渋谷には多数のクラブが存在する。そんな“夜の街”のクラブの要衝として知られるSOUND MUSEUM VISION(以下、VISION)が今年でついに8周年を迎える。
記念すべき日を祝うべく、2週、4日間にわたってアニバーサリーパーティーも開催。その初日、VISIONでも恒例のイベント<trackmaker>には、PUNPEEやKANDYTOWNのメンバーKEIJU、ももいろクローバーZに、さらには小泉今日子まで数々のアーティストとコラボしながら、先日オープンし、注目を集めている<うんこミュージアム TOKYO>にテーマソング“生きる・愛する・うんこする”を提供するなど、多岐にわたって活躍しているビートメイカー/DJのtofubeatsが出演する予定だ。
アニバーサリー直前に開催されるテクノ好きにはお決まりのパーティー<TECHNO INVADERS>にも登場するなど、何かとVISIONと縁も深い彼にメールインタビューを敢行。8周年という大きな節目を迎えるVISIONへの想いを語ってくれた。
Interview:tofubeats
<trackmaker>はいつもてんこ盛りのイベント
━━2015年12月29日初開催以来、VISIONの看板イベントとなった<trackmaker>ですが、初回のヘッドライナーとして出演もされているtofubeatsさんにとって、<trackmaker>はどんなイベントですか?
<trackmaker>はいつもいろいろてんこ盛りのイベントだなと感じてます。自分も皆の力に負けないようにガンガン頑張ってみている、といった感じでしょうか。お客さんもライブを観に来るような、普段クラブに縁の無い方も多いかもしれません。
━━DJだけでなく、ラッパー、バンドなど、形態問わずその時話題のクリエイターが出演するイベントですが、<trackmaker>をきっかけに出会った、交流が深まったアーティストなどはおられますか?
具体的には思い浮かびませんが、なんとなく会ったことないけど話題だな……、という方に会えるので楽しみです。
━━テクノ、ハウス、ヒップホップ、ディスコ、ポップスまで年代問わず様々なジャンルをクロスオーバーするような選曲をされているイメージですが、選曲時に何か意識されていることはありますか?
自分が好きなものをプレイするようにしています。
tofubeats DJ set / Lost Decade FUKUOKA 20180525
━━過去、<trackmaker>ではライブセットでの出演もされています。ライブセットを組む時に、深夜のクラブということを踏まえて、特別何か意識されている点などありますでしょうか?
自分のライブセットは基本ノンストップで最後まで行くので、DJと同じく音を止めずに体が止まらないようにしています。
━━これからの<trackmaker>で、こんなアーティストに出演してほしい、などありましたら教えてください。具体的なアーティスト名ではなく、イメージでも結構です。
がっつりマシンライブをする若いプロデューサーによるライブが見たいです。
<TECHNO INVADERS>自分がイメージしているクラブそのもの
━━<TECHNO INVADERS>もこれまでに何度も出演されていますが、どのような印象をお持ちですか?
<trackmaker>に比べると、自分がイメージしているクラブに近いイベントかもしれません。一晩中、クラブミュージックがかかっていて……。VISIONは大きい箱なので気持ちマッシブなテクノが鳴り響いている印象です。自分が出演した回がそうだっただけかもしれませんが。どちらのイベントも好き勝手やらせてもらえるので楽しいです。
━━tofubeatsさんが初めてテクノに触れたのはいつですか?その時に思ったテクノに対する印象は?
高校生のときにWIRE08に出演することになり、そこから意識して「テクノ」という音楽を聴くようになりました。当時はハウスとテクノの違いもよくわかってなかったですね。今もよくわかってないですが(笑)。
━━テクノの楽曲はどうやってディグっていますか?
普通にレコード屋やBeatport、Bandcampをチェックしています。良かった曲は隠さずにtwitterとかInstagramのストーリーで紹介しています。
━━最近よく聴いているテクノの楽曲、アーティスト、レーベルがもしあったら教えてください。
今年の夏くらいに全タイトルまとめ買いしましたが〈Scuffed Recordings〉がカッコいいと思います。
━━tofubeatsさんが思うテクノの楽しみ方とは?
フロアで適当に揺れたりしてみたら楽しいと思います。
━━tofubeatsさんの楽曲でこれはテクノの要素を取り入れている、影響を受けているというような楽曲はありますか?
日本のテクノミュージシャンの方々にはやはり影響を受けました。音楽を始めたころに〈ExT Recordings〉のタイトルなどに衝撃を受けましたね……
楽しいクラブであり続けてほしい
━━これからのVISIONにはどんな箱になってほしいか、東京のナイトシーンにおいてどんな役割を担ってほしいと思いますか?
楽しいクラブであり続けてもらえたら嬉しいです。あと、時折ブッキングをしてくだされば……(笑)
━━tofubeatsさんが考えるVISIONという箱の楽しみ方を教えてください。
踊るもよし飲むもよし、フロアもいっぱいあるので気分で好きにされたらいいと思います。道玄坂で夜風を浴びるもよし……。
━━来場されるお客さんに一言メッセージをお願いします。
DJはクラブの一要素ですが皆様がなんか良かったなと思えるように全員が頑張っていますので、ぜひ楽しんで帰ってください!
彼が出演する<trackmaker>、<TECHNO INVADERS>だけでなく、周年パーティーには、アニバーサリーに華を添えるべく豪華アーティスト陣が出演予定。渋谷の夜を彩るVISIONの記念すべき日をあなたも一緒に楽しもう!
Text by Qetic編集部
tofubeats
1990年生まれ、神戸在住。音楽Producer/DJ。
2013年4月にスマッシュヒットした「水星 feat.オノマトペ大臣」を収録したアルバム「lost decade」を自主制作にて発売。
同年秋には「Don’t Stop The Music」でメジャー・デビュー。以降、「First Album」「POSITIVE」と2枚のアルバムやリミックス・アルバム、EP各種をリリース。
2017年2月には約1年半ぶりとなる新曲「SHOPPINGMALL」、続く3月に新曲「BABY」を連続配信リリース。
5月24日にメジャー通算3枚目となるアルバム「FANTASY CLUB」をリリース。
FeatにKANDYTOWNから YOUNG JUJU (KEIJU)を迎えたLONELY NIGHITSがスマッシュヒットし、話題となった。
2018年2月16日には「ふめつのこころ」をデジタルリリース。
2019年に映画『寝ても覚めても』のサントラをリリース。
EVENT INFORMATION
TECHNO INVADERS
2019.11.15(金)
渋谷・SOUND MUSEUM VISION
OPEN 22:00
LINE UP:
<GAIA>
tofubeats -DJ SET-
砂原良徳
AOKI takamasa
Licaxxx
BUDDHA HOUSE
MAREAM(SPECTRA)
and more…
TICKET:
¥2,800 – ADV TICKET
¥3,000 – LINE MEMBER DISCOUNT
¥3,500 – DOOR
本公演では20歳未満の方のご入場は一切お断りさせて頂きます。
年齢確認の為、ご入場の際に全ての方にIDチェックを実施しておりますので、写真付き身分証明証をお持ち下さい。
trackmaker
2019.11.29日(金)
渋谷・SOUND MUSEUM VISION
OPEN 22:00
LINE UP:
<GAIA>
LIVE:
ゆるふわギャング
STUTS
Kick a Show
DJ:
tofubeats -DJ SET-
okadada
YonYon-LIVE-
<DEEP>
LIVE:
dodo
釈迦坊主
空音
ニューリー(ChillySource)
DJ:
オカモトレイジ(OKAMOTO’S)
Sam is Ohm
and more…
TICKET:
¥3,000 – EARLY BIRD TICKET(早割限定100枚)
¥3,500 – ADV
¥4,000 – DOOR
本公演では20歳未満の方のご入場は一切お断りさせて頂きます。
年齢確認の為、ご入場の際に全ての方にIDチェックを実施しておりますので、写真付き身分証明証をお持ち下さい。