スタイリッシュに見える、このチェス盤。実はこれ、自動車部品で作られたものなのです。自動車部品の製造工程で、ほんの少し刻印がズレただけで廃棄されてしまう部品を、勿体なく感じたエンジンバルブメーカーと、大阪大学の学生、サポートクリエイターのコラボで生み出された「エンジンバルブチェス」。
この企画は「etsaw(エットソー)」というアップサイクルプロジェクトで、工場から出る端材や不良品、不要品を多面的なデザインによって新たなモノとして蘇らせ商品化したのち、販売するまでが一環して行われています。「学生×大学×クリエイター×企業」といったちょっと珍しい形で作り出されているプロジェクトです。
デザイン:林稜/サポートクリエイター:山田敬宏/エンジンバルブメーカー:日本精機株式会社/加工協力:マツダ株式会社
ほかには「ひかっちょむ」という、焼酎吉四六の空きビンを利用した照明なども作りだされています。
デザイン:枝廣和幸/サポートクリエイター:阪井信明/制作協力:ROOTS FACTORY 月夜野工房
端材を使って、スタイリッシュなデザインの商品を作り出す「etsaw(エットソー)」。彼らの斬新なアイディアは、これからも我々を驚かしてくれるに違いありません。
edit by Qetic・Rina Kawarai