美らSUNビーチに広がる美しい海と青い空の下、コロナビール片手にグッドミュージックを楽しめるフェス<CORONA SUNSETS FESTIVAL>が7月15日(土)、16日(日)に沖縄・豊崎海浜公園で開催される。
4年ぶりのカムバックとなる今回は、トリップ&チルアウトミュージックのレジェンド、ナイトメアズ・オン・ワックス(Nightmares On Wax)に加え、ムーンチャイルド(Moonchild)やドラン・ジョーンズ(Durand Jones)といったソウルアーティストを海外から迎えるほか、国内からもyonawo、Nulbarich、平井大、離婚伝説、SAIRUといったアーティストたちが出演する。今回はyonawoとともに<CORONA SUNSETS FESTIVAL>の魅力を深掘りしていく。
INTERVIEW:yonawo
サウナがあるフェスって冷静に考えてすごい
──気づけば<CORONA SUNSETS FESTIVAL>まで残すところ半月ですね。
荒谷翔大(Vo|以下、荒谷) あんまり沖縄に行ったことないから楽しみなんですよ。
斉藤雄哉(G|以下、斉藤) 俺はプライベートで何回か行ったけど、yonawo全員で行ったのは去年とか?
田中慧(B|以下、田中) うん。<Music Lane festival Okinawa 2022>に出たんです。米軍基地があるコザのほう。
野元喬文(Dr|以下、野元) あと“Falling”のMV撮影くらいだよね。
yonawo – Falling(Official Video)
──もしかしてyonawo全員でビーチには行ったことない?
荒谷 そうなんですよ。美らSUNビーチも今回の楽しみポイントのひとつなんです。サンダルと海パンでザブーンと行っちゃいたい(笑)。あとたしかいろんなワークショップがあるんですよね?
──オフィシャルTシャツを購入された方向けのカスタムのワークショップや無料のヘアカットサービスもあります。さらに「TTNE」監修のフィンランド式サウナもあります。運が良ければとととのえ親方に会えるらしいです。
野元 サウナには水風呂もあるんですか?
──はい。テント型のサウナスペースが用意されてます。
荒谷 それはすごいですね。
──と、言いつつ僕自身はあまりサウナのこと知らないんですが、こういうフェスだとどんな時に体験するものなんですか? ライブ前とか?
荒谷 演者目線で言うなら、ライブ前は絶対ダメですね。何もしたくなくなっちゃうから(笑)。お客さん目線だとエネルギッシュなアーティストのライブ前にサウナはオススメしないけど、今回みたいなチルな音楽性の方だったらライブ前のサウナはありかもしれない。たぶんめっちゃリラックスできると思いますよ。
野元 サウナがあるフェスって冷静に考えてすごいですよね。
田中 いろいろあるからスタンプラリーみたいに全部一通り満喫したいよね。あと沖縄だから島ぞうりを履きたいんですよね。
荒谷 島ぞうりって何?
斉藤 俺がよく履いとる沖縄のビーサン。普通のと比べて滑らないし、履きやすいし、めっちゃいいんよ。600円くらいで買える。
田中 雄哉が履いてるのを見て、ずっと欲しかったんですよ。通販もできるだろうけど、どうせなら沖縄で買いたいじゃないですか。
荒谷 え、それめっちゃいいね。俺もゲットしたいな。
斉藤 でもやっぱ酒じゃない? 夏だし、コロナビールだしさ。泡盛とかハブ酒とか。すぐ潰れちゃうんですけど、いつも調子に乗って飲んじゃうんですよね(笑)。
──コロナエキストラと泡盛を混ぜたカクテルとかもあるみたいです。
斉藤 それはうまそうですね……。
野元 ライブ終わった後にビーチで飲みたいね。自然も楽しみたい。
──yonawoはアウトドア好きですか?
斉藤 俺はすごい好き。最近キャンプにハマってます。あと昔から釣りが好きなんですよ。海も川も結構行ってますね。
荒谷 雄哉は一番最初に川に飛び込むもんね(笑)。
──他のみなさんは?
田中 ……あんまり。普段は散歩とかはします(笑)。
──フェスはどのように過ごされますか?
田中 出番が終わったら完全にいちお客さんになりますね。いろんなライブ観たり、いろいろ食べたり、飲んだり。
──「Yonawo House」の印象が強いので、勝手にインドアなタイプなのかと思ってました。
野元 近くにないから行かないだけかも。中学生の時は近所の川で毎日遊んでましたし。本来はそういうタイプですね。実はすごいウズウズしてるっていうか。それに毎日の生活の中で遊びまくるのも大変な感じがするので控えてます。実は(遊びたい気持ちが)すごく溜まってますよ(笑)。
yonawoのツアー裏話
──今回の<CORONA SUNSETS FESTIVAL>の前にSkaaiさんと鈴木真海子さんとの3マンツアー<yonawo presents tokyo>を開催されますよね。アーティストじゃない人間からするとツアーの裏側が気になるんですよ。ある種の旅みたいにも思えるし。
斉藤 今回の3マンは現地集合なんですけど、去年の秋のツアーは全員で車で移動してましたね。
yonawo – tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai(YONAWO YAON at 日比谷野外大音楽堂)
──ちなみに運転は?
斉藤 マネージャー、俺、のもっちゃんが交代で(笑)。
──運転は嫌いじゃない?
斉藤 うん。俺は好き。キャンプも車で行くし。
野元 僕は慣れました。好きではないというか、最初はむしろ嫌いだった。
──車中は音楽かけたり?
荒谷 前はバンドで移動すること自体が新鮮だったので、みんなで音楽かけて、旅っぽく過ごしてましたね。でも今は結構みんな自由に過ごしてます。のもっちゃんはこの前、英会話をかけてたよね(笑)。
野元 運転しながら一緒に発音練習して(笑)。
田中 あと芸人さんのラジオとか。ポッドキャストを聞いてますね。
──会場に到着してからは?
荒谷 ずっと中にいると落ち着かないので、リハが終わったら出番までは結構その土地を散歩します。俺らみんな古着が好きだから、事前にお店を探しておいてみんなで見に行ったり。この前、神戸のフェスに出た時は友達に教えてもらったお店に行きましたね。
野元 あと僕はサウナ。現地に着いたら、まず一帯のサウナを調べます。近所だったら僕は結構行きますね。
──サウナは野元さんがよく行く感じですか?
斉藤 そういえば最近俺全く行ってないな。
野元 (サウナに)ハマりたての時はみんなで行ってたんですよ。最近は僕を中心にちらほらって感じ。
──じゃあ今回の<CORONA SUNSETS FESTIVAL>は久々みんなでサウナに行けそうですね。
荒谷 ほんとですよ。久しくみんなで行ってないから、サウナも楽しみかも(笑)。
地産地消のフードなど高いサスティナビリティ基準を取り入れたフェス
斉藤 俺、今回食べ物にも期待してるんですよね。ツアーだと翌日の早くから移動しなきゃいけないこともあるから必ずしも毎回打ち上げがあるわけじゃないんですよ。でも俺は一人でも必ず飲みに出る。常日頃から日本中の飲み屋をディグってて。土地によってお酒も食べ物も全然違うんですよ。そこが結構楽しい。
──そういう意味だと<CORONA SUNSETS FESTIVAL>は国産食材は全体の50%以上が地産地消なので、かなり期待していいかもしれないです。
斉藤 ビーチでうまい酒と飯、いい音楽なんて最高以外の何物でもない。
──さらに言うと今回のフェスは国際的な環境NGO団体「OCEANIC GLOBAL」とパートナーシップを組んで、あらゆる使い捨てプラスチックを使用しない、再生可能エネルギーを活用する、フードロスの削減など、高いサスティナビリティ基準を取り入れているんです。
田中 俺らはそこまで意識高いわけではないけど、コンビニとか近所のスーパーに行く時はいつも雄哉が作ったトートバッグを持っていってるよね。
荒谷 うちら基本的に自炊なので、フードロス的なことはないかも。食に関しては結構サスティナブルかもしれないです。
野元 ピリカってアプリ知ってます? ゴミを拾ってSNSでシェアするアプリなんですけど、ゴミ拾いの善意ってなかなか見えづらいじゃないですか。ピリカだと誰がどれくらいゴミを拾ったかが可視化されて、いいねがもらえるんです。僕はめっちゃライト層ですけど、ガチ勢は朝からゴミ袋もってがっつりゴミ拾いされてて。
──野元さんは結構フットワーク軽くいろんなことに挑戦されますね。
野元 エンジニアのzAk さんに教えてもらいました。
──yonawoはサウンド的にもライフスタイル的にも<CORONA SUNSETS FESTIVAL>にぴったりかもしれないですね。では最後に、今回はどんなライブになりそうですか?
田中 一概に言えないんですけど、ライブってその場の雰囲気やいらしたお客さんによってもかなり変わるものなんです。そこから俺たちも影響を受けるし。今日はちょっと熱くいきたいとか。
荒谷 フェスの色もあるしね。
田中 うん。夏の沖縄だし、ビーチだし、そういったことも影響してきそうだよね。
荒谷 そうだね。セットリストもそこに合わせて組むし。今回はたぶんリラックスして楽しめる感じになると思います。
──yonawoが好きな人にとって<CORONA SUNSETS FESTIVAL>はいい感じの夏休みのスケジュールになりそうですよね。
荒谷 うん。僕らもいい演奏を聴いてほしいですし。ぜひ沖縄観光がてら遊びに来てほしいです!
yonawo – Stay(Official Home Video)
取材・文/宮崎敬太
写真/小林真梨子
INFORMATION
CORONA SUNSETS FESTIVAL 2023
開催日程:2023年7月15日(土)13時~23時・16日(日)13時~21時 *予定
開催会場:沖縄 豊崎海浜公園(沖縄県豊見城市豊崎5−1)
チケット料金:1日券 ¥8,800 ※当日券 ¥9,800/2日券 ¥15,000 *税込価格
※20歳未満入場禁止