「失敗を恐れる」「他人からの評価を気にする」「安定思考」──Z世代の特徴とはこうだ、とその世代ではない人らが発言する場面がよくあるが、実際のところはZ世代の中にも様々な価値観の人間が存在して、それに抗おうとしている人たちもいることを、水曜日のカンパネラ詩羽の取材でいつも思い知る。

今回で3回目となる、詩羽体制の水曜日のカンパネラインタビュー。これまでもQeticでは詩羽と水曜日のカンパネラの作品を作ってきた同世代クリエイターたちを紹介してきたが、今回は水曜日のカンパネラのユニークな“スタイル”を作り上げているYuri Nosho(スタイリスト)と、新体制初ツアーのグッズデザインを手がけたYAMEPI(アーティスト)を招いて話を聞かせてもらった。

詩羽が連れてくる同世代クリエイターは皆、個性的なクリエイティヴィティがあり、挑戦することを恐れず、心の内で野心を燃やしている。世間がいう「Z世代の特徴」からはかけ離れた一面がある。そんな詩羽の周りに集まるZ世代のクリエイターたちが、上の世代が知らない情報や感覚・視点から生み出す映像やヴィジュアルは毎回刺激的で、詩羽と同じ時代を生きる人たちへ自己肯定感を分け与えるようなエネルギーに満ちている。

5月25日に新体制初のEP『ネオン』をリリースし、6月22日から初の全国ツアー<水曜日のカンパネラ 対バンツアー2022 ~Neo poem~>を控えている詩羽と、Yuri Nosho、YAMEPIに、それぞれが見えている日本の「今」や、水曜日のカンパネラの衣装とデザインの秘密、そして自分のスタイルを見つける方法について語ってもらった。

鼎談:
水曜日のカンパネラ・詩羽
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Yuri Nosho(スタイリスト)
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YAMEPI(アーティスト)

Z世代クリエイター達が見つけた“自分のスタイル”──鼎談:詩羽(水曜日のカンパネラ)×Yuri Nosho(スタイリスト)×YAMEPI(アーティスト) interview220622-wednesday-campanella-yurinosho-yamepi-1

『ネオン』をテーマにこだわり抜いた「違和感」

──まず読者に向けて、詩羽さんから二人のことを紹介していただけますか?

詩羽 Yuriさんは、水曜日のカンパネラの最初のアー写を撮ったときから、ライブやジャケット、MVとかほぼ全部をお願いしているスタイリストさんです。もともとInstagramでYuriさんを見ていて、「こんなスタイリングする人いるんだ!」と思うくらい刺激的で。それで、私がフリーランスのモデルをやっていたときに一度作品撮りでご一緒したんですよね。

Yuri Nosho(以下、Yuri) 私自身が「作品撮影」といって、毎回何かテーマを決めて、モデルさんにヘアメイクさん、フォトグラファーさん、私のスタイリングを合わせて写真を撮るということをずっとやっていて。Instagramのストーリーズでモデルさんを募ったときに、詩羽さんが反応してくれたんですよね。

詩羽 それで、私が水曜日のカンパネラになったときに「ここはYuriさんにお願いしたい」と思って、今ご一緒させてもらっています。

Yuri 作品撮りをしたあとすぐに、詩羽さんから「水曜日のカンパネラになります」というメッセージがきて、最初はびっくりして何がなんだかわからなくて(笑)。「水曜日のカンパネラはコムアイさんだから、何を言っているのか……」って(笑)。

詩羽 あははは(笑)。もしかしたら妄想か、って?(笑)

Yuri でも詩羽さんが言うならと思って、楽しそうだからやってみようかということでやり始めたら、今に至ります(笑)。

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Z世代クリエイター達が見つけた“自分のスタイル”──鼎談:詩羽(水曜日のカンパネラ)×Yuri Nosho(スタイリスト)×YAMEPI(アーティスト) interview220622-wednesday-campanella-yurinosho-yamepi-8

──突然「水曜日のカンパネラになるのでスタイリングをお願いします」って言われたらびっくりしますよね(笑)。Yuriさんと詩羽さんがどういった価値観やセンスを共有しているのかを探りたいのですが、たとえば最新EP『ネオン』のジャケットはどんな発想でスタイリングを作り上げていきましたか?

詩羽 まず『ネオン』というタイトルが決まって、その上でどういうものを作ろうかという話をしていったんですけど、「違和感」を自分の中ですごく大事にしていました。今までのヴィジュアルは可愛さを主張してきて、それは十分出せたので、今回は髪型も服も自分たちのやりたいように尖っていこうと思って。あと『ネオン』だからギラギラ反射するようなものがほしくて、メタルっぽい靴とかスカートを持ってきてもらいました。他のアーティストさんがスタイリストさんとどうやっているのかはわからないんですけど、私の場合はヴィジュアルが大事だし、これからも大切にしていきたいので、スタイリングも一緒に作り上げていきたいと思っているんですよね。なので前段階でイメージとか「最近こういうのが好きなんですよ」ということをYuriさんに投げて、当日色々持ってきてもらって二人で決めるというやり方が多いです。しかも私たちは「足し算」のスタイリングなんですよ。引き算をほぼしない(笑)。

Yuri それくらいがちょうどいい気がする。海外の人を視野に入れているんですけど、素直に「beautiful」とか言ってくれてすごく嬉しくなるし、「やってよかったな」「もっと頑張ろう」と思うので、水曜日のカンパネラはすごく楽しくやらせてもらってます。

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Z世代クリエイター達が見つけた“自分のスタイル”──鼎談:詩羽(水曜日のカンパネラ)×Yuri Nosho(スタイリスト)×YAMEPI(アーティスト) interview220622-wednesday-campanella-yurinosho-yamepi-6

──たしかに、私が以前日本の音楽が好きなアメリカ人の学生数名に話を聞いたとき、「日本のアーティストの衣装は退屈だ。もっと挑戦すればいいのに」といった意見があったんですよね。最新曲“卑弥呼”のMVにも外国語のコメントがたくさん書き込まれていますけど、ファッションの新鮮さは魅力のひとつとして大きいだろうなと思います。

詩羽 Yuriさんとよく話すんですけど、やっぱり日本はシンプルやナチュラルなものがよしとされていて。だから私たちの理想のアイテムが日本にはなくて、海外から持ってこないといけないことが多いんですよ。日本の「目立たないことがいい」みたいな感覚が、自分たちとは違うなと思ったりします。

Yuri ファッションを楽しむ人がもっと増えたらいいんじゃないかなって思いますね。同世代のファッション好きな人たちは、みんなそれぞれ少なからず自分を表現したいという気持ちがあると思うんですけど、どこか並行な感じになっているというか、「みんな一緒に手を繋いで歩こう」みたいに、みんなと意見を合わせて安全を求めている気がします。一人ひとりがそれぞれを尊重して、認め合って、自分のやりたいファッションをどんどん出していってもいいんじゃないかなって思ったりしますね。そっちの方が楽しいし、どんよりした世の中の空気が上がっていくんじゃないかなって。

水曜日のカンパネラ『卑弥呼』

──『ネオン』のジャケットで使っているものも、海外から取り寄せたアイテムが多いですか?

Yuri ソックス、靴、アクセサリー、腕のピンクのものはそうですね。色味的な問題で、どうしても大衆向けの日本のカラーって黒っぽいというか。たとえば赤でも、パキッとした赤じゃなくて、黒が混じってるんですよ。ちょっと安定を求めた赤というか(笑)。海外の人の方が大衆ウケとか関係無しに自分の表現したい色を気にせず扱っていることが多いなと感じます。でもスカートは、大阪文化服装学院のデザイナーさんが卒制で作られたものですね。

詩羽 私たち的に、大阪文化はアツいです! これまでのライブやMVでお借りした衣装の中でも、日本だと大阪文化卒の方のものが多いです。

Yuri 卒制のショーの作品が特に面白いんですよ。形とか色味とか、自分が表現したいものをやりたいように作っている感じがして。自分を出せているなと感じるデザイナーさんが多くて、詩羽さんとスタイリングをするときにすごく面白いものができあがります。

──へえ、知らなかったです! 大阪文化服装学院、チェックします。では、YAMEPIさんについても紹介してもらえますか?

詩羽 YAMEPIは、ツアー(<水曜日のカンパネラ 対バンツアー2022 ~Neo poem~>)のグッズのデザインをお願いしました。もともと大学が一緒で、YAMEPIは美術学科の油絵専攻だったんですけど、絵の学科の中でも特にクリエイティヴなことをしたいというタイプだったので仲良くなって。もともと簡易的な、丸いフォルムのキャラクターを描いていたけど、3月の後半頃にテイストを一気に変えて自分の絵の上手さが全面に出る、プラス、ストリートのカルチャーと結びつく絵を描くようになったら海外の人のウケがすごくよくなったんですよね。そういうタイミングでもあったし、今までMVを私の世代の方たちと作ってきたようにグッズも同世代の人に頼んでもいいのかなと思って、お願いしました。

──水曜日のカンパネラのグッズをお願いされたとき、YAMEPIさんはどう思いました?

YAMEPI 絶対に可愛くできるなって。かましてやろうかなって。

詩羽 そうだね(笑)。作っている途中からずっと「絶対売れる」って言ってました(笑)。

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──グッズのデザインって、アーティストの全体イメージにも影響を与えるから侮れないと思うんですけど、具体的にどういうことを擦り合わせてこれを描いたのでしょう?

YAMEPI 詩羽に言われていたのは、サイバー感とネオンっぽさ。それと今っぽさ。あと、私服としても着られるようなデザインにしたいということ。

──二人が共有している「今っぽさ」って、言葉にするとどういうものですか?

YAMEPI Y2Kファッション(※)が最近流行っているので、2000年代に流行ったテイストのイラストっぽさに寄せて、詩羽のキャラクターを描きました。あとは、詩羽の可愛さを出せるように(笑)。

詩羽 あはは、ありがとうございます(笑)。本当にめちゃめちゃ可愛い。

※Y2Kファッション……1990年代後半~2000年代に流行った、厚底ブーツやルーズソックス、ミニスカートなどいわゆるギャルファッションを由来としたファッショントレンド

──Yuriさん、YAMEPIさんは、同じ「クリエイター」として詩羽さんのことを近くで見ていて、どんな魅力を感じますか?

Yuri ライブを観ていても、毎回ウルッとくるというか。「私、もうちょっと頑張ろう」「もっと自分を磨いていこう」「自分のスタイリングをもっと広めていって、ファッションを盛り上げられたらいいな」ということを思わせてくれる存在です。あと、遠慮しないで「こうやりたいです」「これは嫌いです、好きです」とかちゃんと言葉ではっきり言ってくれるのが、私としてもやりやすいし、刺激にもなります。

詩羽 「そんなに口に出していいのか?」というくらいはっきり言うので(笑)。だからこそ、ライブとかMVで「ああしておけばよかったな」と思うことが一回もない。当日は「これ最高ですね」という雰囲気で盛り上がれる。

──自分の意見を飲み込んで、モヤモヤがあるまま現場を迎えたり、あとから後悔したりするのは、自分も周りも嫌な気持ちになりますもんね。モデルとしての詩羽さんは、Yuriさんから見てどうですか?

Yuri パーツが整っているので何を着せても様になるし、感性がクリエイティヴで、自分がやってみたいスタイリングを拒否せずにやってくれます。モデルとしても素晴らしいなと思ってます。

詩羽 (笑)。ありがとうございます!

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スタイルの確立と自己肯定感

──詩羽さんは、たとえユニークな服を着ていても親しみやすさを醸し出せるのが、不思議な存在感だなと思うんですよね。

詩羽 嬉しいですね。

Yuri オーラと魅力がありますよね。完璧なモデルさん。

──YAMEPIさんから見て、どうでしょう?

YAMEPI 詩羽は唯一無二で、キャラが立っている。キャラが立っていて魅力を感じる人は、絵に描きたいなと思うんですよね。一回見たら絶対に忘れない見た目で、実際に会ったらオーラもあるというのは、水曜日のカンパネラの2代目として強みだなと思います。

──「キャラが立っている」というのは、見た目のわかりやすさだけではなく、内面から溢れ出るものも含めてですよね。

YAMEPI そうです。見た目だけじゃなくて、見えない部分で。「この人はスタイルがあるな」って。

詩羽 「スタイル」は二人がよく使う単語で。スタイルがあるかないかが一番大事なんだなという話をよくするんですよね。

YAMEPI 詩羽は他の人がしないようなファッションをしても似合うし、他の人にないような考えを持っているので、尊敬します。

──詩羽さんの「他の人が持ってない考え」とは、近くにいるYAMEPIさんから見てどういうところですか?

YAMEPI 向上心が半端ない。水曜日のカンパネラに選ばれただけで相当すごいのに、「全然まだまだです」という感じで、常に悔しがっていて。向上心を持っているところが、真似しなきゃダメだなって思わされます。

詩羽 本当にまだまだだなって、いつも思っているので。「よくやったよ自分!」ってなることが本当になくて。何を見ていても、何をやっていても、「負けてらんないな」と思う。でもそれは「誰に」とかじゃなくて、一番負けてられないのは自分自身。その気持ちが向上心に繋がっているのかなと思います。

──いい言葉ですね。その考え方が詩羽さんの「自己肯定感」の軸になっている気もするし。でも皆さんみたいに自分のスタイルを見つけられていない人の方が圧倒的に多いと思うんですね。YAMEPIさん、Yuriさんはどうやって自分のスタイルを見つけていったんですか?

YAMEPI 自分が小さい頃から尊敬している人は、漫画家の松本大洋で。小学生の頃に漫画を読んで、松本大洋が描く絵にくらいました。20歳になっても松本大洋の作品には常にインスピレーションをもらっていて、自分の描く絵にも影響を受けていますね。自分にしか描けないスタイルや絵柄を見つけるのがすごく大変だったんですけど、最近やっと見つかって。そのスタイルで描き始めたら海外からのウケがすごくいいので、やっぱりスタイルがあるのは大事なんだなって感じました。

──今のスタイルにはどうやって辿り着くことができたんですか?

YAMEPI 自分のスタイルが出るようにするにはどうすればいいんだろうって考えて、描き続けて、たまたま描いた落書きが「これいいな」と思って今のスタイルになりました。

──頭の中で考えて答えを見つけてから動くんじゃなくて、手を動かし続けることで自分にとっての「これだ」が見つかる、ということですよね。

詩羽 YAMEPIとはずっと仲がいいので、停滞していた時期も見ていたんですよ。Instagramに上げていた作品にも、「これは自分で認められない」と言って消したものがいっぱいあって。色々な絵柄を試して、降ってきたかのように今の絵柄を描き始めたら、海外からもウケがよくてどんどん海外の人と仕事をするようになったので、すごいなと思ってます。

──今YAMEPIさんが描いている作品のテーマを、言葉で表現できたりしますか?

YAMEPI 描きたいものは少年。子どもの絵ってすごく魅力を感じるんです。奈良美智さんの絵とかもすごく好きで。少年の絵で、未来的な感じがある、ストリートのファッションスタイルを描きたいですね。あと、見ていてワクワクするような感じ。見た人がストーリーを考えちゃうものを描きたいですね。

──「この子はこんな冒険に行くんじゃないか」とか、想像が膨らみます。YAMEPIさん、アパレルブランド(JAMCLUB)もされていますよね。それはどういうモチベーションで始めたのでしょう?

詩羽 大学1年の、コロナで何もできない雰囲気があったときに始めたんだよね。

YAMEPI そうです。今、誰でもブランドを始められるじゃないですか。同年代でブランドをやってる人を見て、「俺らの方がかっこいいものを作れるな」と思って。服好きだし、デザインするのも好きなので、「自分たちが着たいと思うものを作れば売れるんじゃね?」と思ってやり始めました。双子の弟と二人でデザインを出し合っていて、詩羽にも何回かモデルをやってもらってます。

未知の世界へ羽ばたくために

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──最高のマインドですね。Yuriさんは、今のユニークなスタイリングのベースにあるものとは何ですか?

Yuri 幼い頃から絵を描くこととか、美術・映画・音楽鑑賞が好きで。有名な人でいうと、ティム・ウォーカーさん(Tim Walker|イギリスのファッション写真家)やペトラ・コリンズさん(Petra Collins|カナダのフォトグラファー)とか、現実で写真を撮っているけど非現実的な作品に、幼い頃から惹かれていたんです。現実では起こり得ないものを作ってみたいという憧れがずっとあったので、普段では着ないような色味やフォルムの服装でスタイリングを工夫してきて、ようやく自分の表現の仕方ができてきたなと思っています。将来的には、パッと見て印象に残ったり、夢があったりするような、「この1枚の写真を飾りたい」と思ってもらえるものを作れたらいいなと思っているのと、国内だけじゃなくいろんな人に自分のスタイリングを見てもらえるように頑張っていきたいです。

──普段、斬新なアイデアを考えたり、自分の感性を研ぎ澄ましたりするために、どういったところからインプットしてますか?

Yuri Twitter、Instagram、Pinterestとか、SNSが多いです。いろんな国の人が写真をアップしているので、気になったものがあったらスクショしてフォルダに保存して。インプットしたら次はアウトプットをしないと想像ができないので、実際に自分なりに調理してInstagramとかにアップしてます。普段から人間観察も好きで。日常から研ぎ澄まして、人間って面白いなと思いながら、「こういう組み合わせするんだ」とか見ていますね。

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──最後に、お二人からEP『ネオン』の感想を聞かせてください。

Yuri 仕事に行くときとか、スタイリングを組まなきゃいけないときとか、気合いを入れたいときやテンションを上げたいときに聴いてます。自分のテンションをアゲアゲマックスにして、ルンルンに踊りながら聴かせてもらってます(笑)。

YAMEPI 僕は“一寸法師”がすごく好きですね。

詩羽 何回もライブに来てくれているのでほぼ聴いたことあったんですけど、“一寸法師”だけライブでやってなかったので楽しみにしてくれていたみたいで。リリースされたらすぐに「“一寸法師”がいい」という連絡をくれました(笑)。

Yuri 詩羽さんも、国内だけじゃなく世界も考えていると思うので、私もそこに携われるように努力させていただきたいなと思います。今後ともよろしくお願いします(笑)。

YAMEPI 絶対に世界でも成功できる人材だと思うので。日本でも世界でも活躍してほしいですね。

詩羽 私、海外にまったく行ったことがなくて。未知の世界なんですよ。だからこそ行ってみたいです。今の自分の何が通用して、逆に何が通用しなくて、もっと何をしたらいいのかを知るために行きたい。自信があるとかじゃなくて、まずは勉強のために行ってみたいなと思いますね。

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水曜日のカンパネラ『招き猫』

水曜日のカンパネラ『エジソン』

INFORMATION

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詩羽(水曜日のカンパネラ)

アーティスト。2001年生まれ、東京出身。
2021年9月、知人の紹介から面談を受け、水曜日のカンパネラの二代目・主演&歌唱担当として加入。高校卒業後、ストリートスナップなど個人でのモデル活動を行い、音楽と言葉と時間と私をテーマにInstagram に詩と写真を投稿しながら自己表現を模索している。

HPTwitterYouTubeInstagram(詩羽)

Yuri Nosho

東京を拠点に活動するスタイリスト。
コスメティックブランドやミュージシャン、イラストレーターとのコラボレーションを行う他、作品が海外雑誌に掲載されるなど、活動の場を広げている。

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YAMEPI

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ネオン

2022年5月25日(水)
水曜日のカンパネラ
〈WARNER MUSIC JAPAN〉

M-1 織姫
M-2 卑弥呼
M-3 エジソン
M-4 一寸法師
M-5 バッキンガム
M-6 アリス
M-7 モヤイ
M-8 招き猫

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EVENT INFORMATION

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水曜日のカンパネラ対バンツアー2022〜Neo poem〜

6月26日(日)名古屋 CLUB UPSET
7月2日(土)仙台 CLUB JUNK BOX
7月15日(金)福岡 The Voodoo Lounge
7月17日(日)岡山 PEPPERLAND
7月18日(月祝)大阪 Shangri-La
7月29日(金)札幌 mole
7月31日(日)沖縄 Output

前売:¥3,800
チケット一般発売:5月28日(土)〜

ワンマンライブ2022〜Neo poem〜

8月3日(水)恵比寿LIQUIDROOM
前売:¥4,000
チケット一般発売:6月25日(土)〜

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