デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)が、サポートする6つのクラブと協働で試合前のウォーミングアップなどで選手たちが着用するSDGsシャツを発表。また平和をテーマに、持続可能な取り組みに繋げるシャツを各クラブと発売する。
6クラブ連携でのチャリティシャツを発表
2030年までの実現を目指すSDGs(持続可能な開発目標)17のゴールは、世界すべての国で目指す目標。ヒュンメルでは、KARMA PROJECTという名のもと、人権やジェンダー、平和をテーマにした取り組みをグローバルで行っている。今回、SDGsが国連総会で採択された9月に、サポートクラブとコラボレーションし、10番「人や国の不平等をなくそう」や16番「平和と公正をすべての人に」に役立てることのできるSDGsシャツ企画が立ち上げられた。
この取り組みに賛同し、参加するクラブは、Jリーグのジェフユナイテッド市原・千葉、ツエーゲン金沢、福島ユナイテッドFC、ヴァンラーレ八戸、WEリーグのINAC神戸レオネッサ、Fリーグの名古屋オーシャンズの6クラブに拡大。それぞれのクラブが独自のSDGs活動を展開する予定で、カテゴリーやリーグ、男女の枠組みを超えたものに進化している。
シャツの背面はブラックのカモ柄をベースに、花が散っている、色を失った世界を表現。このシャツが、ヒュンメルと6つのフットボールクラブから平和へのパスとなるように、クラブのエンブレムを配置し、「Pass to Peace」のメッセージが込められている。前面には色を取り戻した世界で大輪の花が咲き誇る様子を描き、平和な日常が戻り、彩りを取り戻せるようにと願いを込めたものに。また、ヒュンメルのブランドミッション“Change the World Through Sport.”(スポーツを通して世界を変える)をヒマワリの蜜を吸いにやってきたマルハナバチの軌跡として、ロゴと共にデザインされている。
こうした共通のベースデザインに、前面にチームエンブレムをカラーで配置したクラブ仕様のSDGsシャツを、各チームの選手が9月から11月にかけて着用。それに先行して、各クラブから選手着用シャツを発売する。ヒュンメルからは、前面にチームエンブレムのないシャツを発売。売上の一部をSDGsに繋がるように国内外で寄付やイベントも実施される。