話題の「100チェロ」が、ついに日本に上陸!
2019年8月、ジョヴァンニ・ソッリマによる「100チェロ」が日本に初めて上陸し、東京/江戸文化の中心地、墨田区の<すみだトリフォニーホール>にて開催される。ソッリマの希有な才能を軸とし、100人のチェロが東京から世界に通じる創造性溢れるアート表現を発信。
100チェロとは?
「100チェロ」は、世界的な天才・鬼才チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマを中心に、国境、世代、キャリア、ジャンルを超えて100人のチェリストが集い、圧倒的なエネルギーに溢れたチェロ・ アンサンブルを披露する創造的かつ革新的なプロジェクト。ソッリマのもと、クラシックからバロック、ロックにワールド・ミュージックまで、様々なジャンルの楽曲を自由な発想と表現欲の赴くままに芸術性の高いアートへと昇華する。2012年以来、ヨーロッパ各地で開催し、そのつど幅広くチェリストを募集し、キャリアや世代などの垣根を超えた自由な音楽文化の発信を続けている。
「100チェロ」企画は、世界の音楽界で名を馳せている破天荒な天才チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマと、エンリコ・メロッツィ により、2012年にローマで立ち上げられたプロジェクト。 もともと、18世紀に建てられた由緒あるローマのヴァッレ劇場が廃墟になっていた様を嘆き、その復活を願って、ヴァッレ劇場の創造的エネルギーを高める企画として、友人のチェリスト、メロッツィと共に、100チェロ企画を発足させた。 ヴァッレ劇場は3年間もヨーロッパ中の演劇、音楽、舞踊のアーティストたちが占拠、演目を創造し、見事に復活を成し遂げた。今ではその復活劇はひとつのカルチャー・モデルとして、ローマのアート・カルチャーの『神話』となっている。 その後、ソッリマは「100チェロ」プロジェクトを発展させ、2014年には、かつて巨匠ロストロポーヴィチが166人のチェリストを集めて行ったベルリンの壁崩落10周年記念公演の理念を継ぐ存在として、「自由」と「音楽文化」を守るというメッセージを込めた第2回公演を開催。その後もブダペストやミラノ、シチリアなど多数の場所で展開している。
Giovanni Sollima, “Daydream” (Sogno ad occhi aperti)
100チェロの参加チェリスト募集
本公演は、チェロと音楽によって、キャリアや年齢などのあらゆる垣根を越え、自由な創造性を追求するプロジェクト。プロ、アマチュア、国籍、ジャンルなどの制限はなく、「たくさんの仲間と共に、楽しく自由な表現をしたい!」というチェリストの参加応募を受け付けている。
作曲コンクール募集
日本初の「100チェロ」のために新たな楽曲を作り出す、作曲コンクールも募集している。この作曲コンクールは、チェロの可能性を広げるため、ジョヴァンニ・ソッリマとエンリコ・メロッツィが企画するもの。このコンクールは事前に作曲した楽曲を審査するものではなく、8/10にすみだトフリフォニーホールの一室に作曲者全員が集まり、ソッリマとメロッツィによるインストラクションの後、その場で一斉に作曲を行う。審査はソッリマとメロッツィほか数名で行い、選考された楽曲は、8/12に「100チェロ」すみだトリフォニーホール公演で演奏される。
「チェロはグループの表現を創造するのにもってこいの楽器なんだ。
チェロは広い音域を持つため、たくさんのことを可能にしてくれるし、
人間の声にもっとも近い楽器と言われているからね」
by ジョヴァンニ・ソッリマ