる「TED NYC」でライヴパフォーマンスを行った。2021年2月26日 1st Album『REI』の International Edition が、US/Verve Forecast レーベルより全世界配信。2021年10月よりコラボレーション・プロジェクト“QUILT” を始動し、これまでに3曲のデジタル・シングル「Smile! with 藤原さくら」「Don’t Mind Baby with 長岡亮介」「ぎゅ with 細野晴臣」を発表。そして4月13日、プロジェクトの集大成的アルバム“QUILT(キルト)”をリリースした。

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長岡 亮介(ながおか りょうすけ)
神出鬼没の音楽家。ギタリストとしての活動の他にもプロデュース、楽曲提供など活動は多岐にわたる。「ペトロールズ」の歌とギター担当。

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Ryohu
HIPHOPクルー・KANDYTOWNのメンバーとしても活動する東京都世田谷区出身のラッパー/トラックメイカー。10代より楽曲制作を始め、OKAMOTO’Sのメンバーと共にズットズレテルズとして活動。2016年にKANDYTOWNとして1st AL『KANDYTOWN』をWarner Music Japanからリリース。2017年にはソロとして本格始動し、EP『Blur』(2017年)、Mixtape『Ten Twenty』(2018年)を発表。2019年に5都市で開催されたソロツアーは大盛況のうちに幕を閉じた。2020年には、GU×SOPH.のコラボレーション・コレクション「1MW by SOPH.」への楽曲提供、イメージビジュアルとしても参加。同年11月には、「App Store」のCMソングに使用された楽曲「The Moment」を収録した1st ALBUM『DEBUT』をVictor/SPEEDSTAR RECORDSからリリース。2022年4月、5ヵ月連続リリースの第一弾としてSuchmosのVo.YONCEを客演に迎えた楽曲「One Way feat.YONCE」をデジタル・リリース。これまでに、Base Ball Bear、Suchmos、ペトロールズ、OKAMOTO’S、あいみょん、冨田ラボ、TENDRE、AAAMYYY、Reiなど様々なアーティストの作品に客演として参加する。

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RELEASE INFORMATION

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QUILT/Rei

Reiが、東京に出てきてから10年間で築いてきた音楽仲間たちとの繋がりを具現化するコラボレーション・プロジェクト“QUILT”の集大成的アルバム。配信シングル3部作をはじめ、音楽スタイルや世代、国境までも飛び越えた多彩なアーティストたちとのコラボ・ナンバーを11曲収録。

2022年4月13日(水)
Limited Edition(SHM-CD+DVD):UCCJ-9238 ¥3,960(tax incl.)
Standard Edition(SHM-CD): UCCJ-2205 ¥3,080(tax incl.)

Reiny Records/ユニバーサルミュージック

収録曲:
QUILT with Ryohu and Friends (作詞:Ryohu, Rei / 作曲:Rei)
CRAZY! CRAZY! with 東京ゲゲゲイ (作詞・作曲:Rei, MIKEY)
BPM with Cory Wong (作詞:Rei / 作曲:Rei, Cory Wong, Ariel Posen)
CHOTTO CHOTTO with CHAI (作詞・作曲:Rei)
Don’t Mind Baby with 長岡亮介 (作詞・作曲:Rei)
Smile! with 藤原さくら (作詞・作曲:Rei)
ぎゅ with 細野晴臣 (作詞・作曲:Rei)
Stay Awake with 長岡亮介 (作詞・作曲:Rei)
TAKE A BREAK with Cory Wong (作詞:Rei / 作曲:Rei, Cory Wong)
月とレター with 山崎まさよし (作詞:山崎将義 / 作曲:山崎将義、Rei)
CACTUS with 渡辺香津美 (作曲:Rei)

Limited Edition DVD
MUSIC FILM #5 “WHITE CHAIRS” (監督:大久保拓朗)

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EVENT INFORMATION

Reiny Friday -Rei & Friends- Vol. 14 “with QUILT friends”

Reiが2015年よりリスペクトするミュージシャンを招き、不定期で開催をしてきたイベント「Reiny Friday -Rei & Friends」。
QUILTをコンセプトに開催される今回は、長岡亮介とRyohuのゲスト出演も決定している。

2022年9月23日(金)
東京 LINE CUBE SHIBUYA
OPEN 17:00/START 18:00

Friends:
長岡亮介(ペトロールズ)
Ryohu
他、順次発表

チケット料金:全席指定 ¥6,000(tax incl.)
主催:J-WAVE
問:HOT STUFF PROMOTION TEL 03-5720-9999(平日12:00〜15:00)

▼各プレイガイド 先行受付
2022年6月21日(火)12:00〜6月27日(月)23:59
URL: https://www.red-hot.ne.jp/play/detail.php?pid=py22686

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