「ユナイテッドアローズ」は、伊藤忠商事株式会社と協業し、アウトドアブランド「Marmot」における新ラインの全体監修(プロデュース)を担当、2023年秋冬コレクションより展開を開始する。
「COMFORT and FREEDOM」をコンセプトに23年秋冬コレクションを展開
1974年にアメリカでスタートした「Marmot」は極限の環境でも耐えられる、高い性能を持つダウンをはじめとし、多くの登山家に支持されるアウトドアブランド。今回、ユナイテッドアローズ監修のもと、伊藤忠商事の強みである付加価値の高い生産機能などのハード面と、ユナイテッドアローズが持つクリエイティブ力のソフト面を掛け合わせた商品の企画に至った。
「MARMOT(マーモット キャピタル)」は、マーモットのアーカイブをベースに、アウトドアシーンだけでなくストリートでも着用できるように仕上げたジャパンデザインの新ライン。2023年秋冬シーズン、幅広い世代の男女から支持され、多方面で活躍する菊乃氏をディレクターに迎え、【COMFORT and FREEDOM】をコンセプトに、ブランド創業時の考えと現代の解釈をミックスした、着る人々に選択肢を与えられる自由で新しいアウトドアアパレルラインをユニセックスで展開する。
これまでも、他企業のリブランディングや商品プロデュースに携わってきたユナイテッドアローズ。商品開発の根幹でもある、ルーツを大切にしながら新しいものを生み出す「トラッドマインド」、本当に求められる質・機能・デザインを重視した「リアルクローズ」を軸に監修を行ったとのこと。その中で今回の、アウトドアブランドの監修および、ブランドネームを冠しないソフト面の提供による取り組みは初の試みだという。今回のタッグにより、どんな新しい側面が表現されるのか、ぜひ期待したい。
ディレクター・菊乃氏 コメント
リブランディングの監修や、大きな規模でのディレクションを務めることは初めてだったので、私にとっても挑戦でした。リブランディングにあたり、私が大切にしている「心と体がいかに快適で自由であるか」という視点をもとにディレクションに取り組みました。「Marmot」の歴史ある背景やアーカイブにプラスして、自分が加えられるエッセンスである「ストリートのエッジーさ」を意識しながら「MARMOT」の新たな世界観を表現しました。アウトドアのシーンだけでなく、ストリートでも着用できる、人々に新たな選択肢を与えられるアイテムに仕上がったと思います。