■約1時間経過。パズルが進まない……。

思いのほかピースがはまらない。特にサクラ部分を担当する人はなかなかパズルが進まず、持ち場をシャッフルすることに。密かに目を付けていた「枠担当」に、滑り込んだ。

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「はまっていく~!!」の快感が、やっと味わえた。

すかさず、3杯目。静岡は伊豆のクラフトビールメーカー、反射炉ビヤの「ポストモダンIPA(18周年記念醸造ビール)」。IPAといえば、通常のビールよりたっぷり使用されたホップのガツンとした飲みごたえが特徴だ。そのIPAの特徴を持ちつつも、反射炉ビヤならではの無ろ過・非加熱で酵母が生きている製法ゆえか、その味わいはどこか優しくもある。あー、うまいー……。

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そのまま4杯目。アルコール度数8.0%のアメリカンIPA「Evil Cousin Imperial IPA」(Heretic)。IPAらしいガツンとした飲みごたえに、何とも心地よい苦み。

ビールには、その苦みを表す国際苦味単位IBUというものがある。アサヒ「スーパードライ」がIBU16、キリン「一番搾り」はIBU21。IPA好きには、おなじみのヤッホーブルーイング「インドの青鬼」でIBU56だ。

そして“悪魔のイトコ”と名付けられたこのIPA、なんとIBU100。強烈なアフターキックが癖になる!

そうこうしているうちに、はや3時間が経過。なんとか、青空部分や、建物部分など、サクラ以外の部分が完成していくものの、メインのサクラ部分が一向に進まない。

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他のチームも、似たり寄ったり……。とりあえず“外枠”を作るのはどこも同じだ。

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だんだん、完成をあきらめて飲みと歓談に走るメンバーも目立ち始めてきた。サクラ以外の部分を完成させた時点で、筆者の集中力も完全に切れた。パズルには向かうものの「あー、ビールおいちい(ハート)」状態だ。

次ページ:参加者が室内で黙々とパズルをする中、主催者はお散歩へ。