──どんな人を尊敬しますか?

そうね……。ハードワーキングな人。あとは、どんなやり方でもいいから、少しでもいいから、世界をより良いものにしようと活動してる人ね。

──あなた自身もハードワーキングな人と聞きしましたが。

確かにあまり休みはとらないかも。休みをとらないっていうよりは、音楽は私の生活の一部……。っていうか、私そのものなのよ。何よりも音楽を作ってプレイすることが幸せなの。それが私だから、そこから休むっていう感覚がないといったほうが適切かもしれない。

──前作とは違った制作手法、取り組み方などがあれば教えて下さい。

そうね……。前に比べてかなり早く曲を書き上げたことかな。一年半もずっとツアーに出てたから……。

St. Vincent“Digital Witness”

──アルバム制作において一番大変だったことは?

どの曲をアルバムに収録するかを選ぶこと。20曲くらいレコーディングしてたから。やっぱり自分が書いた曲は全部好きだし、そこから11曲に絞るのは大変だったわ。

──ジャケットも素敵ですね。あのコスチュームはデザインされたんですか?

ありがとう。あのアルバム・カバーは、“近未来のカルト・リーダー”がテーマなの。クリエイティブ・デザイナーが手伝ってくれたんだけど、上手く表現出来たと思う。

──2014年の活動の展望や、何か予定されていることがあれば教えてください。

とにかく、今年いっぱいはツアーに集中するつもりよ! 日本にも行けることを願っているわ。 

(text&interview by Kentaro Okumura)

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