今年で20周年を迎えるブランド「earth music&ecology」の新たなTVCM『エシカルへ』篇が解禁された。
新TVCM『エシカルへ』篇
ブランドキャラクターである広瀬すずを主演に起用し、日本を代表する映画監督の是枝裕和監督が抜擢されている。是枝監督は『万引き家族』で日本人として21年ぶりに第71回カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドール賞を受賞し、第91回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされている。
CMは主演の広瀬すずとバングラデシュにあるearth music&ecologyの工場で働く同年代の少女・アイーシャとが邂逅するシーンが印象的。遠い異国の地に住む二人が、一着の洋服を通してお互いを想い合うという、自然でありながらも感動的なCMとなっている。
※earth music&ecology の新しいメッセージ“エシカル”とは倫理的、道徳上という意味の形容詞。「人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたもの」を購入、消費することを、エシカル消費と呼ぶ。
広瀬は、CMのメッセージである“エシカル”について「服を選ぶ時、今まではただ好きかどうか、感覚だけで考えていました。好きかどうかだけではなく意識して別の観点から服選びをすると、気づけなかった事を知る機会になるのではないかな、と思いました」と映像に込めた想いを語っている。
一方、是枝監督は今回の撮影について「いつもCMの仕事はスケジュールの問題などでなかなかお受けできないのですが、広瀬さんが出演ということで引き受けました。CMで等身大の彼女の二十歳の姿が素直に出ればいいなと思いながら撮影していました」と語り、今年成人を迎えた広瀬さんのありのままを自然に映し出そうとしたという。また「CMの趣旨が凄く明快でメッセージがあって凄くいいなと思ったのですが、“エシカル”というメッセージを映像で表現するのにどうしたら良いかと考えました。そこで“この服は一体誰の手で作られているのか?”ということを具体的な画で見せようと思いました」とコメントし、実際にバングラデシュの工場で働く女性の姿を入れ込むという自身のアイデアを反映させたことを明かしている。
CMのオフショット風景も届いている。ふたりが笑い合っているシーンも。
今最も注目される二人によって描かれる、“エシカル”をメッセージとしたearth music&ecologyの新CM。その自然で軽やかでありながらも、ブランドが掲げる深いテーマと、消費者に対してはもちろん商品を製造する側にとっても誠実な企業姿勢を打ち出したこの作品は、CMという枠を超えた一本のアート作品とも言える映像となっている。
新TVCM『エシカルへ』篇は今月27日(水)より、全国でオンエアされる予定だ。