ヒップホップのフィールドのみならず、さまざまなフィールドで縦横無尽に活動を続けてきたRyohu。そんな彼のソロデビューアルバム『DEBUT』が2020年11月25日(水)にリリースされた。まるで彼の人生の軌跡を辿っているような感覚に陥る本作の制作には冨田恵一TENDREなど信頼を寄せるプロデューサーやミュージシャンが参加し、ヒップホップの枠を超え、様々な音楽要素を採り入れた内容に仕上がっている。

今回は、本作のリリースを記念して、制作にも参加しRyohuが絶大の信頼を置くTENDREの河原太朗との対談を実施。互いが信頼し合い、近年ではAAAMYYYを含めた三人で多くのライブや楽曲を生み出し続けている両者は何を語るのか。二人が出会った、思い出のライブハウスである下北沢GARAGEでの出会いから、今までの二人の軌跡、そして2020年に発表したお互いのアルバムについてなど、じっくりと語ってもらった。

DEBUT

Interview:
Ryohu
×
TENDRE

対談:Ryohu × TENDRE|信頼し合う盟友の出会いと軌跡 2021.1.20_210120_0

Ryohu「音楽家としての距離感はいちばん近かった」

──まず読者の方にはお二人の出会いから説明した方がいいと思うんですけど、お互いの初対面の印象って覚えていますか?

Ryohu 僕は覚えてるよ!

河原太朗(以下、河原) え、初対面のこと?

Ryohu いや、初対面は覚えてないかも(笑)。

河原 覚えてないよね。でもそれこそ出口さん(下北沢GARAGEの元店長で、現在はペトロールズが所属する〈ENNDISC〉代表)のイベントかな。

Ryohu 太朗ちゃんはまだTENDREって名乗ってない時だよね。

河原 全然、前。そのときはいわゆる、GARAGEの地下イベントみたいなやつでTK Family!! (高橋メロン、栗原パンダ、Ryohu、AD再騰二三夫、赤ちゃんズから成るユニット)と一緒だったんだよね。その時に出口さんに「太朗、サックスが吹けるなら吹いてよ」って言われたんだよ。

Ryohu よくあるパターンだね(笑)。

河原 でもそのあとにコースト(新木場STUDIO COAST)で一緒にやったセッションが俺はいちばん色濃く残ってるかな。

Ryohu ちょうど東日本大震災の直後に僕がコーストでライブをすることになって。

河原 LUNKHEAD主催の<起志快晴のみかん祭>ってやつね?

Ryohu そうそう。UNISON SQUARE GARDENの斎藤さん(斎藤宏介)とかa flood of circle佐々木さん(佐々木亮介)とかも出てて、僕はソロで呼ばれてたんですよ。最後にみんなでセッションしたのを覚えてるな。でもなんで太朗ちゃんと一緒にやろうってなったかは覚えてないんだよね。

河原 多分、ライブの1ヶ月前くらいにはその話はしてたよ。サックスを持っていくこともなんとなくは決まってた。その<みかん祭>では、Ryohuがトラックを流しながらって感じだったんだよね。

Ryohu そこにサックスで乗っかってもらうっていうのが最初のセッションになるのかな?

河原 ファースト・セッションだね。

Ryohu そのファースト・セッションからまた期間が空くんだよね? 今の形になるまでにはまだ時間がかかる。確実に一緒にやったのは『All in One – EP』(2016年)のタイミングだね。

河原 『All in One – EP』ができるまでにスタジオに遊びに行くようになって、そこで楽曲のカケラのようなものが生まれていて。当時、アンダーソン・パーク(Anderson .Paak)をよく一緒に聴いていた気がするな。

Ryohu 聴いてた! 僕がその時めっちゃ好きだったから。

LIVE FILE:呂布 – “All In One EP” Release Party@shibuya WWW

──2016年あたりから一緒に制作をしていたことになる。

河原 そうですね。制作の前くらいから楽器を持って行って、何かしら録って遊ぶみたいなことをしてました。

──そうなっていったのはどういう流れか覚えてますか?

Ryohu それまでも曲を作ってはいたんだけど、サンプリングのみで、MPCだけで完結していて。でもちょうどそのあたりから、もう少し音楽的な作り方はないかな? って思っていた時期だったんですよ。それこそGARAGEにはたくさんのミュージシャンの方たちがいて、それを目の当たりしてるわけで。もっと音楽的に自由度の高い曲を作りたいと思っていた時に一緒にいたのが太朗ちゃんだった。

河原 気づいたらRyohuのスタジオに遊びに行ってたんだよね。

Ryohu 一番近くにいた気がする。歳もそうだけど、音楽家としての距離感もいちばん近かったと思う。他にも周りにはたくさんミュージシャンがいたけど、忙しそうにしてる人も少なくなかったし。

河原 当時は暇を持て余していましたから(笑)。そういう意味では、お互い誰かと制作したいと思っていた時に自然とそういう流れになったのかなって思う。

Ryohu 二人とも誰かと制作するってことが初めてだったでしょ?

河原 意外とそうかもね。

Ryohu 僕もトラックメイクをMPC以外でやるのは初めてだったし、太朗ちゃんもラップのトラックを作ったり、トラックメイクみたいなことはそれまであまりしたことなかったでしょ?

河原 作ってはいたけど、人と共同制作するものではないと思っていたからね。

──今では、TENDREといえばプロデュースができる人というイメージが根付いていると思いますけど、その始まりがRyohuくんとの制作だったと感じることもある?

河原 原点はすべてそこでしかないというか。『All in One – EP』もそうだし、『Blur-EP』(2017年)もそうだし。『Blur-EP』を作ったからこそ、自分のソロ活動をスタートできたと言ってもいいかもしれない。

Ryohu 『Blur-EP』は少し画期的な作品だと思う。いろいろ可能性があるというか。

Blur-EP

──それは制作の面で?

Ryohu そう。割とヒップホップじゃないアプローチをしたり、楽器を多用したこともあって、いろいろと可能性を感じたんですよね。

河原 『Blur-EP』をレコーディングしてた頃に今お世話になっている〈Rallye Label〉のボスと出会って。そこからTENDREとしてレコーディングをすることになった時に、『Blur-EP』でやったことをフルで活かしたんだよね。僕にとっても大きな可能性があった作品です。自分はヒップホップの素養があるわけではなかったけど、Ryohuの楽曲は性質的にも入りやすかったし、言っている言葉も入ってくるんですよ。

音楽的な人だというのはひと目見たときに分かったし、ラッパーというよりは、最初からイチ音楽家として面白そうな人だなと思っていた。逆にMPCで曲を作る人が自分の周りにはいなかったから。すごく新鮮だったし、盗めるものは盗もうみたいなことは思っていたのかも。

──その話を聞いてRyohuくんはどうですか?

Ryohu う〜ん、僕としてはそもそも普通の友達という感覚が強かったから。GARAGEで出会った人たちはそういう感覚が強くて。今でも優しい友達みたいな。でも当時から太朗ちゃんは大人だったと思うよ。当時の僕は若いラッパー然としていたと思うから。

──ヤングボーイ感があった?

Ryohu そう。GARAGEにいる人たちにも年齢差は関係なく「こういう音楽が面白いですよ」って薦めてたりしていたし。ジ・インターネット(The Internet)が当時出てきたときとかもみんなに「これヤバいよ!」って教えてたりとかしてね。あとはオリジナルのミックステープを作ったりして、太朗ちゃんやみんなに聴かせたりしてました。

河原 それはいまも変わらなくて。Ryohuはいつもいい音楽を教えてくれる。

Ryohu 太朗ちゃんと音楽を共有するのが楽しかった。今もそうですけど、当時は今よりも共有していた気がするな。

──でも、当時アンダーソン・パークを一緒に聴いていたというトピックは、二人の今の音楽性を鑑みても合点がいくなと。

河原 アンダーソン・パークを目指していたわけではないけど、塩梅としてはすごくいいリファレンスになっていたというか。ちゃんと生の楽器が鳴っていながらも、トラックミュージックとしてのバランス感や活動のスピード感もすごく気持ちいいと思っていたので。

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河原「守るための剣と闘うための盾を持とうみたいな
テーマがなんとなくあったんです」

──Ryohuくんは当時を振り返って、太朗くんがソロアーティストやプロデューサーとしても活躍するという予感はあったんですか?

Ryohu そこまでは考えてなかったけど、当時の太朗ちゃんはampelというバンドをやっていて。「バンドだけじゃなくてもよくない?」とはずっと思っていた。僕はバンドの方たちとも一緒にやってたし、KANDYTOWNのラッパーとしてもやってたから。いろんなアプローチがあっていいんじゃないかなって。

河原 当時は人生の中で一番悩んでる時期でもあったから。音楽を生業にするためにはどうしたらいいんだろう? とか、いろいろあるじゃないですか。バンドでやっていくための方法とか。少しイヤな言い方をすると、バンドというものに囚われていたのかもしれない。でも、今はいい思い出として残っているし、バンドは実家みたいなものだと思ってるから。TENDREとして積み重ねてきたことが、今後いい頃合いでバンドに落とし込めることがあったらそれはそれで楽しい音楽人生だと思うし。

──Ryohuくんとの出会いで解き放たれるものがあった。

河原 本当にその通りです。Ryohuのおかげだなって思ってます。

──この二人にAAAMYYYさんが加わって、制作やライブでも三人のトライアングルができていったのはここ2〜3年ですよね。

河原 最初はRyohuのワンマンの時かな?

Ryohu そうだね。GARAGEのワンマン(2017年)の時。

河原 その直後にライブアルバム『Just a Second』(2017年)を出したんだ。それこそ、そのライブはRyohu With ampelで演奏したよね。

Ryohu そう、ライブのサポートをampelと一緒にやってた時期もあった。あのあたりで僕が「女性コーラスがほしい」と言っていて。周りに候補が何人かいたなかで「AAAMYYYがいいかも」という話をして呼んだのがそのワンマンだと思う。

河原 そうだね。AAAMYYYもずっと前からは知ってはいたけど。

Ryohu AAAMYYYに会ったのは彼女のイベントにゲストで呼ばれて、川口かどこかのライブハウスに行ってライブした時かな。でもそこからコーラスに呼んだ自分のワンマンまで、また期間が空く。

河原 そういうことが多いよね。常日頃連絡を取っていたわけではなく。

Ryohu そのタイミングでパッとできるっていうのがいいと思うな。やるって言ってくれたから、あの日が実現してさ。集大成とまでは言わないけど。

河原 ターニングポイントにはなったね。

AAAMYYY – BLUEV (Feat. Ryohu)

──振り返ってみるとすごいですね。

Ryohu いわゆる第一章じゃないですか。

河原 そうだね。ビギニングみたいな感じはある。

Ryohu その第一章が終わって、一緒に制作をしつつもTENDREとAAAMYYYが(ソロアーティストとして)どんどん前に出てきたわけですよ。そうなってくるとスケジュールを合わせるのも難しくなってくるし、僕はあらためてDJセットのスタイルを確立していこうと思ったんです。そして2人とも着実にステップアップして今に至ってるんだと思う。今のこのタイミングは二人にそれぞれの活動を頑張ってほしいと思っているから。

──それぞれの音楽的なアイデンティティを見つける時期でもある。

Ryohu そう! 二人がRyohuありきでみられるのも違うと思うし。今みんなちゃんと1本柱として立っているからそれは誇っていいと思う。

──今年お互いフルアルバムをリリースしたのもめちゃくちゃ大きいですよね。

Ryohu すごいよ、太朗ちゃんは!

河原 いや、すごいよ、Ryohuは(笑)。でも二人に共通してるとこがあって。ギリギリまで粘るし、曲が出来ない時は出来ないというか。僕たちが作るデモってデモでもないんですよね。リスナーからしたら、雰囲気さえ分かればいいですというものであったとしても、そこにちゃんと費やす時間を濃くしていきたい。そういう気持ちをお互いが強く持ってるんです。だからアルバムを完成できたという意味で言えば、本当にお互いがお互いで喜び合ってる実感は強くあるかもしれない。

Ryohu それこそ今回のアルバムはお互いのレコーディングに参加してましたからね。

河原 Ryohuとの制作はとりあえず彼のスタジオに遊びに行って、YouTubeで音楽を聴きながら話しつつ、Ryohuがアイディアを出していくんです。そのやりとりは長い期間やっていたから、やっとこれが形になったんだなとか、何年か前に作ったものがこういう形になったのかっていう発見が多かったですね。

──今回、二人が作ったアルバムは、自分たちの独立した音楽の像みたいなものを確立しながら、ポピュラリティーみたいなところにタッチしていく気持ちが乗ったものでもあるなと思うと同時に、二人の音楽人生そのものを描いたようなアルバムでもあると思います。

河原 うん、本当にそう。自分はTENDREを始めて今年で3年が経って、自分自身に何ができるか、例えばポピュラリティーが必要な場面に対して、あるいはファンに対して、そうじゃない人に対して、自分はどういう役目でいたらいいんだろう? ってすごく考えいて、守るための剣と闘うための盾を持とうみたいなテーマがなんとなくあったんです。

人にはそれぞれの考え方があると思うんだけど、別に人に対して寛容でいることだけが平和ということではなく、厳しさもひとつの優しさなんじゃないかと思っていて。そうやって人との寄り添い方にもいろいろあると思うんです。自分にも孤独の時がきっとあるし、隣にも同じような人がいる。そこでもちろん助け合うときは助け合うけど、きっと自分と向き合った先に寂しくない人生があるはずだから。

だからこそ、今はこうしっかり考え抜こうというか。特に今年はいろんなことが浮き彫りになりましたから、そういうことは考えましたね。そのなかで自分がどうやったら平常心でいられるかって言ったら、まず自分を落ち着かせることもそうだし「一旦、落ち着こう」ってみんなに投げかけたいなと思った。「自分はこういう風に思ってるんだよね」という一つの投げかけとしてこのアルバムができたと思ってるし、その先に意見交換ができるアルバムになればいいという思いがありました。本当に完成できてよかったという感じですね。

LIFE LESS LONELY

──RyohuくんはTENDREのアルバムを聴いてどんなことを思いましたか?

Ryohu 太朗ちゃんは僕の見えないところでTENDREとしていろんな経験をしていて。河原太朗としての人間の深みや厚みみたいなものがちゃんとグラデーションとしてしっかり今回のアルバムで出ているなと思います。音楽として人が滲み出てくる感じですかね。アルバムを聴いて太朗ちゃんにLINEで感想を送ったんだよね。

河原 きた。あれは、友人からもらった連絡のなかでいちばん嬉しかった。

──太朗くんは今回のアルバムにはやはりRyohuくんとAAAMYYYさんが欠かせないと思った?

河原 いや、そこは意外といつも通りで。Ryohuに関しても作っていたトラックがラッパーとの相性が良さそうだったから、本当にすぐ連絡を取ってって感じだよね?

Ryohu 話が来た翌日にはラップを書いて送ったので。自分の曲の時もそのスピード感で書けたらいいのにって思いながら。

河原 そこがいつも通りの感じが逆に新鮮で、Ryohuとの曲のタイトルを“FRESH”にしたんです。今回のアルバムは特別なものにはなっているんだけど、ここまで培ってきたものをちゃんと今の雰囲気を持ってアウトプットできた実感があるから。それを記録として残せたことが嬉しいですね。

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河原「自分たちが爺さんになっても
同じことを言ってたら面白いなって」

──Ryohuくんはどうですか? 自身の1stソロアルバムをリリースしたことに関して。すごく感慨深いと思いますけど。

Ryohu 去年までだったらリリースライブとかがあるわけじゃない? そういうのがないからさ……。たしかに僕も感慨深いって思ってるんです。このアルバムを聴いてくれたみんなと同じように。完成した達成感といろんな思いがリリース直後に出てきて、それが最近より増してもきているから、その思いをライブで吐き出したいなって思うようになってるんだよね。でもその思いも噛み締めつつ、個人的には今年は自分の子供が生まれたり、30歳になったりと、いろいろいいこともあったので。これがいい締めくくりとスタートなのかなって思いますね。

──こうして2020年にマインドをシェアできたことがお互いにとっても幸福なトピックだっただろうし。

Ryohu 本当にそうですね。

河原 思い出すのはRyohuの車に乗っけってもらって、そこで「ロイル・カーナー(Loyle Carner)の“Ottolenghi”って曲がすごく好きなんだよ」って話をして、Ryohuに聴かせた時に、車内のムードがすごく曲と合っていたんですよ。それをお互いしみじみ「この感じいいね」って言ったのを覚えていて。その瞬間にちょっと大人になったような気がした(笑)。自分たちが爺さんになっても同じことを言ってたら面白いなって。

Ryohu いいね(笑)。出会って10年くらい経つしね。

河原 Ryohuのアルバムをトータルで聴いた時に思ったのは、景色が浮かんだことで。自分的にはRyohuの軌跡の全てを落とし込めた気がするんですよね。『DEBUT』という名前にふさわしいアルバムってこういうことだなって思います。

──来年に向けてはどうですか?

Ryohu まだリリースして間もないからあんまり分からないけど、最近は「音楽最高!」って思ってます。今回のアルバムを作って、いい作品を作りたいなってより思ったかも。

──これだけ音楽的に人生を描いたアルバムを作ったなら、なおさらね?

Ryohu うん、だからよりいい作品を作るためにじっくり考えたいです。自分の中に浮かんだアイディアとかは太朗ちゃんやいろんな人に話しながら自分のなかで精査していこうかなと。あとは単純に音楽を聴いて吸収したい。太朗ちゃんの曲を聴いても参考になる部分もあるし。

──いいですね。太朗くんはどうですか?

河原 今回のアルバムができたからこそ「次はこういうアプローチで作ってみよう」とか、自分の中でアイディアがたくさん生まれてきていますね。来年は、演奏も含め自分で全部やらなくてもいいなって思っていて。ちょっとシンガーモードに行ってみたい気持ちもあるんです。別にマルチだからいいってものでもないし、すべてにおいて完璧なわけでもないですから。自分が好きな音はもちろん自分で作っていきますけど、自分が作り上げる像よりプラスアルファで広げられる作品を来年は作っていきたいですね。

──楽しみですね。個人的にはいつかAAAMYYYも加えて、3人の作品を聴いてみたいなと。

河原 ちなみにいま作ってますよ。AAAMYYYも加わった曲を。

──それは誰の曲になるんですか?

河原 それはまだ決めてない(笑)。

Ryohu もう三人で取り合いですよね(笑)。僕の曲になるかもしれないし!

河原 トラックを作ってるのは俺だけど、誰のものになるかはわからない(笑)。三人単位のものかわからないけど、今後、三人が音楽で戯れている曲はそのうち出てくると思います。

Ryohu やっぱ、パイセンが旗を振ってくれないと!

河原 10年経って初めてパイセンって言われたよ(笑)。

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取材:三宅正一
文:笹谷淳介
写真:堀哲平
取材協力:下北沢GARAGE

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Ryohu
HIPHOP クルー・KANDYTOWNのメンバーとしても活動するラッパー/トラックメーカー。
10代より音楽活動を始める。OKAMOTO’Sのメンバーと共にズットズレテルズとして活動。
2016年、KANDYTOWNとして1st AL『KANDYTOWN』をWarner Music Japanからリリース。
2017年にはソロとして本格始動し、EP『Blur』(2017年)、Mixtape『Ten Twenty』(2018年)を発表。
2019年には5都市にて開催されたソロツアーは大盛況のうちに幕を閉じた。
2020年、GU×SOPH.のコラボレーション・コレクション「1MW by SOPH.」への楽曲提供、イメージビジュアルとしても参加。Base Ball Bear、Suchmos、ペトロールズ、OKAMOTO’S、あいみょんなど様々なアーティストの作品に客演する。
2020年10月、Victor/SPEEDSTAR RECORDS から配信シングル「The Moment」をリリース。
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TENDRE
河原太朗のソロ・プロジェクト。2017年『Red Focus』にてデビューし、今年9月にはRyohu、新井和輝(King Gnu)といった盟友も参加した2ndフル・アルバム『LIFE LESS LONELY』をリリース。Charaや堀込泰行、三浦透子といったアーティストへの楽曲提供・プロデュース、SIRUPやベニー・シングスとのコラボレーションなどを行う他、J-WAVE “TOKYO MORNING RADIO”では別所哲也氏の代打としてナビゲーターを務めるなど、その活動は多岐に渡る。
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INFORMATION

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通常盤ジャケット

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初回盤ジャケット

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VOS/SSC専売盤 特典Tシャツ

DEBUT

2020年11月25日(水)
Ryohu
初回限定盤(2CD)
¥3,800(+tax)
品番:VIZL-1824
POS:4988002894802

通常盤(CD)
¥3,000(+tax)
品番:VICL-65438
POS:4988002894819

VOS/SSC専売盤 初回限定盤(2CD+Tシャツ)
¥5,800(+tax)
品番:NZS-823
POS:4988002894826

収録曲:
01 The Moment
02 GMC
03 Heartstrings
04 You
05 Tatan’s Rhapsody
06 Somebody Loves You
07 No Matter What
08 Foolish
09 Anytime, Anywhere, Anyone
10 True North
11 Level Up
12 Eternal
13 Rose Life

Disc2 *初回限定盤付属EP『Collage』
01 Flower
02 Thread
03 Cloud

Apple Music

Spotify

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LIFE LESS LONELY

2020年9月23日(水)
TENDRE
RALLYE LABEL/SPACE SHOWER MUSIC

収録曲:
01. LIFE
02. WINDY
03. FRESH feat Ryohu
04. DUO
05. JOKE
06. NOT EASY
07. HOPE
08. LADY
09. TAKE
10. LONELY

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