ベルリンを拠点として、ドイツのアンダーグラウンド/オルタナティヴな音楽シーンの「今」を紹介するインディペンデントマガジン『RISIKO』が、創刊号へ向けたクラウドファンディングキャンペーンを本日11月2日(月)にスタートした。期間は11月29日(日)までとなっている。
ドイツの音楽マガジン『RISIKO』がクラウドファンディングを開始!
『RISIKO』創刊号のテーマは「WALL(壁)」。ドイツ在住の新旧ミュージシャン30組がピックアップされており、CANのダモ鈴木や、ノイ!(NEU!)のミヒャエル・ローター(Michael Rother)、DAFのロバート・ゴール(Robert Gorl)、アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(Einstürzende Neubauten)のアレクサンダー・ハッケ(Alexander Hacke)といった大御所ミュージシャンから、2019年に初来日を果たしたアイソレーション・ベルリン(Isolation Berlin)など現行の若手バンドまで参加している。
さらに、ダモ鈴木の雑談インタビューをはじめ、マーク・リーダー(Mark Reeder)やヴォルフガング・ミュラー(Wolfgang Müller)による「Risiko bar」での思い出を綴った寄稿文も掲載。また連載記事として、ジャパニーズ・クラウトロック・バンド=Minami DeutschのフロントマンであるKyotaro Miulaの映画コラムや、チャカマック(Chuckamuck)のオスカ・ワルド(Oska Wald)とTAWINGSのCony Planktonによる文通コミックも展開予定だ。
なお、今回のクラウドファンディングで集まった支援金は『RISIKO』創刊号の制作費などへ回されるほか、支援者にはオリジナルトートバッグやTシャツなどのリターンが用意されている。創刊号は12月にドイツ、1月に日本でリリース予定だ。今回の発表に伴い、ダモ鈴木、Kyotaro Miula、オスカ・ワルドのコメントも到着したので是非チェックを。
『RISIKO』が他の雑誌なんかに載ってないことを書いてるからいいっていうのは、やっぱりそれを1つのポリシーとして持っていけばいいんだよね。だし、知ってる情報読んでもしょうがないでしょ。自分の人生をリピートしてるような感じで。
ダモ鈴木
昔から雑誌を集めるのが好きで、紙の媒体には深い思い入れがあります。Yukikoちゃんが今回『RISIKO』を立ち上げ、映画のコラムを書く機会を与えてくれたことは光栄です。
Kyotaro Miula
やぁ、みんな! 『RISIKO』をサポートして! 応援する価値があると約束できるよ。『RISIKO』はドイツを拠点に活動する新旧のアーティストを幅広くカバーしてる。それに何と言っても、僕の連載コミック『Dear Cony』も掲載されるんだ。パンデミックが始まってすぐの頃、ソファに変身した僕の体験を描いたものだよ。
オスカ・ワルド