オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)は、岩手県盛岡市にある幸呼来Japan(さっこらじゃぱん)の、さんさ裂き織り工房とコラボレーションしたシューズの新作2品番を、6月1日から国内のオニツカタイガー直営店、オニツカタイガーマガジンオンラインストアで発売開始。
“裂き織”ってどんな技術?
“裂き織”は、江戸時代から東北地方に伝わる伝統技術で、木綿が貴重だった時代に生まれた“暮らしの知恵”。
余った布を細かく裂いてよこ糸をつくり、織り機で一段一段丁寧に織り込んでいく。その工程のほとんどが人の手で行われており、人の手を通じて、ものを愛おしむ気持ちも一緒に織り込まれているため、機械では表現しにくい暖かみのある独特な風合いを生み出している。
今回は、オニツカタイガーの定番モデルとして人気の、MEXICO 66(メキシコ 66)と1980年代に発売したテニスシューズをデザインベースにしたコートタイプのシューズ、GSM(ジーエスエム)の2タイプが作製された。
製織の際に発生するデニム生地の廃材をメーカーから譲り受け、よこ糸として活用しながら東北の織り子たちによって作られた“裂き織”をアッパーに採用している。
どちらも、ホワイトでシンプルにまとめたタイプ、ブルーをベースにオニツカタイガー定番のトリコロールカラーをたて糸で表現したタイプが用意されている。