東京・大阪どちらもソールドアウトを記録し、大盛況の内に幕を閉じたLAの美人3姉妹=ハイムのジャパン・ツアー。5年前より次女ダニエルのファンを自認してるワタクシは、宿命のように両公演を追っかけたわけですが、せっかくの大阪遠征&洋楽ライヴということで、いま話題沸騰中のロックアートなコンセプト・ホテル――その名も「rock star hotel」に宿泊してみることにしました(もち自腹です)。ロック・ファンのみならず、建築やアート・カルチャーに興味のある読者であれば誰もが気になるであろうこのホテル、さっそく体験レポートをお届けしましょう。
そこに広がるのは、文字通りの異空間
「rock star hotel」は昨年末の12月13日、梅田や新大阪からのアクセスもバッチリな大阪・阿波座にてグランド・オープンしたばかり(最寄り駅は御堂筋線・本町)。閑静な住宅街に突如現れる真っ白な建造物に吸い寄せられると、そこに広がるのは文字通りの異空間。いきなり大迫力のペインティング・アートが出迎えてくれたわけですが、レンガ、コンクリート、鉄材が絶妙にミックスされたロビーの内装からしてもうカッコ良過ぎ。これは一流の空間デザイナーによる優れたコンセプト・メイキングのなせる業でしょう。
ギター・ピックを模したルームキーを受け取りワクワクしながら案内されたお部屋は、7階建てのホテルの中でも実に14部屋を占めるスタンダードシングルの一室。「rock star hotel」にはスタンダードの他にペア宿泊者むけのジュニアスイートが2部屋、最上級のスイートルームが1部屋用意されています。“スイート”と聞くと一生縁が無いと思われる読者もいるかもしれませんが、ジュニアスイートなら一泊¥15,000〜、スイートでも¥50,000〜(季節変動あり)と、リーズナブルな価格設定も魅力です。
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