9月14日(土)・15日(日)に、群馬県・水上高原リゾート200で開催された<New Acoustic Camp 2019>に出演したACIDMAN(アシッドマン)のVocal & Guitar大木伸夫さんのスペシャルインタビューをお届け! 10周年を迎えたニューアコへの想いなどを語ってもらった。
ライブはキャンプを楽しむための一つのツールで、その一部になりたい
―ニューアコが10周年を迎えましたが、このイベントにどのような印象を持っていますか?
まず一つのことを10年続けるっていうことがすごいですよね。ニューアコはかなり特殊というか、運営が難しいイベントだとは思うんです。それでも地道に積み重ねながら、どんどん大きくなっているのは素晴らしい。
―ライブではニューアコでしか披露しないBRAHMANの“ANSWER FOR…”のカバーで、大ボス(TOSHI-LOW氏が出てきましたね。最初に参加したニューアコ(2010年)は、大ボスから直接オファーを受けての出演だったのですか?
たぶん違ったと思います。そのころは、面識はあったけどまだがっつり仲良くなっていたわけではなくて、まだ憧れの先輩という感じで見ていました。それに最初のニューアコはキャンプもしなかったし、泊まりもしなかった。本当にアコースティックライブだけをする感じだったので、今とは全然違いますね。
―そこからしばらく期間が空いて、2016年からは4年連続でニューアコに参加されています。2016年に戻ってきたとき、最初に参加したときとのギャップは感じましたか?
感じましたね。そのころには僕もキャンプを始めていたので「こんな素晴らしいイベントになったんだ!」って驚きましたし、ライブもすごく良かったので、またぜひ呼んでほしいって言いました。
―そのころにはキャンプ道具もけっこうそろってたんですか?
道具もまあまあそろってましたね、カタチから入る方なので。でももともとキャンプは好きでしたけど、ここまでギアをそろえて本格的にするようになったのはここ5年ぐらいの話です。
―ニューアコでライブをするときに意識していることはありますか?
ニューアコはライブをしに来ているというよりは、キャンプをしに来ているという感覚の方が強いのかも。自分としては呼んでいただいているので良いライブをしなければいけないし、もちろんお客さんには楽しんでほしい。だけど、ライブがキャンプを楽しむための一つのツールだと思っているので、その一部になれればと思ってます。
―その考え方はすごくニューアコらしいですね。ライブの途中のMCで“自然”や“地球”、“宇宙”といったワードが出ましたが、ニューアコはそういう要素を一番感じられるイベントなんじゃないかなとも思います。
そうですね。来てくれるお客さんのことを第一に考えてると思いますし、会場の演出とか、ブランディングとかも全部含めて、キャンパー目線で作られてるイベントだと思います。
Photo by 大石 隼土