今回のぶっ飛んだイベントの主催者であり、東京クラフトビールマニア代表でもある、ねるねる氏に今回のラインナップの趣旨を聞いてみた。
東京クラフトビールマニア・ねるねる氏
「やっぱり、アルコール度数が高い方がいいかと思って~。そしたらめっちゃ高くなっちゃったんですよ~」とチャーミングな笑顔で答えてくれた。東京クラフトビールマニアでは、2014年には50回ものイベントを開催したそう。
――今回は、なぜパズルとビールなのか?
「ビール飲みながら、1番やりたくないことって何だろうなぁって考えて~。最初に出てきたのは、計算問題だったんですよ。でも、さすがに計算は嫌でしょ~? 次に出てきたのが、パズルだったんですよね~」
確かに計算問題は嫌だ……。
何人かに参加理由を聞いてみたところ、「うまいクラフトビールが飲みたくて」という人が、割合的には多いよう。中には「お酒はあんまり飲めないんですけど、パズルが大好きなんです」という参加者も。
とりあえず、1杯目。
静岡のブルワリー「Baird Brewing」の、季節限定ベアードビール「セゾンさゆり」だ。地元レモン(もしくは青島みかん)のピールと手作り果汁が入っているため、スパイシーながらもほのかに爽やかな味わい。う、うまい…!
4000円(早割値段)で4時間飲み放題、すごく安くないか!? テンションがぐぐっと高まってくる。
そして、いざパズルへ。まずはチームで乾杯をして、色ごとや端のピースを仕分けしながら自己紹介。
実は「見ず知らずの人と4時間も同じテーブルでパズルを作るなんて、大丈夫だろうか?」というのが、最大の懸念だった。「パズルを作りながらお酒が飲みたいだなんて、絶対変わってる人たちなんだろうな……」と、完全に自分を棚に上げ心配していた。
しかし意外と一人で参加しているメンバーも多く、すぐにどのテーブルも打ち解けていた。
クラフトビール好きに、嫌な人はいないのだ。きっと。
ピースの仕分けが終わり、「枠担当」、「空担当」、「建物担当」、「(誰も積極的に手をあげない)サクラ担当」などに、分かれて取り組んでいく。
筆者は「空担当」。ついついパズルに熱中しそうなところに「ビールも飲んでくださいね~」と、各テーブルを回っていくねるねる氏。そうだ、飲まねば!
2杯目、鳥取は大山Gビールの「八郷(やごう 限定醸造)」、2015年度の出来立て新酒ビールだ。芳醇な香りながら、思いのほかソフトな口当たりで、アルコール度数7%とは思えない飲みやすさ。これが酒米エールの味わいなのか~。揚げたての天ぷらに合いそう。
ちなみに、この日は食べ物の持ち込み自由。筆者は来る途中に、チャンジャやオイキムチなど、あえて箸を使い、手を汚さないつまみを購入してきた。
中には、こんなお弁当を用意してきた人も!
オトナの酒飲みたちは、水を持参していた人も多数。二日酔い防止には、お酒と同量の水を摂取するの今や酒飲みの常識だろう。しかし酔っ払ってくるし、パズルに集中するしで、水を飲むのを忘れるという問題もつきまとう。