メゾンの創業者ルイの生誕200周年を記念したプロジェクト「LOUIS 200」。その一環として、昨秋ルイ・ヴィトンとガリマール出版社がフランス語と英語で発表した、創業者ルイを主人公とする伝記小説『Louis Vuitton, l’audacieux』の日本語版『ルイ・ヴィトン 果敢なるひと』が2月15日(火)に発売される。
小説家キャロリーヌ・ボングラン著書の『ルイ・ヴィトン 果敢なるひと』が発売!
本作は、セーヌ県知事オスマン男爵の手で変貌を遂げるパリにおいて、果敢な青年ルイが成功の階段を昇る様子が描かれている。
スペインの令嬢エウヘニア・デ・モンティホは、高度な技巧を操る職人であると同時に先見の明があるルイ・ヴィトンに親しみを覚えて梱包を任すようになり、ナポレオン三世と結婚してフランス皇后となっても信頼を寄せ続けた。1854年、ルイ・ヴィトンは自分の名を冠した店を構え、革新的なアイデアを次々に打ち出す。第二帝政の華やかさと活気に背中を押されたルイは、トランクをデザインすることで小説さながらの人生を切り開いていく。ドラマさながらのルイの伝記をぜひお見逃しなく。
人が人生で築き上げるものは何であれ、勤勉、良識ある行動、堅固な価値観、勇気を土台としているのだ、との気付きを読者に与えることが出来れば幸いです。ルイは無一文から出発しましたが、気概に溢れ、目標に向かって努力を惜しみませんでした。彼はあくまでも謙虚でありながら、抱いた希望と夢を実現したのです。また、 偉業を成し遂げた男性の傍らには必ず1人の女性もしくは2人が存在する、と読者に気付いてもらえたらとも思います。同時に、今ではすっかり忘れられた19世紀、すなわちルイも含めたさまざまな人が発明を競ったあの時代の雰囲気を感じ取っていただければ嬉しいです。当時のパリの変容ぶり――ナポレオン3世がオスマンに託して大改造する前の中世然としたパリ、そして改造後の颯爽として輝かしいパリ――を描くことができたのは作家冥利でした
ーキャロリーヌ・ボングラン
INFORMATION
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ルイ・ヴィトン 果敢なるひと
2022年2月15日 (火)
ルイ・ヴィトン刊
¥6,270
キャロリーヌ・ボングラン著 / 石田郁男訳
size:140 x 205 mm