Innovators Session #3 “The Leaders”
登壇者
株式会社NTTデータ ITサービス・ペイメント事業本部 交通・通事業部 統括部長 林田敏之さん
アクセンチュア株式会社 チーフ・マーケティング・イノベーター 加治慶光さん
株式会社三越伊勢丹ホールディングス 秘書室 特命担当 部長 北川竜也さん
このセッションのテーマは、ずばり、「俺のイノベーション」！！
トップバッターは株式会社NTTデータの林田さん。今の日本の大企業の問題点とを、「未だに昭和のマインドを引きずっている」と、初っ端から一撃！ 「これからはゼロから１を作る人材が必要になる。前例がないことに取り組みことに恐れない。」 また、「社会を見た時に、本質的に大企業がやるべきことは何なのか。」という自身のテーマをオーディエンスとシェア。その答えとして掲げたのが、『B（＝Business） to S（＝Social）』の考え方。「社会のために仕事をしよう！」と、林田さんらしいポジティブシンキングな言葉が！！ さらに、林田さんの取り組みもご紹介。「価値観の異なるヒトが交じり合ったらイノベーションが生まれる」というコンセプトに基づいたOpen Innovationなどを挙げ、企業通路の開拓や多様性を認める企業通路の調整を目指していらっしゃいます。
「直感でいいと思ったらまずは行動する！」「限界を決めない！」などと、新しく生まれるであろうリーダーを激励！
お次はアクセンチュア株式会社の加治慶光さんがマイクを握ります！
加治さんが示したのが、世界の各地域の２０１５年から2030年までの人口ピラミッドの推移。「この図を見て気が付いたことと、社会として安定している／していないピラミッドはどれか？」と問いかけた上で、1955年の日本のピラミッド型と現在のアフリカのピラミッド型が類似していることを共有。講師の経験を持つ加治さん、まるで大学教授のよう！ オーディエンスも挙手～発言の参加で、本当に講義の場にいる気分、まさに臨場感をビンビン感じマス！
「我々が経験してきた様々な仕組みや政策を、アフリカに語ることができ、アフリカの社会が安定するかもしれない。世の中の役に立つものを考え続けたい。」と加治さんは語られました。
さらに、米スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授の著書、『計画された偶発性理論（Planned Happenstance Theory）』にある「幸せなキャリアは、偶然によって導かれる」という理論と、「ビッグ・アイディア・クラウド」という言葉を紹介。「＜しんびじ＞に集うヒトのアイディアを集結させれば、これからのキャリアの在り方に対峙する、色々なヒントになるのでは？」と力説していただきました。
ラストは株式会社三越伊勢丹ホールディングスの北川竜也さんの登壇！
冒頭で「イノベーションは意図して起こすのは無理。ただ、新しいことをすることだけがイノベーションなのか？」という北川さんのコンセプトをサジェスト！ と言うのも、三越伊勢丹との出会いがきっかけだったとか。「130年の歴史で培われた財産の膨大さに圧倒された。みんなが欲しいものを百貨店は全部持っている。それが使われないのはおかしい。」「日の目を見ない価値のあるものを次の世代に変えるということが『組み合わせ』であり、『組み合わせ』の試行錯誤の中に光る答えを見出すのが自分の仕事」と語られました。
最新のファッションミュージアムを誇る経験から、「ファッションは人生を変える」と熱弁。確かに、伊勢丹デパートってウィンドウショッピングしてるだけでウキウキしますよね？ さらに、社会の至る所に入り込むテクノロジーの存在にも触れ、「ファッション×テクノロジー」の領域の発達を予想。因みに、あの巷で有名な『ISETAN-TAN-TAN』のPVに北川さんは登場して……いません（笑）
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