4人の音楽家の『Omnibus Short Story』PHABLIC × KAZUI

ファブリックプロジェクトとして、デザイナー瀧澤日以氏により古着や古布を利用した、一点もののコレクションや衣装製作からスタートし、2011年よりアパレルブランドとしての始動した、物語のある「衣」をテーマにアパレルコレクションを展開するPHABLIC×KAZUI（ファブリック　バイ　カズイ）。2016 S／Sのルックブックには、音楽家の大橋トリオが起用され話題となり、”音”とのつながりも深い。

2016A／W PHABLIC×KAZUIシーズンコレクションが発表されたが、今回のコレクションでは、ここ数年の様々な取り組みのなかで、有機的に繋がったアーティスト達と生み出したオムニバス形式の、『Omnibus Short Story』と銘打たれた物語が準備されている。

この物語には、「OTOGI」by Yuqi（UQIYO）、「Sound Journey」 by 笹倉慎介、「湿地帯」by 星野概念、「シャロン」by 中村佳穂らが参加し、さらに「Monochrome portrait」by PHABLIC×KAZUIを加えた5つのオムニバスストーリーが加わり、その物語の主人公をイメージして服を仕立ている。それは歌詞であったり、想いであったり、日常だったり……さまざまな「カタチ」と「オト」のする物語。そして、これらの物語から生まれたコレクション作品たちは、様々な形で「音と服と体験」として届けられる予定だという。

参加アーティスト達のショートストーリーは、6月から8月にかけ、オフィシャルサイトやSNSにて順次公開される予定で、8月11日（木・祝）にはPHABLIC×KAZUI主催で、音楽&マーケットイベント、＜PHABLIC CARAVAN　OTO MATOU＞を原宿VACANTにて開催されることも発表されている。

＜PHABLIC×KAZUI　OTO MATOU＞では、4組のアーティスト+ゲストアーティストによるライブ、PHABLIC×KAZUIによるワークショップやこの日限りのスペシャルショップの出店で構成される予定。「OTOMATOU =　音纏う」の名の通り音楽とファッションを五感で楽しむイベントになるであろう。ぜひ、音を纏うように作られた衣服から綴られた物語。さまざまな「カタチ」と「オト」を体感してほしい。

公式サイト Facebook

text by Mako Masaya