米コロラド州・アスペン地方で毎年開催されている、ウィンタースポーツの祭典<X Games(エックスゲームス)>。1月26日(木)から29日(日)の4日間に渡って開催された2017年大会の模様を徹底レポート!
エクストリームスポーツの祭典にして、ユースカルチャーの発信地である<X Games>
<X Games>の「エックス」とは、文字通り「エクストリームスポーツ」のこと。通常のスポーツ競技とは異なり、「速さ」、「高さ」、あるいは「華麗なトリック」といったパフォーマンス性を重視するのが特徴で、常に危険と隣り合わせのスリルが世界中の人々を魅了し続けている。
Jeep®がサポートするのは冬季大会に当たる<Winter X Games>。オリンピックのように国の威信をかけて戦うのではなく、純粋に「世界最高のエクストリーマーは誰か?」を競うシンプルさと、「出場できるのは招待された者だけ」という厳格なルールゆえに、同時期にワールドカップが重なった際には<X Games>を優先する選手がいるほど、<X Games>での戦いは名誉あることなのだ。2017年の大会では日本から平野歩夢、平岡卓、小野塚彩那ら3名のソチ五輪メダリストが全員参戦した。
会場となる米コロラド州・アスペンの雰囲気はとてもピースフル。地元民にとっては毎年恒例のお祭りとして親しまれているため、学生やカップルから親子連れまで、カラフルなスキーウェアに身を包んだ人々が真っ白な雪景色を彩る光景は壮観だ。また、目玉イベントのひとつにライブ・パフォーマンスが組み込まれており、今年はYouTube再生回数が1億回を超えるEDMデュオ=「ザ・チェインスモーカーズ」や、アメリカ最大級の野外音楽イベント<Coachella(コーチェラ)>にも出演を果たした新進気鋭のラッパー、「G・イージー」が登場してフェスさながらの盛り上がりを記録。スポーツのみならず、ファッション、アート(グラフィティ)、さらに音楽をも巻き込んだ<X Games>は、ユースカルチャーの発信地とも呼べるのかもしれない。