あのThom Yorke(トム・ヨーク)も革新的なインスピレーションとして名前を上げる、UKのウエスト・ミッドランズから生まれた鬼才、Actress(アクトレス)。マーキュリー賞にノミネートされたデビュー作『Hazyville』や、世界中を熱狂させ、Pitchforkにて「Best New Music」を獲得した『R.I.P.』、「最後の作品か?」と噂されたゲットーの狂乱を知的に描いた最高傑作『Ghettoville』などのリリースにより、現在のクラブ・シーンにおいて確固たる存在感と影響力を放ち続ける男が、〈!K7〉の人気DJミックス・シリーズ、『DJ-KICKS』が4月22日(水)にリリース決定。
彼の初となるオフィシャルDJミックスでは、過去の作品で参照してきたテクノ~ベース・ミュージックを懐かしみ、戯れるかのように、その獰猛ともいえるサウンドの源泉をリスナーに突きつけつつ踊らせる、漆黒のダンス・ミュージック・ミックスを供給してくれる。
Marty Bondsによる幻のデトロイト・プロジェクト:Reel By Realやデトロイト・テクノ第2世代のJohn Beltran、シカゴとデトロイトを結ぶChez N Trent、そして、Larry Heardの伝説の名義:Gherkin Jerksといった選曲から滲み出るActressのデトロイト~シカゴ産電子音楽へのピュアな慕情に、多くのダンス・フリークスは心震えること間違いなし!
今回も『DJ-KICKS』の伝統である、このミックスのためのエクスクルーシヴ・トラックを収録(TRK-16/19)。Actressによる新曲(19)“Bird Matrix”は、BPM100前後のミッド・テンポに乗って、ダークで煙たいノイズや信号音のようなキーボードがゆったりと溶けていく、どこかデトロイトへの強烈な意識、憧れも感じさせる極上の1曲。シリーズ49作目にして、最も荒廃したマシーン・サウンドの印象を聴き手の鼓膜に刻むゲットー発、宇宙行きの『DJ-KICKS』、ここに完成!
(edit by Kazuya Ishibashi)
Release Information
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