–––武瑠さんとしては今回のアートワークはかなり脳みその中を具現できた感じなんですか?
そうですね、はい。自分のイメージする浮気者って感じです、ものすごく。これでラップとかしてるのがいいなぁって。ホントに抽象的な言い方なんですけどバットマンみたいなイメージなんですよ、浮気者って。ダークヒーローのキャッチーなアイコンっていうか。
–––正義の味方じゃないと。ところでMVに出てくる絵がARUTA SOUPさんの絵なんですか?
そうです。5メートル×10メートルぐらいの大きな絵で。その大きさに描ける人がまずいないんで、「すげえな」と思いました。彼は俺とは真逆で、絵だけ描いてればいいっていう人なんですけど、ファッション関連で日本最大の受注会である<roomsLINK>のメイン・ビジュアルを描いたりしてますね。
–––そうなんですね。MVに出てくるあの絵は他に何かに使ったりするんですか?
そうです。写真に撮って服のプリントにするんですけど、前面はこの“HELL YEAH”のロゴになってて、背中がそのARUTAくんが描いた絵。だからこMVの世界、そのまま着れるみたいな感じです。
–––この“HELL YEAH”のタイトルのフォントはアイアンメイデンみたいだし、一言で「何」って言えない世界観ですね。
まさに。アイアンメイデン・イメージで。
–––トータルするとすごい謎ですね(笑)。
そうですね(笑)。だから自分のルーツがめちゃくちゃに入ってる感じです。各所に散りばめられてるルーツを混ぜて、自分のコラージュアートワークを作ってるってイメージですね。
HELLYEAH ジャケ写
–––では、これから浮気者としてもっとまとまった何かをやりたいとか、展望はありますか?
うーん、今んとこ本命がいるんで、本命の大きな野望に対しての、サポートでいようと思ってます。ま、飽くまで火遊びなんで(笑)。
–––サポートでもあり、揺さぶりでもあり?
そうですね。ファンに対する揺さぶりでもあるし、あとは外にいる人、ジャンルの外にいる人とか、SuGに対してまだ目が……向かせられてない人たちに対するアプローチもできればいいなと思ってます。実際、浮気者きっかけで、「SuGやっぱりちょっと違うな」って好きになってくれた人もいっぱいいたんで。それはルートとしてすごい大事にしたいなと思います。
–––これから武瑠さんの中でどんな発想が浮かぶかわかりませんけど、これからやってきたいっていうことはありますか?
浮気者でですか? ヒップホップのラッパーとやりたいっていうのが一番ありますね。あとは……音楽じゃない人と、漫画家さんとかいきなり歌詞だけ振るとか。そういう、まったく別の角度からもやってみたいですね。
–––浮気者を介してこれまでつながってなかった回路がつながるといいですね。楽しみにしています!
(text&interview by Yuka Ishizumi)
Event Information
『月刊浮気者a.k.a 武瑠×米原康正』刊行記念イベント
2014.10.13(月・祝)@東京都内WEGO店頭
2014.10.19(日)@関西WEGO店頭
2014.11.08(土)@新宿サブナード福家書店
Release Information
Now on sale! Artist:浮気者 Title:HELLYEAH ¥250(tax incl.) |
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