年末年始、冬の寒さや疲れた身体を癒しに温泉へ行ってみるのはどうだろうか? 今回は温泉の中でも“雪見風呂”を楽しめる名所を全国各地からピックアップ北海道から東北、関東・甲信越、中部、近畿まで、この冬におすすめしたい絶景温泉の数々を紹介するので、是非お出かけの参考にしてみてほしい。

【北海道】

坐忘林(北海道)

手つかずの大自然を眺めながら堪能する、極上のプライベート空間

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北海道・西部のニセコは、上質なパウダースノーが楽しめるスキーリゾートの多い地域として有名。そのニセコの中でも、とりわけ手つかずの原生林の残るエリアにひっそりと佇む旅館が『坐忘林』だ。その大きな魅力の1つは、檜もしくは巨石をくりぬいた源泉掛け流しの露天風呂。冬の時期は眼前に広がる木々が雪をまとう風景を眺めながら、誰にも邪魔されないプライベート空間を満喫……。ニセコではアクティビティと露天風呂のセットが通の楽しみ方だ。

▼INFO/画像提供:坐忘林

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湯元 凌雲閣(北海道)

北海道で最も高所の温泉宿にある、“天空にせり出す”露天風呂

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日本百名山”の一つとして知られている十勝岳の麓にある十勝岳温泉。そこには3軒の湯宿が存在するが、その中で最も高台にそびえるのが『湯元 凌雲閣』だ。その標高1,280mは道内においても最高所であり、“天空にせり出す”ように作られた露天風呂からは十勝岳連峰や富良野岳の雪山を眺められ、夜は満天の星空や富良野市街の夜景も見渡せる。車道の終点に建つこの秘境へJeepに乗って訪れる、それも冬のアドベンチャーとして一興だろう。

▼INFO/画像提供:十勝岳温泉 湯元 凌雲閣

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【東北】

松川荘(岩手)

雪見風呂で味わう雪見酒は、過去にタイムスリップしたような趣

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松川荘があるのは、青森県・岩手県・秋田県にまたがる十和田八幡平国立公園において南東はずれの自然豊かなエリア。ここには男女混浴の露天風呂に加えて女性専用の露天風呂(屋根付きor無し)も2種類用意されており、どちらも源泉掛け流しの白濁湯だ。そして、この露天風呂ならではの楽しみが雪見酒! 桶×お銚子×御猪口のセットを500円で購入でき、それを浮かべて雪見酒を味わう時間は、まるで過去にタイムスリップしたかのような趣がある。

▼INFO/画像提供:松川荘

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吾妻屋(福島)

開湯400年以上。“奥州三高湯”の1つにある独特のしきたり

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近代短歌を確立した歌人・斎藤茂吉が愛した宿が、福島市街から磐梯吾妻スカイラインを登った先にある『吾妻屋』。この宿にある高湯温泉は2007年に開湯400年を迎え、山形県の蔵王温泉、白布温泉と並んで“奥州三高湯”と評されている。高湯温泉の露天風呂は“山翠”と“風楽”の2種類、そしてここ独特のしきたりが「一切の鳴り物を禁ず」というもの。それ故に自然の音のみが響く、ここでしか味わえない静寂閑雅な時間を堪能できるのだ。

▼INFO/画像提供:吾妻屋

温泉山荘 だいこんの花(宮城)

1万坪もの森の中に点在する、野趣あふれる4ヶ所の貸切露天風呂

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宮城県・蔵王連峰の麓に広がる1万坪もの森の中に、18室の離れが点在する開放感たっぷりの『温泉山荘 だいこんの花』。ここでは半露天の大風呂の“ぎんやんま”に加えて、4箇所に貸切露天風呂をご用意。その名の通り早朝の澄み切った空気に合う“朝かぜ”、満点の星空と一体になる“星の林”、敷地内で最も奥にひっそり佇む“通り雨”、そして眼下に渓流をのぞむ“雪待ち”と、そのどれもが野趣あふれるひとときを演出してくれる。

▼INFO/画像提供:温泉山荘だいこんの花

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Text:ラスカル(NaNo.works)