暖かくなり始めた今日この頃、やっぱり気になり始めるのは蚊の存在だ。気づけば噛まれたりして、何日も痒さで身悶えてしまう、なんてこともしばしば。でもエレクトロニック・ミュージック好き、もっといえばスクリレックス(Skrillex)好きのあなたならもう大丈夫。
スクリレックス「Scary Monsters And Nice Sprites」には、蚊を寄せ付けない力がある!?
ある研究結果によると、スクリレックスが2010年にリリースしたアルバム『Scary Monsters And Nice Sprites』のグラミー賞を受賞したタイトル曲には、蚊を寄せ付けない音が発せられているようだ。
この曲は聴いたことのある方ならご存知の通り、極端な高音と低音がミックスされた楽曲となっており、そのミックスされた音が蚊から守る効果を発揮するようなのだ。
研究チームは「虫は低周波の音響に反応して生殖活動を活発に行うようになりますが、一方でノイズは同種間、また宿主に対する知覚機能を阻害する作用をもたらす」と説明しており、そのちょうどいい組み合わせが「Scary Monsters And Nice Sprites」には収録されているようだ。
また「「Scary Monsters And Nice Sprites」が流れている環境下においては、蚊の吸血活動が著しく低下している」ことが研究で判明している。さらに生殖行動についても、この楽曲が流れている状況下だと、かなり頻度が低くなることも明らかになったとのこと。つまり、蚊が病原となりうるマラリアやデング熱の伝染も防ぐことができるということになる。なんて万能なんだろう。
しかもメスの成熟した蚊はこの音楽を聴くことを楽しんでいる、ということも研究結果で示されている。人間の女性だけでなく、蚊でさえも楽しませてしまうスクリレックスは、まさに稀代のプレイボーイといっても過言ではないだろう……なんて。