進化を遂げた、肉の壁。
「マッチョの皆さん! 中央に集まってください!!」
和やかなムードに包まれた店内に突如響き渡る声。何が始まるのだ?
7人の侍ならぬ、7人のマッチョが集まって始まるのは……そう。
みんな大好き!! “肉の壁”!!!
マッチョバスツアーでは、マッチョ運動会の勝者チームしか体験することが出来なかった肉の壁。それがこのマッチョカフェでは、メニューとして注文可能に。この日少なくとも12~13回ほど炸裂した肉の壁は、更なる進化を遂げていた。
店内中央に集まるマッチョとお客さんの視線、高まる室温。
まずは基本のポーズ、『ダブルバイセップス』で、上腕二頭筋をはじめとした全身の筋肉を愛でる。相変わらず……いや、バスツアーの時より皆さん筋肉大きくなってないか!?
と、肉の壁を見ていると……
「メリーゴーランドーーッ!」の声と共に、ポージングをしたまま回転を始める肉の壁!
夢じゃない。肉の壁が……回ってる……。
そして次々に繰り出されるポーズの数々。
身体の厚みを強調する『サイドチェスト』からの……
『バックラットスプレット!』 背中広いよ! デカいよっ!!
♪まわる~ま~わるよ~マッチョは~まわる~ (中島みゆき『時代』風に)
もちろん肉の壁は止まることなく回り続けている。こんな光景見たことない。マッチョたちがポーズを決めるたび、店内のお客さんからは熱い声援と歓声が上がる。
肉の壁の内側にいるお客さんは全く見えない
そしてシメの、『モストマスキュラー』!
しかし、ただのモストマスキュラーではない。
マッチョたちの腕に注目。よくよく見てみると……マッチョが腕を組んでいる!
これはッ!! 『チェーン・モストマスキュラー』だァァッ!
ただ筋肉を魅せるだけではない。腕を組むことでより一体感を増したポージングによる肉の壁。その壁は、バスツアーの時よりもはるかに厚く高い。巨人の襲撃にだって耐えられそうだ。
あぁ、あの壁の中に入りたい……。