WRESTLING WORLD 2016 IN SINGAPORE
2016.11.15(火)@シンガポール・マリーナ・ベイ・サンズ
(サンズ・エクスポ&コンベンションセンター ホールB)
現地時間、11月15日(火)夜、日本のトップを走り続ける新日本プロレスがシンガポールにて初となる単独興行、<WRESTLING WORLD 2016 IN SINGAPORE>をマリーナベイサンズにて実施。1,300人を超える現地観客たちを“世界トップクラス”と言っても過言ではない試合内容で存分に魅せつけた。今回の興行は、新日本プロレスがアジア進出を見据えた拠点の一つとしてシンガポールを選択。業務提携先であるアミューズのシンガポール支社との共催という形で今回の実現に至った。
会場では多くの観客がオープンと同時に物販ブースに殺到。早々に売り切れるグッズも多数出る中、新日本プロレスのオリジナルグッズを全身にまとい、大きな拍手と声援が掛け合わさる熱気の渦の中心でゴングの鐘が鳴り、いよいよ試合開始。棚橋弘至&真壁刀義&KUSHIDAの本隊トリオ対するは、内藤哲也がSANADA&BUSHIの“ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン”トリオで登場し、場内は大熱狂! 両チームがスピーディーな攻防を見せたあとに、棚橋がBUSHIをハイフライフローで完全フォール! 1.4東京ドームへ向けて、“逸材復活”を印象づける。オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHIとケニー・オメガ&高橋裕二郎のタッグ戦では序盤、YOSHI-HASHIが捕まる展開となったが、終盤にオカダが一気呵成の大逆襲。ケニーとの攻防で魅せたあと、ドロップキック→レインメーカーの黄金リレーでキッチリと勝利をもぎとった。
メインは、EVILと柴田勝頼のNEVER無差別級選手権。試合は、両者が持ち味を全開する一進一退の攻防が続き、試合中盤ではEVILがレフェリーを巻き込んでイス攻撃を見せる展開となるも、柴田は武者返しで逆襲。最後は柴田がスリーパーからEVILを炸裂させて、先日のイギリス遠征で奪ったブリティッシュ・ヘビー級ベルトと並んで、短期間でシングル二冠王を達成した。
また、このNEVER無差別級試合を含む現地での模様は、東京からきたテレビ朝日のカメラクルーが、日本のビッグマッチと同様の体制で映像を制作し、動画配信サイト「新日本プロレスワールド」で世界に生配信され、約10,000人がその行く末を見届けた。
新日本プロレスは今年、アミューズと業務提携を結んで以降、リング以外でも様々なメディアで選手それぞれに新しい活躍を見せ始めている。“新日本プロレスのエース”、“100年に一人の逸材”棚橋弘至は、立命館大学法学部卒の知識と見識を活かして新日本プロレスを10年前のどん底からV字回復に導いた立役者の一人。今年はクイズ番組やトーク番組などバラエティだけでなく、時代劇初挑戦となったドラマ「石川五右衛門」準レギュラーでの出演や、選手としても一個人としても多大な影響を受けているリスペクトして止まない「仮面ライダー」シリーズの映画版に敵幹部役としても登場。 イケメンレスラーとしてプロレス女子、通称“プ女子”人気の筆頭株、“レインメーカー”オカダ・カズチカはドラマでの実名登場からファッション誌などでも特集され、さらにはTBS「マツコの知らない世界」より「キュンキュンするプロレスの世界」と題して“六本木VICE”ロッキー&バレッタを相手にしたタッグマッチに挑み、見事、マツコ・デラックス氏に勝利を捧げた。さらに写真家 篠山紀信氏もオカダに注目する一人。表紙を務めたムック本「NEW WORLD」での撮影をきっかけに、原美術館にて開催中の篠山紀信展「快楽の館」では191cmの見事な肉体美が投影されている撮り下ろしヌード写真が本企画ただ一人の男性として展示されている。
独特な食レポが話題を呼ぶ“スイーツ真壁”としても活躍中の“暴走キングコング”真壁刀義は、テレビではガラガラ声でおなじみ“みんなのこけし”本間朋晃を引き連れ、各バラエティ番組を多方面からにぎわせているが、スイーツの食レポやトークだけでは飽き足らず、大好物のモンブランをカルビーとの共同開発でなんとポテトチップスにしてしまうなど、スイーツ界でも暴れまくっている。
そんな、リング以外でも多種多彩な新日本プロレスは年明け、2017年1月4日(水)日本プロレス界最大のビッグマッチ<WRESTLE KINGDOM 11 in 東京ドーム>を控えている。メインカードはIWGPヘビー級王者 オカダ・カズチカ VS 初の外国人G1覇者“THE CLEANER”ケニー・オメガ。さらに棚橋弘至はインターコンチネンタル王座に挑戦表明!今年「ロスインゴ旋風」を巻き起こし、プロレス界を一番にぎわせた内藤哲也に満を持して挑む。チケットは一般発売中。席種によっては既に完売している場合もあるため、最新情報は特設サイト(http://wrestlekingdom.jp/)をチェックしよう。国内での年間130を超える試合以外にも、ついに猛攻をスタートさせたアジア展開やお茶の間でもなじみあふれるメディア活動など、さらなる飛躍を目指して常に業界の最前線で活躍し続ける新日本プロレスから、2017年も目が離せない。
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