星のやの“圧倒的な非日常感に包まれる、日本発のラグジュアリーホテル”というコンセプトを、歴史と伝統が息づく京都・嵐山で表現する『星のや京都』。同ホテル総支配人の言葉とともに、施設、食、アクティビティの魅力、そして五感いっぱいに体験したスペシャルな時間のレポートをお届けする。

京都・嵐山。舟で大堰川を遡り、非日常へトリップ

京都-Kyoto-。その名は古くから日本人にとって特別な響きを持つとともに、訪れるものたちに特別な体験を与える場所として愛されてきた。そしてその評判はいつしか海外へも響き渡り、今となっては訪日外国人にとって京都へ訪れることは珍しくない。そして、時代問わず古今東西からあらゆる人々を招き入れてきたこの場所と、“圧倒的な非日常感に包まれる、日本初のラグジュアリーリゾート”をテーマに掲げる『星のや』が出会ったのは、もはや必然だったのだろう。

京都・嵐山から舟で非日常へトリップ! 水辺のラグジュアリーホテル『星のや京都』で極上体験 1

ホテルへ向かう一行はまず、観光客でにぎわう渡月橋の南端にある星のや京都・舟待合へ。ここではホテルに備えられているグッズや、地元の作家が手掛ける作品などを販売。渡月橋の喧騒を離れ、静寂に包まれたこの空間に身を置くと、いやがおうにも非日常への準備が整う。

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▲雪見障子越しの庭園も見事な舟待合
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▲ホテルのグッズや、地元の作家が手掛ける作品などが並ぶ

しばらくすると「舟が到着しました」とのお声がけ。舟待合を出て大堰川を眺めると、そこには一隻の舟が到着していた。さあ、ここから非日常へのトリップがスタートする。その魅力について、星のや京都・総支配人の廣岡太郎氏はこう語る。

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▲星のや京都・総支配人 廣岡太郎氏

「渓谷にあるというロケーションを楽しむ、それはお客様にご提案したいことの一つです。送迎舟に乗ることで、ホテルに着くまでの間に一気に日常から離れていただく。また、星のや京都では期間限定のアクティビティとして、屋形船に乗って朝日に照らされて輝く小倉山や嵐山の紅葉を鑑賞する“朝のもみじ舟”や、月夜を楽しむ“奥嵐山の月明かり舟”なども開催しています。あとお客様にご好評いただいているのは、お昼寝をするだけのためにあつらえた屋形船。それらに乗って味わう時間は、星のや京都ならではの体験ではないかと考えております」

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左右に広がる山々や緑を眺め、さらにそこから春の桜や秋の紅葉を想像する。そしてゆったりとした空気を肌に浴びながら大堰川を遡ること約15分、渓谷に立つ星のや京都が眼前に姿を現した。星のや京都は、かつて平安貴族の別荘地として栄えた嵐山で2009年に開業。この地は江戸時代には豪商・角倉了以がライブラリーを構えた場所であり、近年、星のや京都がオープンする前は老舗の料理旅館があったという。

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「この場所は2006年まで老舗の料理旅館が営まれていまして、星のやに声が掛かったのは2007年。建物の位置は今とほぼ変わっていません。私は総支配人を務めるようになり、まもなく2年。また、こちらに赴任してきて9年が経とうとしています。開業には携わりませんでしたが、開業直後の手探りな時期、そして2011年に東日本大震災が起こり、インバウンド需要が下火になった時期なども経験しました。まだまだ改善すべき点はたくさんありますが、星のや京都ならではの魅力的な提案をお客様にできるよう日々取り組んでいます」

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