一時休業から約3年、新生“渋谷PARCO”が11月22日(金)にリニューアルオープン。B1Fから9Fのフロアには、ファッション、アート&カルチャー、エンターテイメント、フード、テクノロジーなどがテーマ別に整理され、多種多様なエンターテイメントが集まりした。
カルチャー発信の中心地として、再び渋谷の象徴的な存在となる渋谷PARCOの中でも、特に目を引いたのはB1Fのフロア。「CHAOS KITCHEN」をテーマに、バーや居酒屋、レコードショップ、ギャラリーなど、まさしく混沌とした空間が広がっています。Qeticでは、B1Fのフロアから、「米とサーカス」「ユニオンレコード渋谷」「GAN-BAN/岩盤」の3店舗をご紹介します。
渋谷PARCO
B1F 「CHAOS KITCHEN」
米とサーカス
B1Fにある飲食店の中でも、異彩を放つのが獣肉酒家 米とサーカス。このお店では、普段絶対に食べられない特殊な食材を味わうことができます。例えば、カラスとか。
入口と向かいあう壁には、廃棄物を集めたオブジェが埋め込まれています。オブジェの中央、最もカラフルな箇所は、子供達が手放した宝物の数々。新たにペイント、リメイクされ、華美に輝いています。
お酒のつまみにおすすめは「昆虫の盛り合わせ」のタガメの塩漬け。裁縫ハサミで解剖可能です。店員さんによると、盛り合わせは「イナゴあたりからが食べやすい」とのこと。歯に虫が引っかからないよう、気をつけて食べましょう。他にも仰天メニューが満載です。
ユニオンレコード渋谷
ディスクユニオンからアナログレコード専門店となる「ユニオンレコード」が出店。53年前の1967年に、ディスクユニオンの前身として昨年新宿に復活した専門店が、渋谷に登場です。
ロック、J-POPを中心に新品、中古のレコードが揃う本店は「レコードを気軽に楽しめるお店」として、初心者から上級者までその魅力に触れることができます。壁一面にオールジャンルのレコードが展示され、意識をレコードディグに集中させる、隅々まで響き渡る音は、日本を代表するオーディオブランド・Accuphase E-250から。
また、オープン記念としてken kagami(加賀美健)とのコラボレーショングッズも販売中。“加賀美フォント”で描かれたスリップマット、Tシャツ、トートバッグ、バッジの中でも、赤と黒のカラーリングが象徴的なディスクユニオンカラーはこの店舗のみで購入可能です。
GAN-BAN/岩盤
そして、<フジロック>オフィシャルショップのGAN-BAN/岩盤が、進化して渋谷PARCOに帰ってきました。2000年12月当時の渋谷PARCO・クアトロにオープンし、同ビル閉館の2008年まで営業。その後2017年1月に池袋P’パルコに移転し営業を続け、ついに新生渋谷PARCOに移転オープン。
店舗中央にあるのは、相澤 陽介氏(White Mountaineering)によるフジロック・コレクション。公式通販/会場のみでしか購入することができなかったこのコレクションが実店舗販売されるのは初のこと。さらに11月22日(金)のグランドオープンを記念して「フジコレ19 2nd」として、新たにロングTシャツとコーチジャケットがラインナップ。GAN-BAN店頭のみで販売される限定アイテムとなっています。
フジコレ19 2nd<GAN-BAN GRAND OPENING LIMITED ITEM>
・WM printed long sleeves t-shirt
・WM coach jacket
店内のブースにはPioneer DJからCDJの2000NXS2、DJM-900NXS2(ミキサー)が完備。「IBO Bluetooth SPEAKER」が、店舗の四つ角に設置されています。スピーカーは<FUJI ROCK FESTIVAL>の場外にあるGAN-BANブースでも使用されている優れもの。さらに、<フジロック>WHITE STAGEの音響を担当しているトライオーディオの東氏が店内の音響をプロデュースし、まるで<フジロック>会場にいるような臨場感のある音を、新店舗で体感することができます。
また、店内スクリーンには、映画館の上映スケジュールをモチーフにした、ライブ情報をチェックすることができます。
そのほか、ビュロー菊地オンラインショップなどで販売されていたFINAL SPANK HAPPYの1stアルバム『mint exorcist』が、渋谷PARCOにあるGAN-BANのみで店舗販売スタート。また、<フジロック>主催、SMASHの日高正博代表が昨年新たに設立したレーベル〈REXY SONG〉のリリース作品が揃っています。渋谷PARCOに訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。