“食”の都フィレンツェの美食家が集まる
いま最も長い行列ができるレストラン
やはり“食”の都と言えば、イタリアのトスカーナです。滞在中は様々な美味しいイタリア料理を堪能しました。その中でも特に紹介したいのが、いま、おそらくフィレンツェで最も長い行列ができるお店「RISTORANTE DA IL LATINI」です。
開店時間が19時30分という、イタリアではやや早いオープンなのも頷けるほど、とにかくオープン前からかなりの人で入口は埋め尽くされていました。ショップに入ると天井から吊るされたディスプレイも美しく、食欲をそそられる店内はあっという間に満席に!
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注目のメニューですが、ここの一番の売りは、3種類の肉をやや甘めの“タレ”につけた一品。通常、フィレンツェではいわゆるサーロインステーキをシンプルに塩、胡椒で味付けしたものが名物ですが、この秘伝の“タレ”が絶品かつ鶏肉を含めたバリエーションある肉の様々なうまみが絶品でした。
人気が両極化するイタリアの音楽シーン
冒頭でも触れたこの旅のもう1つの目的である、イタリアン・ミュージックの情報収集と買い付けですが、フィレンツェで元々プロミュージシャンとして活動していた(現在はウェブ・デザイナー)フィリッポ氏と出会い、彼によって現在の様々なイタリアン・ロックの現状を知る事ができました。
現在、イタリアではいわゆる王道ロック(AC/DC、レッド・ツェッペリンなど、いわゆるハードロック)と、ハードコア・パンクの両極の音楽に人気が集中していて、そのどちらにも属さない、ギターポップやニュー・ウェーブなど日本でも人気のジャンルは非常に弱いようです。
その為、多くの王道ロック系、またはハードコア・パンクのメジャー/マイナーレーベルが多く存在する一方で、ギターポップやニューウェーブをメインとするレーベルはほとんどないとか。そんな情報を元に、フィレンツェにあるレコードショップを巡りながら買い付けの出来る会社などを回り、いくつかの(イタリアではレアなジャンルの音楽を含め)買い付けを行えました。
頭角を現すイタリアン・ロック・バンド
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上記(写真左)の中でイタリアのバンド・「LOST」は、キーボードやアコースティック・ギターを含めたギターポップ系のバンドで、イタリアでは貴重なタイプのバンドです。メロディも美しくハーモニーにも優れたとても印象的なバンドでした。
「Pooh」は日本でも名前の知られるバンドで、いわゆるサイケポップ系のバンドとしてオールドファッション系ロックのシンプルなサウンドが逆にとても新鮮です。「JOVANOTTE」はソロ・ミュージシャンですが、このアルバムは2002年発売の代表作で、ラップやグランジ、そしてアコースティックなど彼の持つマルチな魅力を全て含んだ名盤です。「NEGRITA」は鉄壁の演奏に重みのあるボーカルの絡むラウドでありながら叙情的なサウンドが魅了的なバンドとなっています。これらイタリアン・ロックのCDは「N.O.S」で1月30日から取り扱うものなので、実際に音源を聴きにお店まで来てみてください。
日本に劣らないコスト・パフォーマンスの高さ
最後にフィレンツェの街中で見つけた事ですが、まずはいわゆる“バール”と呼ばれるカフェのカウンターでの朝食。クロワッサン(様々なタイプがあります)とエスプレッソという定番の組み合わせですが、これがわずか2ユーロ(約300円)という安さ。何件かのバールに行きましたがどこもまったく同じ価格で、とてもイタリアを感じられます。
そして、フィレンツェはレザー小物の産地でもあり、シューズやグローブの専門店が数多くあります。価格的にも大変リーズナブルで、シューズで手の込んだ切り替えしや手作業のステッチ入りのものなど、日本で購入するとかなり高額なものも20,000円前後で購入する事ができます。また、グローブはカラーバリエーションも豊富でディティールに凝ったものも多く、価格は5,900円くらいから。非常に高いクオリティなんです。
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という事で美しい古都、フィレンツェではファッションの展示会に参加しつつも、その美しい街並と“ポンテヴェッキオ”(ヴェッキオ橋)という美しい橋、そこから眺める景色など、多くのものに魅了され、素晴らしいショップにも出会う事ができて、最高の旅でした!
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★みなさん、いかがでしたか? 今すぐフィレンツェへ行きたいー! そんな衝動を抑えつつ、第2弾となるレポート【パリ編】も近日公開します。お楽しみに!