続いて登場した土岐さんは、会場の温かなムードを引き継いで、リリースしたばかりのジャズ・スタンダード・アルバム『STANDARDS in a sentimental mood ~土岐麻子ジャズを歌う~』から“Stardust”でライヴを始めると、類まれな歌声を生かしてジャジーなレッド・ホット・チリ・ペッパーズのカヴァー“Carifornication”や、これからの季節にピッタリのクリスマス・ソング“Christmas in the City”などを立て続けに披露。
また、MCではイベント前に行ったAzumiさんとの対談取材の話も交えながら「クルマをもらえるのかな、と思っていたんですけどそんなわけないですよね(笑)」「クリスマスが近づいてきましたが、この時期、恋人がいない人には別名イルミネーション地獄と言われています」と、冗談を挟む感じが何とも小粋でオシャレ。本編最後となる大ヒット曲“Gift 〜あなたはマドンナ〜”では会場が大きな歓声に包まれた。そして鳴りやまない拍手の中登場したアンコールは、“City Lights Serenade”。街の灯を星座に見立てたこの曲が、ガラス張りの会場内から見渡せる代官山T-SITEのイルミネーションと相まって、印象的なクライマックスとなった。
イベントに参加して感じたのは、音楽好き/クルマ好きなど様々な人々が一堂に会して、分けへだてなく同じ空間を共有する雰囲気。クルマを起点に様々なカルチャーが交差して、普段は出会うことのなかったかもしれない多くの人々の交流の場所が出来る。そんな魅力こそが、このイベントの最大の醍醐味なのだ。果たして、来年はどんな企画が実現するのか……? 今から楽しみにしていても、きっと損はないだろう!
★イベント終了後、素敵なライヴで会場を盛り上げた土岐さん、Azumiさんから出演したコメントを寄せていただきました!
土岐麻子さん「(<スコーピオン・マンス>の音楽イベントとしては)昨年に続いてもう2回目とあって、お客さんもノリがよくて、積極的に楽しみに来ている方が多い、いいイベントだなと思いました。トーク・イベントの時もライヴ・イベントの時も、興味を持ってくださっている感じがすごく伝わってきましたし。クルマのイベントでも、クルマと音楽を越えた何かがまた出来そうな感じがする、そんな印象を受けました。」
Azumiさん「過去に出させて頂いたイベントと比べても、それぞれお客さんやイベントの雰囲気も違うように感じますが、今日は代官山という場所柄なのか、より音楽が好きな方も多いようにも感じました。クルマや音楽など色々なものを好きな方が集まってくれていましたよね。クルマを好きな方でこれをきっかけに私たちの音楽を知ってくれた方もいたでしょうし、私たちの音楽を好きな方でクルマを知ってくれた人もいるでしょうし、これからもそうやって広がっていけばいいな、と思います。」
text by Jin Sugiyama
photo by 横山マサト
Event Information
土岐麻子ワンマンライブ
<TOKI ASAKO 10th ODYSSEY ソロ・デビュー10周年 感謝祭!!>
2014.12.06(土)@ビルボードライブ大阪
2014.12.11(木)@名古屋ブルーノート
2014.12.20(土)@恵比寿The Garden Hall【SOLD OUT!!】
Azumiワンマンライブ
TOKYO ROUND ABOUT -OUR FAVORITE BOURBON MAKER’S MARK-
「Love Lounge vol.4 〜Chrithmas Special〜 」
2014.12.24(水)@Shibuya NOS ORG
OPEN 19:00/START 20:00
ゲスト:社長(SOIL&”PIMP”SESSION/DJ KAWASAKI