ボッテガ・ヴェネタが2016年春夏広告キャンペーン <アート・オブ・コラボレーション>にオランダ人フォトグラファー、ヴィヴィアン・サッセンを起用。
芸術的才能と独特の感性を持つ、ヴィヴィアン・サッセンは、アフリカのケニアで過ごした幼少時代に出会った人々や、色彩から強い影響を受けている。また、彼は屋外での撮影を好むフォトグラファーであり、それにより作品の特徴である独特の空気感や、神秘性を伝えるエネルギッシュなイメージが生み出されている。
今回の撮影ではモデルのミカ・アルガナラズとスヴェン・デ・ヴリーズが人目を引く不自然な姿勢でポーズを取る生きた彫刻に変身。サッセンは色や質感、コントラストに重点を置くことで、パーソナルなストーリーを物語る作品を作り出すことに成功した。
ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクター、トーマス・マイヤーは「サッセンの作品は美しく、同時に謎めいています。彼女の作り出すイメージや雰囲気、独特の神秘的な感覚には、引き込まれずにいられません。大胆に実験するところや、ルールを破りながらも自分のバランスを失わないところが本当にすばらしい」と語っている。
荒木経惟やナン・ゴールディン、フィリップ・ロルカ・ディ・コルシア、ピーター・ヒューゴ、ピーター・リンドバーグ、ユルゲン・テラーなど、これまでに数多くの著名なフォトグラファーが手掛けてきたボッテガ・ヴェネタの広告作品。今回キャンペーンを通じて、新たにその仲間に加わったヴィヴィアン・サッセンが、どのようにブランドの世界観を表現するのか注目だ。
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